採用動画の作り方と事例まとめ|外注・内製・AIの費用比較【2026年版】

この記事の要点

  1. 採用動画は「会社説明/制度説明・募集要項/事業紹介/職種紹介/社員インタビュー」の5つの型に分かれ、型ごとに適した作り方が変わります。
  2. 外注費用の目安は、社員インタビューなどのインタビュー系で30万〜100万円、企画や演出を作り込む事業紹介系で100万〜300万円。制作期間は最速6週間〜、3〜6ヶ月が主流です。
  3. 作り方は制作会社・フリーランス・内製・AI生成ツールの4択。実写の必然性・更新頻度・制作本数の3点で選び分けます。
  4. 会社説明・制度説明・職種紹介のような定型情報は資料や台本から、社員インタビューは撮影した映像を素材にして、いずれもAI生成ツールで内製できます。
  5. 本記事では動画生成AIサービス「NoLang」で実際に生成した採用動画のサンプルを8本掲載しています。
SHARE

採用動画は「型」を決めてから作り方を選ぶと、費用も期間も一気に見通しが立ちます。本記事では、採用動画を5つの型に分けたうえで、制作会社・フリーランス・自社での内製・AI生成ツールという4つの作り方を、費用・期間・向く型・仕上がり・運用のしやすさで正面から比較します。

採用動画を検討し始めると、多くの担当者が最初にぶつかるのが「1本あたり30万〜300万円」という外注の相場です。ここで話が止まってしまい、結局パンフレットの配布に戻る——採用の現場でよくある展開です。ただ、この金額はあくまで「撮影を伴う採用動画を制作会社に一式で頼んだ場合」の値であり、作りたい動画の型が変われば、妥当な作り方も金額も変わります。

もうひとつの落とし穴が、型と作り方のミスマッチです。社員の表情が主役の動画をコストだけで内製に寄せると魅力が伝わらず、逆に募集要項の説明のような定型情報に撮影費をかけると、制度が変わった瞬間に作り直しになります。

そこで本記事は、5つの型の整理 → 型別の費用相場 → 作り方4択の比較 → AIで作る手順と実測値 → 実際に生成したサンプル動画、という順で解説します。読み終えたときに「自社の1本目は、どの型を、誰に頼んで作るか」を自分で決められる状態を目指します。

NoLangを無料で使ってみる

採用動画の効果と、5つの型

採用動画とは、求職者に自社の事業・働き方・人を伝えるために制作し、採用サイトや説明会、求人媒体で使う動画です。読み手が求職者である点だけが、社内向けの研修動画や顧客向けの紹介動画との違いです。

採用動画で得られる3つの効果

効果は大きく3つに整理できます。

1つ目は母集団形成です。リクルート 就職みらい研究所『就職白書2025』によると、2025年卒採用で採用予定数を充足できた企業は37.2%にとどまります。応募が集まらない前提で、接触の入り口を増やす手段として動画が使われています。

2つ目はミスマッチの防止です。株式会社学情『就職活動準備における動画活用に関する調査』(2026年卒対象)では、就職活動の準備で動画を「積極的に活用したい」「どちらかと言えば活用したい」と答えた学生は合わせて84.9%、視聴したいタイミングは「インターンシップへのエントリー前」が81.2%で最多でした。応募前に働くイメージを渡せれば、選考中の辞退や入社後のギャップを減らせます。

3つ目は説明工数の削減です。会社説明や制度の説明は、説明会のたびに同じ内容を話しています。1本の動画にしておけば、担当者は個別の質疑に時間を使えます。なお、中途採用を含めた採用市場全体では、厚生労働省「一般職業紹介状況」で2026年4月の有効求人倍率が1.18倍と、求人が求職者を上回る状態が続いています。

採用動画の5つの型

採用動画は、伝える中身によって次の5つの型に分けられます。表の右端の「主な素材」が、このあと解説する作り方4択を決める軸になります。手元にあるのが資料や文章なのか、人を写した映像なのかで、現実的な作り方が変わります。

