営業資料を動画化する方法|PowerPoint/PDF から作る手順と費用相場

この記事の要点

  1. 営業資料の動画化とは、既存の提案書(PPTX・PDF)の要点にナレーションや字幕を載せ、再生するだけで提案が伝わる形に作り替えること。
  2. 全ページを動画にする必要はなく、動画化に向くのは「流れで伝える情報」、料金表や仕様一覧など「見比べる情報」は資料のまま渡すのが基本。
  3. 作り方は内製・外注・AIの3つ。外注はスライドショー型で10万〜30万円(1〜2週間)、演出や撮影が入ると60万円超が目安。
  4. AI生成なら資料をアップロードして尺・言語・向きを選ぶだけで作成でき、価格改定時は資料を差し替えて作り直せる。
  5. 送付は商談前60〜90秒・商談中30秒〜2分・商談後1.5〜3分と、フェーズごとに役割と尺を分けると機能する。
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提案書を送ったのに、商談当日になっても開かれていない——営業資料の動画化は、この状況を変えるための現実的な打ち手です。本記事では、手元のPowerPoint(PPTX)やPDFの営業資料を動画にする方法を、どのページを動画にするかの仕分け、内製・外注・AIの3方式の費用比較、AIで動画化する具体的な手順、そして商談での送り方まで通しで解説します。

つまずきやすいのは、資料を1ページ目から最後まで丸ごと動画にしてしまうケースです。尺は間延びし、価格や仕様を直すたびに作り直しが発生します。営業資料の動画を機能させる鍵は、作り始める前に「動画にするページ」と「資料のまま渡すページ」を分けておくことにあります。

作り方は内製・外注・AIの3つ。中でもAI生成なら、手持ちの提案書をアップロードして設定を選ぶだけで、1本目を今日中に形にできます。以降で、判断基準と手順を順に見ていきましょう。

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営業資料を動画化するメリット

営業資料の動画化とは?

営業資料の動画化とは、既存の提案書や営業資料(PPTX・PDF)の要点にナレーションや字幕を載せ、受け手が再生するだけで提案内容を理解できる形に作り替えることです。新しく企画から起こす映像制作とは違い、すでに社内にある資料を出発点にできるのが特徴です。

出来上がるのは、相手が自分の都合のよい時間に再生できる「説明つきの資料」です。担当者が同席しなくても、資料の意図した順序どおりに、同じ品質の説明が届きます。

営業で使う動画には、会社・サービス紹介や導入事例などいくつかの型があり、営業資料の動画化は「手元の資料を出発点にする型」に当たります。どの型から着手するか自体を決めかねている場合は、営業動画の作り方ガイドに営業プロセス全体での使い分けをまとめています。

なぜ営業資料を動画にすると商談が変わるのか?

買い手は、営業担当に会う前にほとんど検討を終えているからです。初回面談の時点で85%の購買担当者が、すでに発注候補を絞り込んでいるという調査結果があります(「ほぼ決まっている」29%+「いくつかの候補に絞り込まれている」56%。出典: ワンマーケティングBtoB購買プロセス白書2025、n=600)。

商談当日に一から説明を始める前提でいると、相手の頭の中ではすでに順位がついている、ということです。同じ調査では、高価格帯の取引は検討から契約まで「半年以上」かかるという回答が54%、購買に関与する人数は平均18.3人と報告されています。会えていない期間に、会えていない相手へどう届けるかが勝負どころになります。

営業資料の動画化で得られるメリットは?

会える人数と時間の上限を、資料そのものに肩代わりさせられる点にあります。具体的な効きどころは次の5つです。

  • 相手の時間で読まれる:メールに添えておけば、移動中や会議の合間など、相手が選んだタイミングで再生されます。
  • 説明の質がぶれない:ベテランと新人で提案の伝わり方が変わる、という属人差をなくせます。
  • その場にいない人へ届く:受け取った担当者がURLを転送するだけで、上長や他部署にも同じ説明が回ります。
  • 海外案件に転用できる:同じ資料から別言語版を用意すれば、翻訳資料を作り直す手間を省けます。
  • 問い合わせに即返せる:フォーム返信に添えておけば、初回接触の熱量が高いうちに提案の中身を渡せます。

営業資料の動画は何分にすべき?

