SAPの専門情報メディア「SAPラボ」を運営する佐藤さん。
SAPのコンサルタントやエンジニアに向けた業務知識や技術情報を発信し、現在は1日2,000人ほどが訪れるメディアだそうです。
佐藤さんは今、そのSAPラボのYouTube展開に、動画生成AI「NoLang」を活用されています。
SAPラボの記事をAIで台本・スライドに変換し、Live2Dキャラクターに喋らせることで、スキルに依存しない動画制作を実現しているとのこと。
今回は、佐藤さんのNoLang活用法や、メディア運営と動画発信の組み合わせ方についてお話を伺いました。
動画でSAPラボの認知を拡大
― 佐藤さんが今運営されているメディアについて教えていただけますか。
SAPというERPシステムのコンサルタントやエンジニアを対象にした情報メディア「SAPラボ」を運営しています。
SAPって、企業の基幹システムとして世界中で使われているソフトウェアなんですけど、それに特化した情報を発信しているメディアです。
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業務で実際に使えるような知識を発信していて、今は1日2,000人ぐらいの方が見てくれている状況ですね。
SAPラボを通じて、SAPのフリーランスを募集するとか、あと弊社では人材紹介事業もやっているので、「SAP関連の会社に転職したい」という方を募集する目的で運用しています。
SAP専門とする事業として、SAPプロジェクト従事者とのタッチポイントになっているという感じですね。
― 採用や集客の目的も兼ねているんですね。記事媒体のメディアを運営される中で、YouTubeでの動画発信も始めたきっかけを教えてください。
創業から間もない、無名である弊社の事業を知ってもらうには、YouTubeでSAPラボとして発信した方がいいよねっていう話になったんです。
メディアにはオリジナルキャラクターとして、博士と女子の2人が登場していて。
この2人に喋らせる動画を作りましょうっていうことになりました。
内容は、SAPに関する業務知識や技術情報を、2人の対話形式で解説するスタイルですね。

― メディアのキャラクターをそのまま動画に活かされたんですね。そのキャラクターはどのように作られたのでしょうか。
NoLangの中でLive2Dのアバターが使えるっていうのが分かったので、外注して作ってもらって、そのアバターをNoLangにアップロードして使っています。
YouTubeに投稿したら、概要欄にSAPラボのリンクを貼っておくことで、そこからSAPラボの流入数を増やすというやり方で今はやっています。

記事資産を活用して動画作成
― YouTubeに投稿されている動画はどのような流れで作られているのでしょうか。
まずSAPラボにある記事の内容を、AIを使って台本に変換しています。
その台本を確認して問題なかったら、NoLangには「この台本のまま読ませてください、改変しないでください」っていう形で指示をして動画を作っていますね。

台本以外にスライドも必要で、そちらはGensparkを使って作っています。
記事の内容をそのままGensparkに入れてスライドを生成して、ちょっと手直しして使うという流れです。
そして最後に、作成した台本とスライドの順番が合っているかを確認しています。
― 台本からスライドまで、しっかりとした制作フローがあるんですね。作業の中で大変なことはありますか。
動画作成のフローの中で担当するメンバーが分かれているので、毎回動画全体を確認しないといけないのが大変で。
他のメンバーが作業していることもあるので、1本ごとに全部チェックが入るんですよね。
確認する工程が多いのは課題かなと思っています。
1つでも工程が少なくなると、確認も1つ減るので、それだけでも本当にありがたいんですよ。
― 完成した動画はそのままYouTubeにアップロードされているのでしょうか。
いや、NoLangから完成した動画をダウンロードしてから、Canvaで少し編集して、それからアップロードしています。
Canvaでオープニングとエンディングをつけているんですよ。
最初に数秒ぐらいのオープニングを入れて、最後にエンディング。あとたまに「ここ見てね」みたいな感じで矢印を入れたりすることもあって。
そういった編集をCanvaで加えてから、YouTubeに投稿しています。
人のスキルに依存しない動画制作
― NoLangを選ばれた理由を教えていただけますか。
一番大きいのは、動画の作成が人のスキルに依存しないっていうところですね。
キャラクターに喋らせることで動画が作れるので、台本がちゃんとしているか、資料がちゃんとしているかを確認すれば、あとは動画作成の経験がないメンバーでもできるんですよ。
― 人に依存しない動画作成の体制が作れているのはいいですね。実際に動画制作してみて、コスト面はいかがですか。
最小限のコストで動画作成できているのが本当に助かっています。
今の形だと、台本とスライドさえちゃんとしていれば、あとは作業が進んでいく感じで。
今は週1~3本のペースで動画を作成できますね。 公開は無理せず週1本ペースでおこなっています。
今後のチャンネル運営の展望
― 今後、動画発信でやってみたいことはありますか。
今は技術情報の解説動画だけなんですけど、今後はキャリアの情報も発信するような動画を作っていく予定です。
SAPのコンサルタントやエンジニアとして働くキャリアのこととか、転職情報みたいなものも動画で発信できると、より幅広い方に届けられるかなと思っていて。
― キャリア情報も動画で発信されるご予定なんですね。他に試してみたい動画の形式はありますか。
実在する人物とキャラクターが対談するような動画も、ちょっとやってみたいなと思っているんです。
例えば博士のキャラクターのところを、本物の人物を再現したアバターに変えて、キャラクターと一緒に話すみたいな形ですね。
あと、台本とスライドを紐付けてそのままできればいいなっていうのは前から思っていたんですけど、それも実装される予定と聞いたので、楽しみにしています。
― 本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。より効率的に高品質な動画を作成できるよう、開発を進めてまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします!
【編集後記】
近年は動画プラットフォームが主流となり、認知拡大のためにはYouTubeやTikTok、Instagramなどでの動画発信が欠かせない時代になりました。
しかし、動画制作は記事作成に比べて時間がかかるうえ、撮影・編集といった専門的なスキルが必要で、多くのメディアにとって簡単に内製化できるものではありませんでした。
しかし、NoLangを使うことで、そのハードルが大きく下がります。
動画制作の経験がないメンバーでも、簡単に動画が作れてしまう。佐藤さんの事例は、その可能性をわかりやすく示してくれるものでした。
さらに印象的だったのが、既存の記事資産をそのまま動画の素材として活用するというアプローチです。
すでに質の高いコンテンツを持つメディアであれば、それを動画に変換するだけで、最初から水準の高い動画が作れてしまう。
メディア運営と動画発信を組み合わせるこの活用方法は、NoLangの使い方として非常に理にかなっていると感じました。
佐藤氏 プロフィール
SAPラボ 運営者
事業内容: SAP ERPシステムの教育メディア運営、SAP人材紹介事業
メディア規模: 1日2000人が閲覧する専門メディア
公式サイト: SAPラボ
YouTubeチャンネル: SAPラボ
SAPラボ 公式サイト

SAPラボ チャンネル

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