YouTubeショート動画は、スマホで撮影して作る方法と、手元の素材や台本を編集して作る方法があります。 まずは「何を見せられるか」で作り方を選び、動画のサイズと長さを決めましょう。
この記事では、YouTubeアプリでの撮影から、NoLangで台本を縦型動画にする手順、投稿前の確認までを説明します。 作例の題材は「デスクを整える5つのコツ」です。 撮影から始める場合は「スマホのYouTubeアプリで撮影する」、文章から作る場合は「NoLangで台本から縦型動画を作る」へ進んでください。
素材に合わせてショート動画の作り方を選ぶ
最初に、手元にあるものを確認します。 商品や手元の動きを見せたいなら撮影し、写真や動画が揃っているなら必要な場面を選んで編集します。 話したい内容はあるものの映像がない場合は、台本から映像とナレーションを作る方法があります。
| 手元にあるもの | 作り方 | 用意するもの | この記事の手順 |
|---|---|---|---|
| これから撮影する対象 | スマホのYouTubeアプリで撮影して編集 | スマホ、見せる対象、撮影場所 | スマホのYouTubeアプリで撮影する |
| 写真や撮影済みの動画 | 素材を読み込み、必要な場面をつないで編集 | 使用できる素材、伝える順番 | サイズと長さを決める/字幕と音を確認する |
| 話したい内容や台本 | NoLangで映像とナレーションを作って編集 | 読み上げる文章、映像の希望 | NoLangで台本から縦型動画を作る |
自分がYouTubeに公開した長尺動画を使う場合は、「リミックス」から「ショート動画として編集」を選ぶ方法もあります。 この機能で元動画から選べる範囲は60秒以内です。 通常のショート動画の上限である3分とは別の条件なので、切り出したい長さを確認して選びましょう。 利用できる動画の条件は、YouTubeのリミックスに関する公式ヘルプで確認できます。
Instagramにも展開する場合は、Instagramリール動画の作り方で、リール側の編集と投稿の手順を確認してください。
ショート動画のサイズと長さを決める
これから標準チャンネルへアップロードする動画は、正方形または縦長で、3分以内ならYouTubeショートに分類されます。 これは2024年10月15日以降のアップロードに適用される条件です。 過去の動画や公式アーティストチャンネルについては適用日が異なるため、3分間のYouTubeショートに関する公式ヘルプを確認してください。
編集を始めるときは、投稿条件に加えて、被写体と文字をどう配置するかも決めます。 縦型の解説動画なら、9:16の画面を選び、伝える内容を30〜45秒程度に収める構成から試せます。
| 項目 | ショートの条件・確認する点 | 縦型動画の設定例・目安 |
|---|---|---|
| 画面の形 | 正方形または縦長 | 9:16の縦型 |
| 長さ | 3分以内 | 30〜45秒程度を目安に内容を組み立てる |
| 動画の寸法 | 縦横比と区別して確認する | 幅1080×高さ1920px |
動画の寸法は「幅×高さ」の順で読みます。 1080×1920pxは縦長、1920×1080pxは横長です。 素材の写真が縦長でも、編集画面や書き出しの設定が横長なら、完成動画は横長になることがあります。 設定欄だけでなく、書き出したファイルの幅と高さを確認しましょう。
文字や被写体は、画面の下端や右端に寄せすぎないように配置します。 再生時にはタイトルや操作ボタンなどが重なり、端末によっても見え方が変わるためです。 また、9:16の動画でもすべてのスマホ画面を余白なく埋めるとは限りません。 余白を映像自体に焼き込む前に、動画サイズとプレーヤーの表示に関する公式ヘルプも確認してください。
伝えることを一つに絞り、台本と素材を用意する
短い動画では、見終わった人に何を覚えてほしいかを一つ決めると、使う場面を選びやすくなります。 「片づけのコツ全般」よりも、「机の上の物を戻す場所を決める」のように、具体的な行動を扱います。
今回の作例は「デスクを整える5つのコツ」です。 五つのコツを順に紹介し、それぞれの行動をイラストで示します。 各項目は、番号、短い要点、内容に合うイラストを組み合わせて見せます。
| 項目 | 伝える内容 | 見せるもの |
|---|---|---|
| 1 | 使わない物を机から移す | 机の物を脇の箱へ移す人物 |