採用動画の5つの型と向いている場面
伝えること主に使う場面向く尺主な素材
会社説明事業内容・沿革・企業文化の全体像採用サイトのトップ、説明会の冒頭短め(応募前の接触で見せる)会社案内資料(サンプル
制度説明・募集要項給与・評価・福利厚生・応募条件選考案内、求人媒体の補足短め(知りたい項目だけ見せる)募集要項の文章(サンプル
事業紹介主力サービスの価値と市場での位置づけ説明会、選考中の理解促進やや長め(選考中に見せる)サービス紹介資料(サンプル
職種紹介職種ごとの仕事内容・1日の流れ職種別の募集ページ、スカウト添付短め(職種単位で分ける)仕事内容の文章、または本人を写した映像(サンプル
社員インタビュー個人の経験・本音・チームの雰囲気採用サイトの読み物枠、最終選考前やや長め(語りを聞かせる)本人を写した映像(サンプル

※尺は視聴シーンで決めます。応募前の接触で流す動画ほど短く、選考が進んだ相手に見せる動画は長めでも最後まで見てもらえます。

※社員インタビューだけは、素材となる映像を先に用意する必要があります。撮影せずに人と組織の輪郭を伝えたい場合は、プロフィール資料から作る社員プロフィールの紹介や、原稿から作る代表からのメッセージが別枠の選択肢になります。どちらも型としては会社説明に近い、採用広報向けの派生パターンです。

この5つのうち、求職者からの期待がとくに高いのは社員インタビューの領域です。前掲の学情の調査では、企業理解を深めるために参考にしたいものとして「先輩社員の話」が66.7%で1位、「人事担当の話」が59.9%で2位、「第三者の声や評価」が39.9%で3位でした。人が語る動画には、撮影のコストをかけるだけの価値があるということです。

なお、入社後の教育やスキル習得を目的とした動画は対象読者も設計も変わるため、研修動画の作り方ガイドで別に整理しています。採用動画は「入社前の求職者に向けた動画」と切り分けて考えてください。

マーベリック君

型が決まったら、次は気になるお金の話だね。まずは外注したときの相場から確認しよう!

採用動画の費用相場

採用動画制作を外注したときの1本あたりの費用を、市場横断の一般的な目安として整理します。実際の金額は、尺・出演者の人数・撮影日数・ロケ地の数で上下します。見積もりを取る前に、自社が求める水準がどのあたりかを掴むためのものと考えてください。

採用動画の費用帯別 外注費用の目安
費用帯当てはまる型1本あたりの外注費用主な費用の内訳
インタビュー系社員インタビュー(1人〜数人の取材撮影)30万〜100万円取材と構成、撮影、編集、ナレーション
企画・演出重視系事業紹介、ドキュメンタリー形式の会社説明100万〜300万円企画構成、複数日・複数拠点の撮影、CGやモーショングラフィックス

※費用は市場横断の一般的な目安で、特定の制作会社の提示価格ではありません。また、市場で共有されている目安はこの2つの費用帯の粒度までで、型ごとの単価が公表されているわけではありません。会社説明・制度説明・募集要項・職種紹介は、取材と演出をどこまで作り込むかによってどちらの費用帯にも入りうるため、本記事では単独の目安を示していません。なお、撮影を伴わないAI生成ツールで作る場合にかかるのは、ツールの利用料と社内担当者の作業時間だけです(詳しくは後述します)。

制作期間は、最短の受注形態でも6週間程度から、3〜6ヶ月が主流です。企画・撮影・編集を一式で請ける形態が中心のため、募集開始の直前に依頼して間に合わせるのは難しい水準だと考えておいてください。撮影の日程調整が発生しないAI生成ツールでは、この期間の考え方そのものが変わります。

同じ型でも見積もりが2倍3倍と変わるのは、次の要素が効いているためです。

  • 撮影日数:1日で撮り切るか、拠点や季節をまたいで複数日撮るかで、人件費と機材費がそのまま倍数で効きます。
  • 出演者とキャスティング:社員のみで撮るか、ナレーターや俳優を起用するかで変わります。肖像の二次利用に対する取り決めも費用に影響します。
  • ロケ地:自社オフィス内で完結すれば追加費用は少なく、屋外やスタジオを借りると場所代と移動費が加わります。
  • 編集の作り込み:カット編集のみか、モーショングラフィックスやCG、オリジナル楽曲まで作るかで金額の幅が最も大きく開きます。
  • 二次利用の範囲:採用サイトのみか、Web広告やテレビCMまで使うかで、出演者・音源の権利処理の費用が変わります。

見落としやすいのが、公開後の改訂費用です。制度や組織図、募集職種は毎年のように変わります。改訂のたびに再編集を依頼する型なら、初期費用と別に年間の更新費も見込んでおく必要があります。

マーベリック君

金額に幅がありすぎて、まだ判断できないよね。次は「誰に頼むか」の4つの選択肢を並べて比べてみよう!

