教育事業を手がける傍ら、趣味である囲碁の普及・啓発のために動画生成AI「NoLang」で動画制作を続ける大森さん。
プロアマ混合の囲碁選抜大会のプロモーションも兼ねて、7話完結のショートストーリー動画をXに投稿。
今では、100話連続のストーリーの動画を作成して、Xに投稿されているそうです。
そんな大森さんがNoLangを使い続ける理由として真っ先に挙げるのが、日本語音声の自然さでした。今回は、囲碁のストーリー動画から専門学校の説明動画まで、大森さんの幅広いNoLang活用法についてお話を伺いました。
囲碁のショートストーリーを動画に
― どのような目的でNoLangをご活用いただいているのでしょうか。
私のビジネス自体は教育なんですけど、今NoLangで作成しているのは教育とは全然関係なくて、どちらかというと私の趣味と言いますか、囲碁の普及・啓発が目的の動画ですね。
ワイズアカデミー杯というプロアマ混合の囲碁の棋戦に協賛していて、そのプロモーションも兼ねてやっているという感じです。
― ビジネスとは別に趣味の動画を作られているんですね。具体的にどのような動画を作られているのでしょうか。
囲碁を題材にしたショートストーリー動画です。
7話完結のストーリーを作って、1週間かけてXに投稿していくスタイルでやっていました。
7話構成だとちゃんと起承転結が作れてリズム感がいいんですよ。反応も良くて、このフォーマットがうまくいっているなと思っています。
― 7話完結が定番のスタイルになっているんですね。現在は100話連続のストーリーにも挑戦されているとお聞きしました。
そうなんです。
今30いくつまで来ているんですけど、これがなかなか難しくて(笑)。
ショート動画で100話の展開はやっぱり無理があるのかなっていう感じで、毎回悩みながら作っています。
7話だと起承転結がはっきりしているんですが、100話になるとどうしても退屈っぽくなってしまって。展開の作り方がまだうまくできていないんですよね。
諦めたらそれで終わりなので、なんかいい方法ないかなとずっと考えているところです。
▼大森さんが実際にXで投稿されている動画
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NoLangを使い始めた決め手
― NoLangを使い始める前は、どのようなツールで動画を作られていたのでしょうか。
もともとVrewという動画生成ツールを使っていました。4本くらい作りましたかね。
クオリティ自体はよかったんですけど、音声がちょっとコンピューターっぽいのが気になっていて。
― そこでNoLangに乗り換えられたのですね。
AI関係の勉強会に出ていて、そこでNoLangを紹介してもらったんです。
少なくとも音声については、Vrewに比べてずっと自然だっていうことで、じゃあ実験的にやってみようと乗り換えてみました。
実際に使ってみて、完璧ではないかもしれないけど、Vrewに比べてずっと自然だなと感じています。
― 音声の自然さが決め手になったんですね。VrewとNoLangで使い方の違いはありましたか。
そうですね、これは使っていく中で気づいたことなんですけど、Vrewは台本を入れずにストーリーの方向性だけ指示する方がうまくいく感覚があって、むしろこちらが細かく台本を書かない方がいい動画になるんですよ。
NoLangは逆で、セリフまで細かく指定してあげた方が仕上がりが良くなる気がします。
だからChatGPTで台本を作り込んでからNoLangに貼り付けるというやり方に今は落ち着いていますね。

ただ禁止事項やキャラクター設定を書き込んでいくと、全体の文字量が増えてプロンプトが長くなっていく。
それで動画の尺が伸びてしまうという悩みもあって、そこの調整がまだちょっと難しいなと感じているところです。
専門学校の説明会での活用
― NoLangをショートストーリーの動画以外で活用される場面などはありますか。
はい。私がやっている専門学校の説明会で説明する30分くらいの内容をPDFにして、それをNoLangに入れるとすごくきれいな説明動画ができるんですよ。
もう本当に見事に仕上がってくれて、これは大変素晴らしいなと思っています。

