【京都産業大学等でのAI活用】ユーザーインタビュー 大学の講義における動画生成AIの活用方法

大学講師の浜口桂さんが教壇でNoLangの動画を投影しながら学生に向けて講義を行う様子

この記事の要点

  1. 京都産業大学等で非常勤講師を務める浜口桂さんは、講義のスライド教材にNoLangで作成した動画を組み込み、学生の興味を引きつける授業を実践されています。
  2. NotebookLMのスライド資料機能でPDFを書き出し、NoLangへアップロードして動画化する流れを日々のルーティンとして活用されているそうです。
  3. 日本語の漢字の読み間違いを後から修正できる点や、PPTXからすぐ動画化できる手軽さがNoLang継続利用の決め手になっていると語られています。
  4. 恐竜など動物系アバターを採用すると学生が顔を上げて見てくれるという、講師ならではの目線で発見された意外な効果も紹介されています。
  5. キャリア支援を行う講師仲間向けの勉強会動画作成など、授業以外の場面でも生成AIとNoLangを毎日のように活用されているそうです。

複数大学でキャリアデザインや就活支援、ビジネス心理学などを担当する非常勤講師の浜口 桂さん。

浜口さんは普段、ご自身の大学における活動で授業のスライド教材の作成や、講義を聴講する学生の就活支援、そして専門性を活かした執筆活動など、幅広く活躍されておられます。

最近では、同世代の「キャリア支援仲間」と共に勉強会を開催しており、その中で実際に活用する動画作りに、生成AIを活用しておられるそうです。

そんな浜口さんが1年半以上使い続ける中で見つけたのは、 「AIを用いることで、生徒が授業に積極的になる」やり方でした。 授業の内容や説明の上手さとは違う、学生の目線を動かす思わぬ方法でした。

今回は、浜口さんのNoLang活用法や、大学の授業での動画の力についてお話を伺いました。

授業から勉強会まで、NoLangを活用

― 普段はどのようなお仕事をされているのでしょうか。

大学の非常勤講師をやっています。

キャリアデザインや就活支援、ロジカルシンキングといったビジネス系のスキルから、ビジネス心理学の授業まで幅広く担当していて。

大学の授業だけじゃなく、キャリアセンター主体の講座や、グループディスカッション・企業研究・業界研究みたいな講座も担当しています。

― NoLangはどのような場面でご活用いただいているのでしょうか。

パワーポイントの投影資料の中に、挿入する形で活用することが一番多いですね。

あとコロナ以降は、大学の学習システム(LMS)に参考資料として動画をアップしておいて、リンクを学生に伝えておくっていう使い方もよくやっています。

作った動画はYouTubeにどんどん投稿しておいて、そのリンクを学生に渡すイメージですね。

再生数とかは全然気にしていなくて、動画の保存庫みたいな感じでYouTubeのチャンネルは使っています。

▼ YouTubeに学生向けに投稿されている動画はこちら

― なるほど。授業の教材として、動画を活用いただいているのですね。授業以外にも使われているのでしょうか

そうですね。Facebookにもともと日経新聞の記事解説みたいなのを、よくアップしていたんですけど、記事をそのまま上げるのは著作権の問題がありました。

それで今は、GoogleのNotebookLMっていうAIツール、これをめちゃめちゃよく使っているのですが、このインフォグラフィック機能で日経の記事をワンシートの図解にまとめて、縦型で出力させています。

その画像をNoLangにアップロードして3分以内の動画を作る、というのをしています。

あと、キャリア支援の講師仲間向けに勉強会も定期的にやっていて、最近はAIの話をすることが多いので、そのための動画も作ります。

毎日のように使っているような気がしますね。


NotebookLMと組み合わせた動画制作

― 授業の教材として使われている、横型の動画はどのように作られているのでしょうか。

NotebookLMのスライド資料機能でスライドを作って、PDFでエクスポートして、NoLangにアップロードして動画にするっていう流れで最近はずっと作っています。

浜口さんが講義や勉強会で使用しているNotebookLM作成のスライド「開催目的と基本方針」の一例
実際に作成している動画のスライドはこちら

NotebookLMのスライドは上限が20枚なんですよね。

ただ20枚だと少ない場合は、Googleスライドに落とし込んで枚数を増やしたりします。

多い時って本当に150枚とか作るんですよ(笑)。 長い時は3時間半の講座とかもあるので。

― 150枚というのはかなりの規模ですね(笑)。

そうなんです(笑)。

分割して動画を作ればいいっていう話なんですけど、あんまり事前に容量を確認せずにアップするから、150枚のスライドってなると、NoLangに入らないってことが結構あったりして(笑)。