採用動画の作り方は4択——制作会社・フリーランス・内製・AI生成ツール

費用が決まるのは、型だけでなく「誰が作るか」でもあります。採用動画の作り方は、制作会社に依頼する・フリーランスに依頼する・自社で撮影して内製する・AI生成ツールで作る、の4つに整理できます。どれか1つが常に正解ということはなく、型ごとに選び分けるのが現実的です。

採用動画の作り方4つの比較
比較軸制作会社フリーランス内製(自社で撮影・編集)AI生成ツール
1本あたりの費用30万〜300万円(型と演出で変動)制作会社より抑えられる傾向(依頼範囲による)機材・編集ソフト代+自社の人件費ツールの利用料+自社の作業時間(撮影費・出演料は発生しない)
着手から完成まで6週間〜、3〜6ヶ月が主流制作会社より短くなる傾向撮影の日程調整と編集の習熟次第素材が手元にあれば1本1時間前後が目安
向く型事業紹介、社員インタビュー、会社説明職種紹介、社員インタビュー職種紹介、現場の日常を見せる動画会社説明、制度説明・募集要項、職種紹介。撮影した映像があれば社員インタビューも
仕上がりの上限企画・撮影・編集とも上限が高い担当者の得意領域に依存する機材と社内スキルの範囲内説明動画は構成の定まった水準まで。人が語る動画は、素材として撮った映像の質がそのまま上限になる
運用(更新・量産)改訂のたびに再発注が必要継続契約なら小回りは利く自社判断で直せるが工数は毎回発生元の資料や台本を直して作り直せる
主な負担費用と意思決定の期間進行管理とディレクション社内の工数と機材の確保資料・台本を用意する手間。人が語る型では、素材となる映像を撮る手間

① 制作会社に依頼する

企画から撮影、編集、納品までを一式で任せられる方法です。撮影クルー、機材、ナレーター、モーショングラフィックスまで社外の体制で揃うため、採用サイトの顔になる1本や、対外的に長く使う動画に向きます。

人と現場の空気そのものが訴求になる型——社員インタビューや事業紹介は、制作会社への依頼が最も確実です。前述のとおり求職者が最も参考にしたいのは先輩社員の話であり、その語りを引き出す取材力と、表情を捉える撮影・編集は制作会社の中核スキルだからです。

一方で、費用と期間は4つのなかで最も大きくなります。要件定義から納品まで数ヶ月を見込むため、募集開始の直前に思い立って間に合わせるのは難しく、公開後の小さな修正も都度の依頼になります。採用動画制作を専門に扱う会社もあるので、比較検討の際は採用領域での実績を確認しておくと判断しやすくなります。

見積もりの金額は、依頼側が条件をどこまで固めているかで変わります。前掲の「費用が上下する要因」の裏返しとして、次の4点は問い合わせの前に社内で決めておくと、各社の見積もりを同じ条件で並べられます。

  • 作る型と本数:1本だけか、職種別・拠点別に横展開するか。本数がまとまると1本あたりの条件が変わるため、初回にまとめて伝えます。
  • 撮影の規模:撮影日数、拠点数、出演する社員の人数、ロケが必要かどうか。ここが費用の振れ幅として最も大きい項目です。
  • 二次利用の範囲:採用サイトだけか、Web広告・説明会・SNSまで使うか。出演者や音源の権利処理の範囲が変わります。
  • 公開後の改訂の扱い:制度改定や募集職種の追加が起きたときに、誰がどこまで直すのか。初期費用と別に更新の条件を確認しておきます。