| 2 | 小物の定位置を決める | 小物を青いトレーへまとめる人物 |
| 3 | 紙類を一か所にまとめる | 紙類を白いファイルケースへ入れる人物 |
| 4 | ケーブルをまとめる | 配線を結束具でまとめる人物 |
| 5 | 小さな収納を追加する | 机の脇に小さな引き出し収納を置いた状態 |
撮影で作る場合は、表の「見せるもの」を撮影メモに置き換えます。 素材を先に大量に集めるよりも、各場面で必要なものを決めてから用意すると編集時に迷いません。
商品を題材にする場合は、特徴を並べるだけでなく、使う場面や操作を見せる構成も考えられます。 具体的な組み立て方は、商品紹介動画の作り方で説明しています。
スマホのYouTubeアプリで撮影する
スマホで撮る場合は、YouTubeアプリのショート作成機能から始められます。 以下はYouTube公式のAndroid向け作成手順に基づく流れです。 アプリの表示に合わせて操作してください。
- YouTubeアプリにログインし、作成アイコンから「ショート」を選びます。
- 秒数の表示で録画時間を選び、撮影ボタンで録画を開始します。もう一度タップすると停止します。
- 必要な場面を撮り終えたら「完了」を選び、動画をプレビューします。
- 音声やテキストなどを加え、表示する内容とタイミングを確認します。
- 「次へ」からタイトルや視聴者層などの設定へ進みます。詳しい設定内容は後述の投稿手順で確認します。
撮影済みの素材を使う場合は、ショート作成画面の「追加」から手元の素材を選びます。 一つの説明が終わったところで場面を切り替え、言葉と映像の内容が食い違っていないかを確認してください。 音楽を選ぶ際には、その曲を使用できる秒数も画面で確認します。
途中で作業を止める場合は、下書きとして保存できます。 投稿設定まで進んでも、公開範囲を確認し終えるまではアップロードを確定させず、映像と設定を見直しましょう。
NoLangで台本から縦型動画を作る
NoLangでは、テンプレートに題材と台本を指定して縦型動画を作れます。 下の入力例のように、題材と紹介したいポイントをまとめて伝えます。 自分のテーマで作るときは、五つのコツを書き換えてみてください。
デスクを整える5つのコツ
「デスクを整える5つのコツ」を紹介する縦型ショート動画を作ってください。 使わない物を移す、小物の定位置を決める、紙類をまとめる、ケーブルをまとめる、収納を追加する、の5点をイラストと日本語ナレーションで説明してください。
字幕と音を確認して仕上げる
生成や編集が終わったら、一度は音を出さずに再生します。 字幕だけで話の順番が追えるか、説明している物が画面に出ているかを確認するためです。 一画面の文字量が多ければ、意味のまとまりに合わせて字幕を分け、読む時間を確保します。
続いて音を出し、ナレーションを最初から最後まで聴きます。 単語の読み方、文章の切れ目、声と字幕のタイミングを確認してください。 BGMで声が聞き取りにくい場合はBGMの音量を下げ、末尾に不要な無音や余った映像がないかも確かめます。
| 確認するもの | 見る、聴くポイント |
|---|---|
| 映像 | 台本で説明している対象が映っているか。不要な画像や文字が残っていないか |
| 字幕 | 読み切る前に消えないか。改行や表示位置が不自然でないか |
| ナレーション | 読み違いがないか。字幕と同じ内容を伝えているか |
| 音量 | 声が聞き取れるか。音割れや極端な音量差がないか |
| 冒頭と末尾 | 最初の言葉が欠けていないか。説明のあとに不要な間がないか |
編集画面で問題がなくても、書き出したファイルを再生して確認します。 投稿に使うのはそのファイルなので、映像と音声に加え、幅、高さ、長さも最終版で確かめておきます。
YouTubeにアップロードして投稿設定を確認する
パソコンから投稿する場合は、YouTube Studioの「作成」から「動画をアップロード」へ進み、完成ファイルを選びます。 スマホで撮影した場合は、YouTubeアプリの「次へ」から詳細設定へ進めます。 アップロードの条件は、パソコンからショート動画をアップロードする公式手順でも確認できます。
タイトルと視聴者層を設定する
タイトルは、その動画で何がわかるかを表すものにします。 今回なら「デスクを整える5つのコツ」のように、対象と内容が伝わる書き方です。 「#Shorts」は、ショート動画に分類されるための必須条件ではありません。 先に動画の縦横比と長さを確認しましょう。
