日本発、動画生成AI「NoLang(ノーラン)」を提供する株式会社Mavericks(本社:東京都文京区、代表者:代表取締役社長 奥野 将太)は、この度、スライド生成機能に不動産業界向けのサンプルスライドを新たに追加しました。物件情報PDFや間取り図、管理システムの運営データ、収益シミュレーションExcel、法令文書PDFなどの既存資料をそのまま素材として投入するだけで、物件紹介・顧客提案・オーナー向け運営報告・投資提案・宅建業務研修など、不動産仲介・販売・管理・投資の現場で頻繁に発生する資料をスライドと動画として一気通貫で生成できます。資料作成の負担を軽減しながら、顧客対応や提案活動に注力できる環境の実現に貢献します。
物件紹介・提案・運営報告が重なる不動産現場。高齢化と人員不足で膨らむ資料作成負担
不動産仲介・販売・管理・投資の現場では、物件紹介資料、顧客別の提案書、オーナー向け運営報告、市場動向レポート、投資提案書、宅建業法関連の研修資料など、物件単位・顧客単位でカスタマイズが必要な資料作成業務が日常的に発生します。不動産テック市場規模は2022年度で9,402億円(前年度比21.1%増)に達し、2030年度には2022年度比約2.5倍の2兆3,780億円まで拡大すると予測されており1、DX推進の必要性を「推進すべき」と回答する企業は99.0%に達します2。その一方で、現場の人員は減少が続いており、限られたリソースで資料作成をこなす体制が追いつかなくなっているのが実情です。
資料作成にかかる負担は、不動産業に限らず営業職全体で重い業務実態となっています。営業現場における業務実態調査(2021年、営業・営業企画職400名対象)では、最も時間がかかる業務として「資料作成」が30.5%で最多となり、1人あたり年間619時間、人件費換算で約167万円ものコストが資料作成に費やされていると報告されています3。不動産業ではさらに、物件ごとに異なる情報シート・間取り図・写真をもとに紹介資料を再構成したり、顧客のヒアリング条件に合わせて提案物件を差し替えたり、管理物件単位でオーナー向け月次報告を整えたりと、物件・顧客ごとのカスタマイズが前提となる業務が多く、営業担当者の時間を大きく圧迫します。加えて、宅地建物取引業法は近年も頻繁に改正が行われており、2025年1月・4月にも施行規則の改正が施行されるなど4、研修資料や重要事項説明に関する運用資料の更新も継続的に発生します。
こうした負担を吸収すべき不動産業界の人員は年々厳しさを増しています。国土交通省「不動産業ビジョン2030」参考資料によると、不動産業の就業者のうち約5割が60歳以上と高齢化が進んでおり、全産業平均よりも平均年齢が高い水準にあります5。さらにIPA「DX動向2024」によると、DX推進人材が「大幅に不足している」と回答した企業の割合は62.1%と、調査開始以降初めて過半数を超えました6。不動産業界でもデジタル化・業務効率化への意欲は高まっている一方、制作リソースの不足から、物件紹介資料やオーナー向け報告、研修資料の整備が後回しになりやすい現場の実情があります。
NoLangではこの課題に対応するため、スライド生成機能に不動産業界向けのサンプルスライドを新たに追加しました。
物件資料や運営データを素材にスライドと動画を一気通貫生成。不動産業界向けに新搭載
NoLangのスライド生成機能は、テキストやPDFなどの素材をもとに、図表・グラフ・見出し付きのスライドを自動生成し、さらにそのままナレーション付き動画として出力できる機能です。スライドの作成から動画化までを一つのサービス上で完結できる点が特長であり、従来であれば資料作成ツールと動画制作ツールを別々に用意し、それぞれの操作を習得する必要があった工程を一気通貫で実現します。不動産業界で日々蓄積されている物件情報PDF、間取り図、物件写真、管理システムの運営データ、収支レポート、市場データ、レインズ取引事例、収益シミュレーションExcel、法令文書PDFなどの既存資料をそのまま素材として投入できるため、現場に眠る情報資産を活かしながら、紹介資料・提案資料・報告資料・研修資料へと展開していくことが可能です。
今回、このスライド生成機能に不動産業界に特化したサンプルスライドを新たに追加しました。サンプルスライドをテンプレートとして選択することで、用途に合ったデザイン・構成のスライドをすぐに作成開始できます。たとえば、物件紹介資料を作成したい場合、該当するサンプルスライドを選び、物件情報PDF・間取り図・物件写真をアップロードするだけで、紹介スライドが自動生成され、そのまま内見前の事前案内資料やポータル掲載用資料、物件紹介動画として活用することができます。