② フリーランスに依頼する

映像ディレクターやビデオグラファーに個人で依頼する方法です。費用は制作会社より抑えられ、担当者と直接やり取りできるぶん、修正のスピードも速くなります。

予算は限られているが撮影は必要、という型——職種紹介や1人分の社員インタビューは、フリーランスへの依頼がバランスの取れた選択です。

ただし、企画・撮影・編集のうちどこが得意かは人によって差があり、進行管理と社内調整は自社が担うことになります。出演者の手配、撮影許可、公開前の法務確認までを自社で回せるかが判断の分かれ目です。継続的に本数を作るなら、同じ担当者と付き合いを続けられるかも確認しておきます。

③ 自社で撮影・編集する(内製)

スマートフォンや一眼カメラで撮り、編集ソフトで仕上げる方法です。現場の日常や社員の素の様子など、外部のクルーが入ると撮りにくい題材で強みが出ます。

撮影のタイミングが読めない題材——繁忙期の現場、社内イベント、日々の業務風景は、内製でしか押さえられません。

注意したいのは、内製は「安く済む方法」ではなく「費用が自社の工数に置き換わる方法」だという点です。撮影の日程調整、出演を頼む社員への説明、編集ソフトの習熟、公開前の確認まで、すべて採用担当者の時間で払うことになります。年に1本なら成立しても、職種別に10本作るとなると現実的ではありません。

④ AI生成ツールで作る

資料や台本を入力すると、ナレーションと画面が付いた動画が自動で生成されるツールを使う方法です。入力できるのは文章や資料だけではなく、撮影した映像を素材にして構成する使い方もあります。

会社説明、制度説明・募集要項、職種紹介のように、伝える情報が言葉で確定している型はAI生成ツールが向いています。これらはすでに社内に会社案内資料や募集要項があり、動画化に必要なのは「読み上げと画面への起こし方」だからです。制度改定や募集職種の追加があっても、元の資料を直して作り直せば済みます。

社員の表情や語り口そのものが価値になる型はどうでしょうか。ここは映像がなければ成立しない、というのが従来の答えでした。ただし成立しないのは「素材がない場合」であって、撮影そのものを外注しなければならない、という意味ではありません。NoLang(ノーラン)は撮影した映像を入力として受け取り、質問ごとの見出し、語りの要約テロップ、ロゴの締めまでを構成して1本に仕上げられます。スマートフォンで撮った社員の語りが手元にあるなら、編集の工程をAI側に寄せられるということです。

つまりAI生成ツールの守備範囲は、「撮影しない動画」ではなく「手元にある素材から作れる動画」です。素材が資料や文章なら説明系の型を、素材が人を写した映像ならインタビュー系の型を作れます。

どの作り方を選ぶかの判断手順

4択を絞り込むには、次の3つを順に自問するのが早道です。

  • 手元にある素材は何か:資料や募集要項の文章で足りるなら、その場で動画化に進めます。社員の語りや表情が主役なら、まず素材となる映像が要ります。自社で撮れるなら内製かAI生成ツール、撮影から任せるなら制作会社かフリーランスです。
  • 更新の頻度は高いか:制度・募集要項・組織図のように毎年変わる情報を含むなら、作り直しの単価が低い方法(AI生成ツールか内製)を選びます。
  • 本数は複数になるか:職種別・拠点別に横展開する予定があるなら、1本目の作り方をそのまま使い回せるかで判断します。撮影を伴う型は本数分だけ費用が積み上がります。

3問が「素材は手元にある・更新が多い・本数が多い」に振れる型ほど、AI生成ツールの効きが大きくなります。素材が資料か映像かは、ここでは問いません。

マーベリック君

実際どのくらいの時間でできるのか気になるよね。次のセクションで、作業ごとの目安を見ていくよ!