今までは生徒に資料を配って説明するだけだったのが、NoLangで動画にできるのがとにかくいい。
もっと使いたいなと思っています。
― 説明動画を作る際に、工夫していることなどはありますか。
音声の速度は少し遅くしていますね。
標準の読み上げの速度だとちょっと早い気がしていて、0.7倍速がちょうどいいテンポだなという感覚です。
あとは、今は1人で喋るよりも2人の対話形式の方がいいかなと感じていて、試しているところです。
PDFを入れればスッと動画になる、という手軽さがこのNoLangの使い方の一番いいところで、
色々プロンプトを考えなくても、説明会の資料をそのまま渡すだけで動画になってくれるのが、とにかく楽で助かっています。

NoLangを使い続ける理由
― 大森さんがNoLangを使い続けている一番の理由を教えていただけますか。
やっぱり日本語の音声の自然さですね。
Vrewなど他のツールと比べても、ここは抜きん出ていると思います。
AI音声ってどうしてもコンピューターっぽさが残ることが多いんですけど、NoLangはそれが少なくて、聞いていて耳に馴染む感じがします。
― 今後NoLangに期待されていることはありますか。
画像の一貫性ですね。
ショートストーリーを作っていると、キャラクターの見た目が途中でコロコロ変わってしまうのがやっぱり気になっていて。
8歳の女の子の設定で作っているのに途中から18歳くらいの女の子になってしまったり、前のシーンと今のシーンで全然顔が違ったりするんですよ。
ストーリー物を作っている人間からすると、キャラクターの顔が毎回変わると世界観が壊れてしまうというか、視聴者から見ても気になる部分だと思うんですよね。
― 技術的には難しい部分でもありますね。
そうですね、短期的には難しいかもしれないとは思っています。
ただ、AIの時代なんで、毎週のように進歩しているじゃないですか。
今年とか去年と比べてもクオリティはどんどん上がっていますし、画像の一貫性に関しても、そろそろできるようになるんじゃないかなと期待を持って見ています。
もちろん、日本語の音声の自然さはもう他に比べても本当に抜きん出ていると思っているのでこれからも期待していますが、あとは画像の精度が上がっていってくれると、自分の作りたいものが全部できるようになるなと思っています。
― 本日は貴重なお話をお聞かせいただき、誠にありがとうございました。NoLangで生成される画像のクオリティをはじめ、サービスの改善を今後もしてまいりますので、引き続きよろしくお願いします!
【編集後記】
囲碁のプロモーションのためのXに投稿する動画から、専門学校の説明会の資料の動画化まで、幅広い用途でNoLangを活用していただいている大森さん。インタビューを通じて印象的だったのが、音声の自然さへのこだわりです。
囲碁のストーリー動画という独自の用途だからこそ、音声のクオリティが世界観を左右するのだということが伝わってきました。
そして、AIの進化に対してとても前向きな姿勢も印象的でした。
画像の一貫性という現状の課題についても「毎週のように進歩しているので、そろそろできるのではないか」と語る大森さんの言葉には、AIツールを使い続けてきた人ならではの実感があります。
そうした期待を持ち続けるユーザーの声に応えられるよう、私たちも引き続き開発を続け、より良いサービスを提供できるようにしていきたいと改めて強く感じました。
大森善郎(おおもり よしろう)氏 プロフィール
ワイズアカデミー 代表 / 教育起業家
1981年早稲田大学政治経済学部卒業。ベルギー、イギリス、アメリカでの海外駐在を経て、現在は中学生向けフリースクール「ワイズアカデミー」と通信制高校サポート校「KG高等学院、品川・目黒・成田キャンパス」を運営。不登校や進路に悩む若者の支援をライフワークとする傍ら、高い英語力(TOEIC915点)を活かした英語指導にも定評がある。
長年の趣味である囲碁(三段)においては、囲碁界の復興と若者支援を掲げ、プロ棋士を目指す子供たちを応援する「ワイズアカデミー杯」を主宰。
【NoLangの活用について】 最新テクノロジーを教育と文化普及に柔軟に取り入れることをモットーとしています。NoLangを活用し、囲碁の魅力を伝えるショート動画をX(旧Twitter)で発信するほか、学校紹介や生徒の進路指導用動画の制作にも役立てており、AIによる情報発信の新しい形を実践しています。
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