動画生成AI「NoLang」に辞書機能を追加 固有名詞や専門用語の読み上げ精度を改善

NoLangのマイページに追加された「読み方一覧」画面で、テキストと読み方を登録するフォームと登録済み項目の表示

この記事の要点

  1. 株式会社Mavericksは動画生成AI「NoLang」に、固有名詞や専門用語の読み方を任意に登録できる辞書機能を追加しました。
  2. 辞書機能ではテキストと読み方をペアで登録でき、AIが誤読しやすい固有名詞も意図した発音で正しく読み上げられるようになります。
  3. 登録した読み方はマイページの「読み方一覧」からいつでも編集や削除ができ、表記ゆれや業界特有の専門用語にも柔軟に対応可能です。
  4. 本機能は日本語で生成した場合のみ反映され、編集後の再生成では適用されない仕様のため、初回生成前に辞書を登録するのが推奨です。

日本発、動画生成AI「NoLang(ノーラン)」を提供する株式会社Mavericks(本社:東京都文京区、代表者:奥野 将太)は、動画生成AI「NoLang」に新機能「辞書機能」を追加したことをお知らせします。本機能は、製品名や専門用語、経営者名など、AIが誤読しがちな企業独自の固有名詞の「正しい読み方」を一度登録するだけで、AIが正確な発音を学習し、それ以降AIが動画を生成する際、登録された固有名詞や専門用語を正しい発音で読み上げます。法人プランにおいては、その辞書データを社内で共有することが可能です。

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ビジネス動画の「ナレーション制作」に潜む、コスト・時間・品質の三重苦

近年、社内教育・研修、IR、マーケティング、営業、会社紹介など、あらゆるビジネスシーンで動画活用が急速に拡大しており、52%の企業が社内で動画を活用しています。1

これらの動画において、ナレーションの「質」は極めて重要です。例えば、学会発表の動画における実験では、低音質だと高音質の動画と比較して5点満点の総合評価が平均で約0.6ポイント低下し、「話の良さ」「好感度」「研究の重要性」などすべての項目で悪化しました。2これはビジネスシーンにも通じる課題であり、例えば研修動画において、音声の質は学習効果や理解度に直結すると考えられます。

しかし、そんな動画に不可欠な、ナレーションの「質」の担保において、多くの企業が深刻な課題に直面しています。外注する場合には、1本あたり数万〜数十万円という高額なコストと、発注から納品までに時間を要するリードタイムの問題が発生します。特に、動画制作に大きな予算を割きにくい中小企業にとって、外注のハードルは極めて高いのが実情です。

この課題を回避するために、社員が自らナレーションを収録(内製)しようとすると、収録の手間や機材コストに加え、担当者によって発音が異なったり、自社製品名や専門用語の「読み方」が社内で統一されないといった品質問題も発生します。

こうした「コスト・時間・属人化・品質」の全てを解決する手段としてAI音声の活用が期待されましたが、従来のAIは「企業独自の固有名詞」を適切に発音できないという課題がありました。例えば、サービス名「NoLang」の正しい読み方が「ノーラン」であっても、「のーらんぐ」と発音してしまう、といったケースです。AIが読み間違えるたび、担当者が手作業で修正する必要があり、この「AIの読み間違い修正工数」が、かえって動画制作の生産性を低下させる要因となっていました。

AIに“正しい日本語”を学習させ、社内で共有できる「辞書機能」を搭載

こうしたナレーション制作のあらゆる課題を根本から解決するため、この度、動画生成AI「NoLang(ノーラン)」は「辞書機能」を新たに追加いたしました。

本機能は、任意の「テキスト(表記)」と、それに対応する「正しい読み方(発音)」を登録できる機能です。一度辞書に登録するだけで、それ以降AIが動画を生成する際、登録された固有名詞や専門用語を正しい発音で読み上げます。

さらに、法人プランではこの辞書データを社内(チーム)で共有することが可能です。これにより、「この専門用語はこう読む」といった担当者個人の暗黙知や、部門ごとにバラバラだった「読み方のナレッジ」を、組織の「形式知(資産)」としてAIに蓄積できます。

辞書機能の使い方はとても簡単です。

①NoLang上のマイページから読み方一覧のタブを選択。

②表示された画面内で、テキストとその読み方を正しく入力。

③読み方登録の欄の右側にある緑色のボタンを選択。

④登録した読み方が画面上に表示されたら登録が完了!

マイページの読み方一覧を開き、テキストと読み方を入力して登録するまでの4ステップを示した操作画面
一度設定した読み方はいつでも編集および削除が可能です。

【具体的な活用シーン】正確性が求められる専門領域で即時対応

「辞書機能」は、AIが苦手とするビジネス特有の読み間違いを完全に制御し、特に情報の「正確性」が求められる以下のシーンで即時に威力を発揮します。

IR・広報

投資家やステークホルダーに正確な情報を伝えるIR動画において、AIが誤読しがちな経営者の氏名(例:「河野(こうの)」を「かわの」)や、アルファベットの略語(例:「IR(あいあーる)」を「いーる」)の読み方を辞書に登録。企業の信頼性を担保する正確なナレーションを自動生成します。

医療・製薬

医療従事者向け研修や患者向け説明動画で、一般には難解な医薬品名や病名(例:病名の「播種(はしゅ)」を「ばんしゅ」と誤読)など、専門的な読み方を正確に発音させることが可能です。

製造・IT

社内向け操作マニュアルや顧客向けトレーニング動画で、独自の製品型番や、「DX(でぃーえっくす)」を「どっくす」と読むような略語、または「Live2D(らいぶつーでぃー)」といった特定の技術名称も、意図した通りの発音に統一します。

金融・法務・教育

コンプライアンス研修やe-ラーニング教材において、文脈によって読み方が変わる専門用語(例:金融用語の「市場(しじょう)」を「いちば」と誤読させない)も、辞書機能で正確に制御し、学習効果の高い動画コンテンツを効率的に制作します。

今後の展望

株式会社Mavericksは、今後も「辞書機能」のさらなる精度向上や対応言語の拡充を進めてまいります。動画生成AI「NoLang」を通じて、企業のあらゆるコミュニケーション活動における生産性向上と品質担保を支援し、個人のリスキリングと社会の持続的成長を支える「知の伝達」インフラとなることを目指します。

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脚注

  1. 出典:株式会社デージーネット『社内動画の活用』

  2. 出典:Newman & Schwarz (2018, Science Communication)

よくある質問

辞書機能はどこから設定できますか?
NoLangのマイページ内にある「読み方一覧」から、テキストと読み方を入力して登録できます。
登録した読み方はあとから変更できますか?
はい、読み方一覧の各項目から編集アイコンで修正、削除アイコンで削除が可能です。
辞書機能はどの動画にも適用されますか?
日本語で生成した場合のみ反映されます。また、編集後の再生成では適用されないため、初回生成前の登録を推奨します。

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