AIで採用動画を作る手順と、かかる時間の目安

NoLangは、株式会社Mavericksが提供する動画生成AIサービスです。手元の会社案内資料をアップロードするか、説明したい内容をテキストで入力すると、ナレーションと画面構成の付いた動画が自動で生成されます。ここでは会社説明の動画を題材に、実際の手順と、制作にかかった時間・費用を記録として公開します。

会社説明動画を作る5ステップ

  1. 会社案内資料を用意する

    すでにある会社案内や説明会のスライドを、PDFまたはPowerPoint(PPTX)形式で書き出します。求職者向けに作った資料であれば、内容の作り直しは不要です。

  2. 「資料から生成」を選んでアップロードする

    NoLangの作成画面の基本設定で、生成方式を「資料から生成」に切り替え、用意した資料をアップロードします。

  3. 生成モードと動画の設定を選ぶ

    資料の扱い方を「資料をプレゼンさせる」「資料を要約する」「資料を分析する」から選び、出力言語、動画の向き(縦型/横型)、字幕の有無を、掲載先に合わせて設定します。

  4. 生成してナレーションと画面を確認する

    生成された動画をプレビューで通し見し、社名・サービス名の読み方、数字、募集条件が資料どおりかを確認します。ナレーション台本と字幕はブラウザ上でそのまま修正できます。

  5. 書き出して配信する

    ダウンロードして採用サイトや求人媒体に掲載するか、URLで共有します。会社説明会の冒頭で流す使い方もできます。

かかる時間の目安

作業は、素材の準備・生成・修正の3工程に分かれます。どの工程にどれだけかかるかは素材の状態で変わりますが、目安としては次の程度です。

NoLangで採用動画を作るときの所要時間の目安
作る動画素材の準備生成修正合計
資料から作る会社説明(3分程度)30分前後(既存の会社案内を書き出す)10分前後20分前後1時間前後
人物映像から作る社員インタビュー(1分半程度)20分前後(撮影済みの映像を選ぶ)10分前後15分前後45分前後

※おおよその目安です。資料の分量、修正の回数、確認に入る人数で変わります。

素材の準備が最も長いのは、どちらの型でも同じです。逆に言えば、会社案内資料がすでにある企業や、社員に話してもらった映像が手元にある企業ほど、短く終わります。費用として発生するのはツールの利用料と社内担当者の作業時間で、撮影クルーの手配、スタジオやロケ地の確保は発生しません。

職種別・拠点別に量産する

AI生成ツールの効きが最も大きいのは、同じ構成で中身違いを増やす場面です。職種紹介であれば、1本目で決めた構成(仕事内容 → 1日の流れ → 求める人物像 → 応募方法)をそのまま使い、職種ごとに台本の中身だけを差し替えます。

2本目以降で発生するのは台本の差し替えと生成後の確認だけで、構成を考え直す工程はありません。追加1本あたり15分前後が目安です。撮影を伴う型では本数分の費用が積み上がるのに対し、ここは元の構成を流用できるぶん、追加分の負担が小さくなります。募集職種が10職種ある企業や、拠点ごとに労働条件が異なる企業ほど差が開きます。

撮影した映像を素材にする

社員の語りが主役の型でも、工程のすべてを外部に預ける必要はありません。必要なのは撮影の工程であって、そのあとの構成・テロップ・仕上げは、撮った映像をそのまま入力にしてAI側で組める部分です。質問ごとの見出しを立て、語りの要点をテロップに起こし、企業ロゴで締めるところまでが自動で組み上がります。

手順も説明系と大きくは変わりません。社員に質問へ答えてもらった映像を用意し、動画を入力に選び、使いたい部分と伝えたい要点を指定して生成します。1人の語りでも、3人が順に答える座談会の形でも同じです。生成後にテロップの文言や表示位置を直せるので、社内確認で「この言い回しは変えたい」と言われた箇所は、撮り直しではなく編集で吸収できます。

撮影そのものの質は、これで置き換わるわけではありません。照明を組んだ表情の映像と、会議室でスマートフォンを立てて撮った映像とでは、仕上がりの上限が違います。採用サイトの顔になる1本や、対外的に長く使う動画は、前掲の「① 制作会社に依頼する」「② フリーランスに依頼する」に予算を寄せる判断が理にかなっています。

現実的なのは、定型情報の動画をAIで内製して工数と費用を空け、社員が語る動画も自社で撮った素材から量を確保したうえで、勝負どころの1本だけ撮影に予算を寄せる組み合わせです。

NoLangで採用動画を作ってみる

採用動画のサンプル(NoLangで生成した実例)

ここからは、実際にNoLangで生成した採用動画をご覧いただけます。前半の4本は会社案内資料や説明用のテキストから、後半の4本は人物を写した映像を素材にして作りました。登場する企業と人物はいずれも架空です。