視聴者層では、その動画が子ども向けに制作されたものかを指定します。 「子どもも安心して見られる」という理由だけで、子ども向けに該当するわけではありません。 想定した視聴者や題材、登場するキャラクターなどを、YouTubeの子ども向けコンテンツの判断基準に照らして選びます。
AIの使用と音源の利用条件を確認する
AIを使った動画は、何を生成したかによって開示の判断が変わります。 実在の人物がしていない発言や行動をしたように見せるなど、現実と誤認され得るリアルな生成や大幅な改変には開示が必要です。 台本の案出しや字幕作成などの制作補助だけであれば、開示の対象には含まれません。 投稿時の「AIの使用」の項目は、改変または合成コンテンツの公式基準と実際の映像を照らして判断してください。
音楽や素材については、YouTubeへの投稿に使用できるか、クレジット表示が必要かを確認します。 YouTubeのショート作成ツールで音楽を選ぶ場合も、曲ごとに使える長さが違います。 特に、1分を超えるショート動画に有効なContent IDの申し立てがあると、動画は世界中でブロックされます。 該当する場合の扱いは、3分間のショートと音楽に関する公式ヘルプで確認してください。
チェック結果と公開範囲を確認する
Studioのチェック画面で問題が表示されたら、内容を確認してから公開へ進みます。 チェックが終わっても、将来の著作権の申し立てが一切ないという保証にはなりません。 素材の利用条件は、投稿前に自分でも確認しておきます。
公開範囲は、全員が視聴できる「公開」、リンクを知っている人が視聴できる「限定公開」、自分や指定した相手に視聴を限定する「非公開」から選びます。 仕上がりを確認している段階では非公開で保存し、映像と設定を確認したあとで公開する方法もあります。 詳しい設定の流れは、YouTube Studioで動画をアップロードする公式手順を参照してください。
サムネイルと関連動画を設定する
ショート動画のサムネイルは、YouTubeアプリで動画内のフレームを選びます。 アップロード後も変更できますが、YouTube Studioでは編集できません。 操作はショート動画のサムネイルを選ぶ公式手順に沿って行います。
別の動画へ案内したい場合は、ショートに「関連動画」を追加する方法があります。 自分のチャンネルにある公開または限定公開の動画を選ぶ機能で、上級者向け機能へのアクセスが必要です。 設定場所は、関連動画の追加に関する公式ヘルプで確認できます。
一方、ショートの説明欄やコメント欄に書いた通常のURLはクリックできません。 リンク先へ誘導したい場合は、関連動画やチャンネルのプロフィールリンクなど、実際に移動できる導線を選びます。 YouTubeでクリックできるリンクの一覧も確認してください。
ショート動画がうまく表示されないときの確認表
思った形で投稿できないときは、素材、編集設定、完成ファイル、YouTube上の処理状態を順に確認します。 ハッシュタグを付け直す前に、原因になっている場所を切り分けましょう。
| 症状 | 確認する場所 | 確認する内容と次の操作 |
|---|---|---|
| ショートとして扱われない | 書き出したファイル | 正方形または縦長で、3分以内かを確認。違う場合は編集設定を直して書き出す |
| 横長になる、余白が大きい | 素材と編集画面 | キャンバスの縦横比と素材の配置を確認。余白がファイルに焼き込まれている場合は配置を直す |
| 字幕や被写体が切れる | 完成ファイルと実際の再生画面 | 拡大しすぎた素材や端に寄った文字を確認。位置や大きさを調整して書き出す |
| 音源による制限が出る | Studioのチェック結果 | 申し立ての内容と音源の利用条件を確認。必要に応じて音源を変更する |
| 高画質で再生できない | Studioの処理状態 | 処理中なら、完了後に再生し直す。処理にかかる時間は、動画の長さや画質などの条件によって異なる |
自分のテーマで一本作ってみる
最初の一本は、伝えたい行動を一つ決めるところから始められます。 手元を見せたいなら撮影し、説明したい内容があるなら台本を用意してください。 作例の「机の片づけ」を自分のテーマへ置き換え、完成した動画の字幕と音を確かめてから投稿へ進みましょう。