「採用のために動画を作りたい。でも、社員は顔出ししたがらない。」
そんな現場の悩みに対して、宮木さんが出した答えは、NoLangを活用した動画生成の仕組み化でした。
IT企業を経営し、SESと自社ソフトウェア開発を手がける株式会社オフグリッドの宮木さんは、NoLangのAPI、アバター、ボイスクローンを組み合わせ、採用向け動画を自動で作るワークフローを3週間で構築。
その仕組みは、今では1日3本のYouTube自動投稿を支えるところまで発展しています。
今回は、エンジニア視点でNoLangを徹底活用する宮木さんに、採用動画のつくり方と、その裏側にある考え方を伺いました。
アバターを活用して、アバター不要で採用動画を作成
― 普段はどのようなお仕事をされているのでしょうか。
IT企業を経営していまして、SESと自社ソフトウェアの開発の両方をやっています。
SESは他社のシステム開発現場にエンジニアを送り出す形で、自社開発の方ではサービスを作って提供するっていう、二本立てみたいな感じですね。
― NoLangはどのような目的で使われているのでしょうか。
主に採用です。YouTube中心に、採用向けのショート動画を投稿しています。
あとは会社案内みたいな感じで、営業の場面でも少し使っていますね。動画だと話を聞いてもらいやすくなるので。
― もともと動画を活用されていたんですか。
そうなんですよ。去年の初め頃から実写で動画を作って投稿していたんですけど、忙しくなると後回しになってしまったりして。
あとクオリティのムラも気になっていて。
一番困ったのは、社員に動画に出てもらうのがなかなか難しいところですね。やっぱりカメラの前に出るのを嫌がる人もいるんですよね。
「動画に映りたくない」っていう社員が多くて、そこがネックになっていました。
― なるほど。それでNoLangのアバター機能に注目されたんですね。
そうです。アバターなら社員の顔出しも必要ないので、最近はアバターで動画を作成するようにしています。

ワークフローでYouTubeへの自動投稿を実現
― 現在はどのくらいの頻度でNoLangを使われていますか。
今はもう、1日3本、YouTubeに自動で投稿されるようにNoLangのAPIを活用してシステムを組んでいます。
▼実際に動画を投稿されているチャンネルはこちら

去年の10月くらいから試行錯誤していて、今月からようやくちゃんと稼働し始めたところです。

― 自動投稿というのは、どんな仕組みなんでしょうか。
NoLangで動画を事前に大量に作っておいて、それをスケジュールに合わせて自動でYouTubeに投稿されるようにワークフローを組んでいるんです。
3週間くらいかけてシステムを作りましたね。
― かなり本格的な取り組みですね。
採用ってお金がかかるんですよね。
求人媒体に載せると費用がかかりますし、スカウトメールはたくさん送ってもなかなか届かないし、イベントに出展してもいいタイミングで来てくれるかどうかわからない。
ハローワークやindeedも使ってはいるんですが、やっぱり自社の魅力って、フォーマットの中だと伝えきれないところがあって。
でも、ショート動画ならちゃんと自社の雰囲気を伝えられるし、一度仕組みを作ってしまえばそのあとはコストもかかりません。
動画採用をやっているところはまだ少ないので、効果があるんじゃないかなと思っているところです。
― なるほど、コスト面でも合理的な判断なんですね。ショート動画の反応はどうですか。
まだ今月始まったばかりなので効果測定はこれからなんですが、YouTubeショートで高評価がついている動画も出てきています。
求人媒体と比べたらまだまだだとは思いますが、可能性は感じていますね。
日本語の発音が綺麗なボイスクローン機能をフル活用
― NoLangで動画を作る流れを教えていただけますか。
台本はChatGPTなど外部のAIで作って、それをNoLangにコピーペーストして動画にする、というのが今の流れです。
台本入力モードで作ることが多いですね。
作った動画は一度チェックして、問題なければ投稿スケジュールに組み込むという感じです。
最初は全部自動でやっていたんですが、発音がちょっとおかしかったりするものが混じることもあって、今は必ず一度確認してから使うようにしています。
― 最初は全自動ではなく確認を挟むようにされたんですね。動画の品質についてはどうでしょうか。
日本語の発音はやっぱり自然だなと思っています。
ただ、句読点が多かったり複雑な文章だとうまく読んでくれなかったりすることもあって。
数字の読み方も、変な区切り方になってしまうことが稀にあったりして、そういう時は台本の書き方を工夫する必要があるなと感じています。
あとは字幕についても、台本通りに表示されないことがあったので、そこは気になっているところです。
― 台本の書き方で工夫が必要なこともあるんですね。音声についてはいかがでしょう。
ボイスクローン機能を使っていて、自分の声で読み上げてくれるのがいいなと思っています。

ただ今は1人分しか登録できないので、複数登録できるようになると嬉しいですね。
あとキャラクターを作ったあと、どこにあるか分かりにくくて、一度消えてしまったと思って2回作ってしまったことがありました(笑)。
採用以外でのNoLangの活用の展望
― 採用以外にもNoLangを活用されたりすることはありますか。
今後使っていきたいと思っているのが、社内のセキュリティ教育ですね。今は外部の教育サービスを使っていて、社員の人数分で月に4万円くらい払っているんですが、それをもったいないと感じていて。
IPAとかが出している情報を自分でまとめて、NoLangで動画を作れば、同じような教育ができるんじゃないかと思って、色々試しているところです。
― 社内コストの削減にも活用していこうとされているんですね。
はい。あとは、NotebookLMはかなりよく使っていて、英語のサイトを読み込ませて日本語にまとめてもらったり、スライドを作ってもらったりしています。
スライドのパターンがどこかのサービスのものかすぐ分かってしまうという問題があって、もうちょっとNoLangでいい感じにアレンジしてくれたらいいなとは思ったりします。
あとNotebookLMで作った資料をNoLangで動画化する、という流れが自然にできるといいなと感じていて。
今はNotebookLMで作ったものをコピーペーストしてNoLangに持ってくる感じなので、もう少しシームレスにつながるといいですよね。
MCPなどを活用してNoLangが繋がれば、もっと楽になりそうだなと思っています。
あとは、台本をNoLangの中で作れるようになると、わざわざ外のツールを行き来しなくてよくなるのでありがたいなと思っているので、今後はそういった機能のアップデートも検討していただけるととても助かりますね。
― 本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!引き続き、宮木様の採用活動の中での動画活用、そして営業や社内教育での動画活用をサポートできるように開発を進めてまいりますので、よろしくお願いします!
【編集後記】
「社員がカメラに映りたがらない」という、採用活動における動画作成でよくぶつかる壁を、NoLangのアバター機能とボイスクローン機能を活用することで乗り越えているのが印象的でした。
宮木さん自身が撮影も録音もせずに動画を完成させてしまうという発想は、まさにNoLangならではの使い方だと思います。
また、本来であれば作成・確認・投稿に数日はかかるショート動画を、APIを活用したワークフローで自動化してしまっているのも驚きでした。
生成AIが普及した時代の、新しい動画投稿のスタイルを見せていただいた気がします。
宮木氏 プロフィール
座右の銘は「人間万事塞翁が馬」です。
これまでさまざまな出来事を経験してきましたが、良いことも悪いことも前向きに受け止めながら、焦らず一歩ずつ進んでいくことを心がけています。
現在は、中小企業向けにAIを活用したシステム開発や、業務改善のためのコンサルティングを行っています。
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