会社紹介(事業・実績・カルチャー)

  • :会社説明
  • 想定シーン:採用サイトのトップ、会社説明会の冒頭
  • 素材:会社案内資料(PDF/PPTX)

会社概要から事業内容、制作実績、オフィスの様子、募集要項と選考フローまでを、説明会で話す順にひととおり通した約3分の動画です。採用サイトに置いておけば、説明会に来られなかった応募者にも同じ内容が届きます。

【会社紹介】事業と雰囲気を伝える会社説明動画

会社案内の資料から、会社概要・事業内容・制作実績・働く環境・募集要項と選考フローの順に紹介する会社説明動画を作ってください。 最後に応募の呼びかけを入れてください。

このテンプレートで動画を作る

新卒採用説明会

  • :会社説明(説明会向けの短縮版)
  • 想定シーン:合同説明会のブース、エントリー前の接触
  • 素材:企業紹介スライド

同じ会社説明でも、こちらは50秒弱にまとめた説明会向けです。ミッション、事業内容、働き方、応募案内の4点だけを残しました。エントリー前の応募者は長い動画を最後まで見ないので、前掲の型の表では「短め」に振った側にあたります。

【採用説明会】新卒採用説明会

新卒向けの会社説明会で流す1分以内の動画を作ってください。 歓迎の挨拶とアジェンダ、ミッション、事業内容、働き方、応募方法の順に、案内役が説明する構成にしてください。

このテンプレートで動画を作る

社員プロフィールの紹介

  • :社員紹介(採用広報)
  • 想定シーン:採用広報のSNS発信、選考前の雰囲気の共有
  • 素材:社員紹介のプロフィール資料

所属と経歴、仕事の内容、職場の雰囲気、求職者へのメッセージを1枚ずつ資料にまとめ、案内役が読み上げる形にした40秒ほどの動画です。次に出てくるインタビュー動画とは役割が違い、本人に語ってもらうのではなく、プロフィールを整理して伝える用途を想定しています。

【採用広報】マーケティング部 熊谷菜那の紹介動画

社員紹介の資料から、プロフィール・趣味と経歴・職場の雰囲気・求職者へのメッセージの順に紹介する動画を作ってください。 親しみやすいトーンで、字幕は短く区切って表示してください。

このテンプレートで動画を作る

代表からのメッセージ

  • :会社説明(トップメッセージ)
  • 想定シーン:採用サイトのメッセージ欄、SNSでの発信
  • 素材:代表メッセージの原稿
  • 設定:アバターあり・縦型

代表や部門責任者の方針発信を、原稿から縦型の動画にしたものです。26秒と短く、自己紹介、業界の変化、求める人物像までを1本に収めています。アバターが話す形なので、代表の撮影日程を押さえられないときでも作れます。

【CEOメッセージ】代表取締役社長 山田太郎【採用広報】

代表からの採用メッセージを、縦型30秒以内の動画にしてください。 自己紹介、業界の変化、これまでの常識への問題提起、求める人物像、歓迎の言葉の順に話す構成にしてください。

このテンプレートで動画を作る

社員インタビュー(1人・横型)

  • :社員インタビュー
  • 想定シーン:採用サイトの読み物枠、選考中の理解促進
  • 素材:本人に質問へ答えてもらった映像

ここからの4本は、人物を写した映像を素材にして作ったものです。この1本目は、仕事の内容、やりがい、働く環境を1人の社員が順に語る約1分40秒の構成で、語りの要点が左右のテロップに起こされます。なお、掲載している映像の人物は生成した素材であり、実在の社員の発言ではありません。

社員の仕事と働き方を伝えるインタビュー

社員に仕事内容・やりがい・働く環境を語ってもらった映像から、採用サイト向けのインタビュー動画を作ってください。 話題の変わり目に見出しを出し、語りの要点をテロップで添えて、最後に企業理念とロゴで締めてください。

このテンプレートで動画を作る

社員座談会(3人・横型)

