日本語でも、中国語でも発信する。 しかも舞台は、上海。そして投稿先はYouTubeだけではありません。
上海でヘアサロンを経営する岩佐さんは、「上海の岩たん」として10年以上にわたり動画発信を継続しながら、WeChatや小紅書、TikTokといった中国SNSにも日々コンテンツを届けています。
その発信を支えているのが、NoLangのアバター動画です。
アバターと字幕が一体で仕上がり、生成AIで作成した台本からすぐに動画にできる。
今回は、岩佐さんのNoLang活用法と、越境発信ならではの工夫についてお話を伺いました。
岩佐さんが動画作成を本格化したきっかけ
― 現在はどのようなお仕事をされているのでしょうか。
上海でヘアサロンを経営しています。自分でお店を持って、自分自身が現場に立ってやっているって感じですね。
動画の方は、もう10年以上前からやっています。
「上海の岩たん」っていう名前でYouTubeチャンネルをずっとやってるんですけど、登録者数は今9,000人ぐらいです。
最初は本格的にやるつもりはなかったんですよね。なんか適当な動画をパラパラとあげてるぐらいだったんです。
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― もう10年以上続けられているんですね。チャンネルが本格化したきっかけはあったのでしょうか。
コロナが始まった頃に、中国のリアルな状況を動画で発信したら結構チャンネルが伸びたんですよ。
その時に「ちゃんと動画をやってみようかな」って思って。
で、ちょうど今日もなんですけど、「動画を見ました」って言ってサロンに来てくださった方がいらっしゃって。
YouTubeの概要欄に自分のSNSとお店のURLを入れているので、多分そこを見て来てくれたのかなと。
動画とお店が繋がってるなっていうのを実感しましたね。
― 動画からお店への集客にも繋がっているんですね。動画の内容はどんなテーマが多いのでしょうか。
ヘアサロンの紹介というよりは、中国の今の様子とか、自分が興味あるものをそのまま動画にしている感じですね。
サロンの動画は気まぐれで出すぐらいで。
やっぱり中国の様子みたいな動画の方が再生されるので、自然とそっちがメインになっています。
今はYouTubeの収益は月3,000円とか、そんなくらいで落ち着いてるんですけど、まあ今のところはたくさん見てもらってお店に来てもらうっていう動画の活用方法が自分には合ってるかなという感じです。
NoLangで台本からスムーズに動画を作成
― NoLangを使う前はどのように動画を作っていたのでしょうか。
最初はWindowsの無料ソフトで字幕を入れるぐらいのシンプルなものを作っていました。
コロナの頃にちゃんと動画作ろうと思って、Adobe Premiere Proを使ってみたんですけど、月額費用が結構かかるし、YouTubeの収益もそんなにないので割に合わないなって。
それで無料でできるやつを探して、CapCutを使い始めたんですよ。
字幕と切り取りができればいいかなと思って、あれで十分だなって感じていましたね。
― コストを見ながらツールを選んできたんですね。今はNoLangをメインに使われているそうですが、どんな流れで動画を作られているのでしょうか。
そうですね、今はほぼNoLangだけで作成して、投稿する動画が多いです。
まず手元でGeminiかGrokに「YouTube動画で2分間の原稿を作って」って投げて台本を作ってもらって、その台本をNoLangに貼り付けて動画にするっていうのが一番スムーズで、最近はずっとそのやり方でやっています。
最初はタイトルだけ打ち込んでNoLangで動画を作っていたんですけど、多少修正が必要なところが出てきたりするので、台本を先に作った上で流し込む方がいいなってたどり着いた感じです。
自分で試行錯誤した結果、台本は先に生成AIで固めてから、動画の作成はNoLangでするというのが今は1番いいです。
あとは、たまに補助的に使う感じなんですけど、中国のSNSに出す動画に中国語の字幕を追加したい時はVrewを使うこともあります。
あとロゴマークをつけたり、最後のエンディング画面をつけたりする時はCapCutで仕上げてます。
できればNoLangだけで全部できたら嬉しいなと思っているんですけどね。
NoLangを活用して動画を作成するワケ
― NoLangを使ってみて、特に便利だなと感じた点はどんなところでしょうか。
アバターが自動で喋ってくれて、字幕も出来上がった状態で出力されるのが本当にいいですね。

普通の動画ソフトで字幕をつけようとすると、自動生成でも発音と全然違う感じで作られちゃったり、タイミングを自分でずらさなきゃいけなかったりって色々あるじゃないですか。