1回でまとめて長い動画が作れるとすごくありがたいですね。

最近は画像が多い資料だと200MBを超えることもあって、入らないってことが出てきたりします。

縦型の動画はもっとシンプルで、NotebookLMで図解を縦型で出力して、NoLangにセリフと一緒にアップするだけ。

こちらはすごく手軽にできます。

― NoLangを使う上で、特にありがたいと感じられている点はありますか。

漢字の読み間違いが少ないのが本当に助かっています。

他のツールだと、絶対起きるんですよ、漢字の読み間違いが。

その修正が結構大変だったり、そもそもできなかったりするので。

日本語って同じ漢字でも読みが複数あったりするから読み間違いが多いと思うんですけど、その読み方を修正できるのがNoLangの強いところかなっていつも思っています。

NoLangの読み方修正画面で文章を文節ごとに分割し全角カタカナで読みを直す機能の説明図
NoLangで一度作成した音声の読み方を修正できます

学生の目線の変化

― 実際に授業で動画を使い始めて、学生さんの反応は変わりましたか。

それはもう全然違いますね。

もともとPowerPointでもアニメーション機能を使って動かしていたんですけど、動くものって人間やっぱ目を惹くので、そっちに注目してくれます。

本来授業って、聞いているだけでも理解できるから、顔を上げる必要がないじゃないですか。

でも動画だと、「今からこのキーワードについて1分間の動画で解説するよ」と言ったら、僕はそこで黙るわけですから、学生は前を見ないと仕方がない。

そうすると、自然と学生が顔を上げてくれるんですよね。

― 動画による効果を肌で感じられているんですね。

そうですね。あとは、文字とかはあまり読まないんで、スライドの文字を減らしてビジュアルで伝える工夫も大事かなとは思います。

最近はNotebookLMで漫画も作れるので、4コマ漫画を授業に入れることもあります。

動画と組み合わせることで、授業の中に「動き」と「目を引く要素」をいくつか仕込んでいる感じですね。


恐竜アバターの意外な効果

― 他にもNoLangの機能の中で、学生さんの目を引くために使われている機能はありますか。

アバター機能はよく使ったりしますね。よくあるグループディスカッションのテーマ発表とかで使います。

テーマを僕が普通に説明するんじゃなくて、アバターが出てきて「今日のテーマはこれだよ」っていう感じにすると、結構見てくれるんですよね(笑)。

異世界のアニメに出てきそうなキャラクターみたいにして、声もわざとアニメ風の声を使ったりみたいなこともよくやります。

― いいアバターの使い方ですね。どのアバターをよく使われていますか。

カメとか動物系のやつはよく使います。一番気に入っているのは恐竜ですね。座ってる恐竜のアバター、あれはめちゃめちゃよく使います。

NoLangで利用できる5種類の表情豊かな緑色の恐竜アバターを並べた一覧画像
NoLangで使える恐竜アバター

最初は人型のアバターで、パソコンを触っているキャラクターとかも使っていたんですけど、人型はあんまり興味を示さないんですよ。

なんでしょうね、面白くないんでしょうね(笑)。

恐竜とか動物系が出てきた方が、「えっ」て顔してみてくれるんですよね。学生の目もそっちの方が惹かれているのがよく分かります。


NoLangを使い続ける理由

― 1年半以上、毎日のようにNoLangを使い続けていただいていると思うのですが、浜口さんの中ではNoLangのどこが気に入っていますか。

操作がしやすいのと、さっきも話しましたが、日本語の漢字の読み間違いが少ないことですね。

あとは、PPTXのスライドをアップロードしてすぐに動画にする、という流れがすごくスムーズにできてるのもいいですね。

NotebookLMのスライドをNoLangにそのまま流し込める、この組み合わせがうちの活用スタイルにぴったりはまっているんですよ。

スライドを作る → PDFで落とす → NoLangにアップして動画にする、という流れが今は日々のルーティンになっています。

― この度は貴重なお話をたくさんありがとうございました。今後ともNoLangを毎日活用していただけるよう、開発を進めてまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします!


【編集後記】

講義で使用する教材から、Facebookへの日経記事の解説投稿まで。浜口さんのNoLang活用は、ひとつのツールが仕事と趣味の両方に自然と溶け込んでいました。

そんな浜口さんの動画活用の中で、特に印象的だったのが、恐竜アバターの話でした。人型のアバターより恐竜が出てきた方が学生が「えっ」という顔をして前を向いてくれる、という気づきは、授業で動画を使い続けてきたからこそ生まれた発見だなと思います。

AIツールの活用は、使い続けることでしか見えてこない景色があるのだということを、浜口さんのお話を通じて改めて実感しました。


浜口 桂(HAMAGUCHI KATSURA)氏 プロフィール

大学非常勤講師: 京都産業大学・神戸女学院大学・大阪人間科学大学 ほか
就活支援講座講師: 企業研究・GD ほか
担当科目: キャリアのためのビジネスソリューション、ビジネス心理学入門、クリエイティブ心理学 ほか
資格: 中小企業診断士、キャリアカウンセラー(CDA)
活動: 〝AI就活〟をキーワードに、就活生等へAI活用手法を情報提供。
ラジオパーソナリティ: ゆめのたね放送局『就活タウン』(第1〜4水曜日 23:30〜24:00)番組詳細はこちら
YouTube: 『絵本と砂の部屋(仮)』YouTubeチャンネル
Facebook: 『濵口 桂(判 桂)』Facebookアカウント
note: 『キミは、AI就活をしているのか?』https://note.com/ai_syukatu

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