  • :社員インタビュー(複数名)
  • 想定シーン:新卒採用の理解促進、入社後のイメージづくり
  • 素材:3人それぞれに同じ質問へ答えてもらった映像

同じ質問を3人に投げ、答えを順につないだ2分強の座談会形式です。1人の語りでは主観に寄りますが、3人分が並ぶと職場の見え方に幅が出ます。新人研修や育成の話題は複数名で見せたほうが伝わる題材です。こちらも人物の映像は生成した素材です。

新人研修と成長を伝える社員座談会

新人研修と職場の学び合いについて、3人の社員に同じ質問へ答えてもらった映像から座談会形式の動画を作ってください。 共通の質問を先に提示し、要点を大きめのテロップで出して、最後に企業メッセージを添えてください。

このテンプレートで動画を作る

職種紹介を兼ねたインタビュー(縦型)

  • :職種紹介
  • 想定シーン:職種別の募集ページ、スカウトメールへの添付
  • 素材:担当者に仕事内容を語ってもらった映像

職種紹介を、担当者本人の語りで見せた55秒の縦型です。仕事内容を文章から説明する作り方に対して、こちらは「誰がやっているのか」まで一緒に伝わります。募集職種ごとに同じ構成で撮り、差し替えていく使い方を想定しています。人物の映像は生成した素材です。

開発者が語る仕事の魅力|採用インタビュー

開発職の社員に仕事内容とやりがいを語ってもらった映像から、縦型の採用インタビュー動画を作ってください。 質問をタイトルカードで示し、画面下部に語りの要約を表示して、ロゴで締めてください。

このテンプレートで動画を作る

新人育成と社風を伝えるインタビュー(縦型)

  • :社員インタビュー
  • 想定シーン:SNSでの採用広報、エントリー前の接触
  • 素材:社員に自社の特徴を語ってもらった映像

40秒弱の縦型で、テーマの予告、社員の語り、ミッションとロゴという3つの区切りだけの構成です。SNSに流す前提なら、この程度の長さと情報量が扱いやすくなります。人物の映像は生成した素材です。

社員が語る新人育成と社風|採用インタビュー

新人育成の考え方と社風について社員に語ってもらった映像から、縦型のメッセージ動画を作ってください。 冒頭にテーマを出し、下部に肩書きと字幕を添えて、ミッションとロゴで締めてください。

このテンプレートで動画を作る

採用動画ができるまでの流れ

作り方を4択のどれに決めても、1本の採用動画ができるまでにやることの中身は大きくは変わりません。違うのは、それぞれの工程を社外に任せるか自社で持つか、そして撮影の工程が発生するかどうかです。外注で最短6週間、3〜6ヶ月が主流という期間の大半は、企画の確定と撮影の日程調整に費やされます。どこが自社の負担になるのかを工程単位で把握しておくと、見積もりの読み方も、内製に踏み切るかどうかの判断も速くなります。

  • 企画(型と伝えることを決める):誰にいつ見せる動画かを決め、5つの型のどれを作るかを確定します。どの作り方でも自社が主体になる工程で、ここが曖昧なまま発注すると修正が増えます。
  • 構成・台本づくり:伝える順番とナレーションの言葉を決めます。制作会社・フリーランスは取材を通じて作り、内製は自社で書き、AI生成ツールでは既存の会社案内資料や募集要項がそのまま入力素材になります。
  • 撮影:出演者の人選、日程調整、機材とロケ地の手配が発生します。実写が必然の型だけに必要な工程で、AI生成ツールで作る場合はここが丸ごとなくなります。
  • 編集・仕上げ:カット編集、テロップ、ナレーション、BGMを乗せます。外注では確認と修正依頼が自社の仕事になり、内製は編集ソフトの習熟、AI生成ツールでは台本と字幕をブラウザ上で直す作業に置き換わります。
  • 公開・運用:採用サイトや求人媒体への掲載、縦横比の出し分け、そして制度改定にあわせた改訂まで。ここまで含めて誰が担当するかを、作り方を決める時点で確認しておきます。