不動産仲介・販売・管理・投資など、不動産業界のさまざまな業務シーンでの活用を想定したサンプルスライドを用意しており、専門的なデザインスキルがなくても、高品質な紹介資料・提案資料・報告資料を制作することが可能です。
物件紹介から運営報告・投資提案・法令研修まで対応する5つの不動産サンプルスライド
今回追加した不動産業界向けサンプルスライドの中から、代表的な5つの活用例を紹介します。いずれも、不動産仲介・販売・管理・投資の現場で頻繁に発生する資料作成・研修ニーズに対応しています。
1つ目は「物件紹介スライド」です。購入・賃貸を検討する見込み顧客を対象に、物件概要・間取り・周辺環境・設備・アクセスをまとめた紹介スライドを生成できるサンプルです。物件情報PDF・間取り図・物件写真をそのまま素材として投入するだけで、見栄えの整った紹介スライドを短時間で作成することが可能です。内見前の事前案内や商談、ポータル掲載用資料を効率的に整備でき、物件ごとに品質の揃った紹介資料を用意できます。
2つ目は「顧客別の物件提案スライド」です。購入・賃貸を検討する顧客を対象に、ヒアリング条件に合わせて複数物件を比較・提案するスライドを生成できるサンプルです。物件情報PDF・顧客ヒアリングメモ・エリア情報を素材として投入するだけで、顧客面談ごとに最適化された提案資料を短時間で作成することが可能です。これにより、営業担当者が顧客対応に割ける時間を増やし、提案品質と対応スピードを両立できます。
3つ目は「オーナー向け物件運営報告スライド」です。不動産オーナー(個人・法人)を対象に、賃貸物件の入居状況・収支・募集状況・修繕計画を図表付きでまとめた運営報告スライドを生成できるサンプルです。管理システムの運営データ・収支レポート・修繕履歴を素材として投入するだけで、管理物件ごとの定期報告資料を効率的に作成することが可能です。オーナーとの継続的なコミュニケーション品質を維持しながら、管理会社の制作負担を軽減できます。
4つ目は「投資物件の収益説明スライド」です。投資家・富裕層顧客を対象に、物件概要・収益性分析・キャッシュフローシミュレーション・リスク分析をまとめた投資提案スライドを生成できるサンプルです。物件データ・収益シミュレーションExcel・エリア分析資料を素材として投入するだけで、物件ごとの収益シミュレーションを反映した提案スライドを短時間で作成することが可能です。投資家商談における説明品質と提案スピードを両立できます。
5つ目は「宅建業務・法令研修スライド」です。宅建士・営業社員・新人研修を対象に、宅建業法・契約法務・重要事項説明・物件調査など業務知識の研修スライドを生成できるサンプルです。法令文書PDF・社内マニュアル・事例集を素材として投入するだけで、研修スライドを短時間で更新することが可能です。年次研修・新人研修の資料鮮度を維持しながら、教育担当の制作負担を抑えられます。
今後の展望
NoLangは引き続き、不動産業界の資料作成・研修運営にかかる負担の軽減と、物件紹介・顧客提案・オーナー報告・投資提案の効率化に貢献するための機能強化を進めてまいります。
脚注
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矢野経済研究所「不動産テック市場に関する調査(2024年)」(2023年の日本の不動産テック市場規模および2030年度予測 ↩
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イタンジ株式会社・不動産テック企業7社共同「不動産業界のDX推進状況調査 2024」(不動産業界におけるDX推進意向調査 ↩
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スマートスライド「営業現場における業務実態調査2021」(営業・営業企画職400名対象、2021年10月実施 ↩
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契約ウォッチ「【2025年1月・4月施行】宅地建物取引業法施行規則改正のポイント」(囲い込み防止・業者票の記載事項などに関する改正 ↩
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国土交通省「不動産業ビジョン2030 参考資料集」(不動産業就業者の年齢構成 ↩
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IPA(独立行政法人情報処理推進機構)「DX動向2024 - 深刻化するDXを推進する人材不足と課題」(2024年公開 ↩