NoLangだと台本から作るので字幕の文字は最初から完璧で、ちょっとした修正だけでいいっていうのが全然違います。
今まで自分で撮った動画にアバターを使ったことはなかったんですけど、アバターが勝手に喋ってくれるっていうのが嬉しくて。
これはとても良かったですね。
― アバターと字幕が一体で出来上がるのは確かに大きな違いですよね。動画はYouTube以外にも配信されているのでしょうか。
はい、中国のSNSにも出しています。
WeChatの動画機能がある「WeChat ビデオ」が一番よく再生されていて、あとは小紅書(RED)、それと抖音、日本で言うTikTokですね。この3つです。
中国向けには中国語の字幕をつけたくて、そのためにVrewを使っているっていう感じです。
NoLangで中国語の字幕を入れようとしたら文字化けしてしまって、日本語にない漢字を使うと文字が四角に化けちゃうんですよね。
日本語にない漢字を使う時に対応したフォントが選べないのかなって。MacやCapCutだと中国語フォントをずらっと選べるので、その辺りはなんとかなるといいなとは思っています。
WeChatビデオが一番再生されるのも中国のフォロワーの方が多いからだと思うので、中国語の字幕は大事で。
そこが全部NoLangで完結できたら、制作の流れがもっとシンプルになりますね。
アバターを活用して、オリジナリティある動画に
― 以前は自分が出演する動画も作られていたそうですね。
そうなんですよ。昔は自分が出る動画が多かったんですけど、最近はもうだいぶいい年になってきたので、あまり顔出しはしたくないなっていうのがあって(笑)。
それでアバターに喋らせる方向に切り替えました。

― 顔出しをやめてアバターに切り替えた、という判断だったんですね。アバター選びにもこだわりがあるのでしょうか。
今は自分でアップロードしたキャラクターを使っているんですが、本当は自分の理想のキャラクターをゼロから作りたいなっていう思いがあって。
中国にいるので、中華系のチャイナドレスを着た可愛いキャラクターみたいなのを自分でこう作って、それに喋らせたいんですよね。
自分の顔じゃなくて、万人に受けるような架空の可愛いキャラクターの方が、より広い人に見てもらえるんじゃないかなって考えていて。
AIで生成したオリジナルキャラクターをアップロードして動画に使えたら、すごく嬉しいですね。
― 自分らしいキャラクターを使いたいというのはユニークな発想ですね。今後の動画活動についてはどんなイメージを持っていますか。
もしも動画だけで稼げるようになったらYouTuberになりたいっていう気持ちは正直あるんですけど、現実的にそこまでいくのは難しいなって分かってきたので(笑)。
今はお店と動画を両立しながら、たくさん見てもらってお店に足を運んでもらうっていうのが自分のやり方かなと思っています。
できればNoLangだけで動画が完結できるようになったら、もっと制作が楽になるんじゃないかなっていう期待はありますね。
― 本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!日本と中国の二つのSNSでの動画投稿をより楽に、そして、オリジナルのアバターをもっと手軽に使えるように開発を進めてまいりますので、引き続きよろしくお願いします!
【編集後記】
作成されたショート動画を日本のSNSだけでなく中国のSNSでも同時に展開するという岩佐さんのやり方は、とても巧みなマーケティングだなと感じました。
生成AIによって動画制作のハードルが下がったからこそ実現できる発信スタイルで、ツールの進化が新しい可能性を開いているのだと改めて実感しました。
また、オリジナリティのあるアバターで動画を作りたいというお話がとても印象的でした。生成AI時代にコンテンツの均質化が進む中で、自分らしいキャラクターで発信したいという思いは多くのクリエイターに共通するものだと思います。
NoLangで誰でも簡単にオリジナリティある動画が作れるよう、今後も開発を続けていきたいと思います。
岩佐勝明氏 プロフィール
ヘアサロン経営者兼ユーチューバー
2010年から中国上海在住、2店舗のヘアサロン経営。
YouTubeチャンネル「上海のいわたん」運営。
日中ミームメッセンジャー。
Youtube:上海のいわたん
ツイッター:https://x.com/iwasa_183
ホームページ:https://liberty-shanghai.com/
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