採用動画づくりで押さえるポイント

どの作り方を選ぶ場合でも、企画の段階で決めておくと後戻りが減る点が5つあります。

  • 視聴シーンから尺を逆算する:応募前の接触で見せる動画は短く作ります。学情の調査では視聴タイミングとして「エントリー前」が81.2%と最多で、この段階の視聴者はまだ自社に関心を寄せきっていません。選考が進んだ相手に見せる動画は長くても構いません。
  • 1本1メッセージに絞る:会社説明・制度説明・職種紹介を1本に詰め込むと、どれも印象に残りません。型ごとに分けたほうが視聴も更新もしやすくなります。
  • 出演者の選定と社内合意を先に取る:撮影する型では、出演者の人選、上長の承諾、退職後の公開可否までを撮影前に決めておきます。あとから差し替えると再撮影になります。
  • 配信先に合わせて縦横比を決める:採用サイトや説明会は横型、SNSやスカウト添付は縦型が見やすくなります。同じ内容を両方の比率で用意する前提だと、作り方の選択も変わります。
  • 更新を前提に作る:制度改定・組織変更・募集職種の追加で、採用動画は必ず古くなります。1年後に誰がどう直すかを決めてから作り方を選んでください。前述の4択比較の「運用(更新・量産)」の行が、この判断に直結します。

入社後に使う業務手順の動画化を並行して検討している場合は、マニュアル動画の作り方ガイドで作り方を整理しています。

採用の前後でつながる動画づくりは、それぞれ別の記事にまとめています。

マーベリック君

最初の1本は、いちばん更新が多い制度説明から作ってみるのがおすすめだよ!

よくある質問

採用動画の費用相場や制作期間といった検討段階の疑問と、AIで作る場合の実務的な質問を、採用担当者の方から寄せられることの多い順にまとめました。

よくある質問

採用動画の制作費用の相場はいくらですか?
外注する場合、社員インタビューのように取材と撮影が中心の型で1本30万〜100万円、事業紹介やドキュメンタリー形式のように企画と演出を作り込む型で100万〜300万円が一般的な目安です。会社説明・制度説明・職種紹介は作り込み方によってどちらの費用帯にも入ります。金額は尺・撮影日数・出演者の人数・二次利用の範囲で大きく変わるため、同じ型でも見積もりに幅が出ます。
採用動画の制作期間はどのくらいかかりますか?
制作会社に依頼する場合、最短の受注形態でも6週間程度から、3〜6ヶ月が主流です。企画・撮影・編集を一式で進めるためで、募集開始の直前に依頼して間に合わせるのは難しい水準です。撮影を伴わないAI生成ツールでの制作は、資料が手元にあれば大幅に短縮できます。
採用動画は自社で作れますか?
型と、手元にある素材によります。現場の日常や社内イベントのように撮影のタイミングが読めない題材は自社での撮影が向き、会社説明や募集要項のように情報が言葉で確定している型はAI生成ツールで内製できます。社員インタビューのように語りと表情が価値になる型も、社員に答えてもらった映像さえ用意できれば、構成とテロップはAI側で組めます。撮影の質そのものを高めたい1本は、取材力と撮影・編集の体制がある外部への依頼が確実です。
AIで採用動画は作れますか?
作れます。会社説明、制度説明・募集要項、職種紹介のように伝える内容が資料や文章で確定している型は、会社案内資料をアップロードすればナレーションと画面構成の付いた動画が生成されます。社員個人の経験や語りが主役になる動画も、本人に答えてもらった映像を素材として入力すれば、見出しと要約テロップを付けた1本に構成できます。必要なのは撮影の工程であって、そのあとの編集まで外部に預ける必要はありません。
採用動画の効果はどう測ればよいですか?
動画単体ではなく、採用プロセスの指標と組み合わせて見ます。視聴回数と視聴完了率で「最後まで見られているか」を確認し、動画を設置したページからのエントリー数、説明会の参加率、選考中の辞退率の変化で採用への寄与を追います。公開前後で比較できるよう、掲載開始日を記録しておくことをおすすめします。
採用動画はどのくらいの尺にすべきですか?
視聴シーンから逆算します。学情の調査では、学生が動画を見たいタイミングは「インターンシップへのエントリー前」が81.2%で最多でした。この段階の視聴者はまだ自社への関心が高くないため、会社説明や職種紹介は短くまとめます。選考が進んだ相手に見せる事業紹介や社員インタビューは、長めでも最後まで視聴されやすくなります。
SHARE
NoLang サービスご紹介資料
資料ダウンロード

NoLangの導入を
ご検討中の方

NoLangを
ご利用中の方