用途によって適正尺は変わりますが、商談まわりで送る動画は1〜3分に収めるのが基本です。1,300万本超の動画を分析したWistiaのレポートでは、1分未満の動画は平均エンゲージメント率52%を保ち、ハウツーや製品デモといった教育・説明系は1〜5分が適正帯とされています。同レポートでは、5〜30分の帯で9%、30分超では11%のエンゲージメント低下も報告されています(出典: Wistia「How to Choose the Right Marketing Video Length for Any Goal」)。

この目安を商談のフェーズに置き換えると、次の配分になります。送る目的が違えば、必要な尺も変わります。

商談フェーズ別の推奨尺
フェーズ推奨尺動画に持たせる役割根拠
商談前の事前共有60〜90秒課題認識と提案の輪郭を渡し、当日の議論を前に進める1分未満は平均エンゲージメント率52%(Wistia)
商談中の補足説明30秒〜2分口頭では伝えにくい仕組みや導入イメージを見せる製品デモなどの説明系は1〜5分が適正帯(Wistia)
商談後の社内展開1.5〜3分同席していない決裁者に提案の全体像を届ける教育・説明系は1〜5分が適正帯、長尺帯はエンゲージメント低下(Wistia)
マーベリック君

尺の目安は分かったけど、資料のどこを動画にすればいいんだろう?実は、動画にしないほうがいいページもあるんだ。次で仕分けていこう!

動画化すべき資料・すべきでない資料の見分け方

営業資料はすべて動画化すべき?

すべてを動画にする必要はありません。動画化に向くのは「流れや文脈で伝える情報」、向かないのは「並べて見比べる情報」です。この一本の線を引くだけで、作る量も、あとから発生する更新の手間も大きく減ります。

見比べる情報とは、料金プランや機能一覧のように、相手が視線を行き来させながら自分のケースに当てはめて考えるページです。こうしたページは再生速度に読み手を縛られる動画と相性が悪く、資料のまま渡したほうが検討が進みます。

動画化に向く資料・向かない資料は?

手元の提案書を開いて、ページ単位で下表に当てはめてみてください。判定の理由と、動画にする場合の目安尺をあわせて示します。

営業資料の動画化 向き不向き早見表
資料ページの種類判定理由動画にするなら
課題提起・現状整理動画化◎相手の状況に重ねて語ることで共感が生まれる15〜30秒
導入の背景・ストーリー動画化◎時系列があり、順番に聞かせる形式が合う20〜40秒
導入事例・お客様の声動画化◎状況→打ち手→成果の流れが説得力を生む30〜60秒
全体像・仕組み図動画化◎図のどこを見るかを声で誘導できる20〜40秒
デモ・操作説明動画化◎静止画では伝わらない動きをそのまま見せられる30〜60秒
料金表・プラン比較△(相手ごとに作り分ければ◎)全プランの網羅表は自分の条件で見比べる情報なので資料で渡す。相手に関係するプランに絞った説明なら動画が効く相手のプランだけ30秒前後で説明し、全体表は資料へ誘導
機能仕様の一覧△(相手ごとに作り分ければ◎)網羅一覧の読み上げは冗長。相手の課題に関係する機能だけに絞れば動画が効く相手に効く機能2〜3個を30〜60秒で
競合比較表全項目の読み上げは不向き。相手が比較中の相手に絞れば有効だが、動画は社外に転送されうるため断定的な優劣表現は資料以上に慎重に要点3点に絞って15秒
契約条件・注記資料のまま◎正確な原文の提示が必要で、聞き流されると危険動画に入れない

料金表と機能一覧の判定は、顧客ごとに動画を作り分ける「パーソナライズ」を前提にしています。人が録画する方式では、相手ごとの作り分けは毎回の撮り直しになり現実的ではありません。しかしAIの再生成なら、同じ資料から「相手に関係する部分だけを説明する動画」を商談相手ごとに量産できます。網羅的な表そのものは、これまでどおり資料で渡すのが適切です。

なお、右端の目安尺は出典のある基準ではなく、商談前後に送る動画としての見やすさから本記事で置いている目安です。自社の商材や商談の進め方に合わせて調整してください。

向かない資料はどう扱えばいい?

捨てるのではなく、動画を「入口」、資料を「参照先」とする二層構成にします。動画で興味を持ってもらい、詳細は添付した資料で確認してもらう形にすれば、両方の長所が残ります。この二層構成は、先ほどのパーソナライズと組み合わせると効果的です。動画側は相手のステータスに合わせて説明箇所を変えた相手別バージョン、資料側は全員共通の網羅版、という役割分担にできます。

この二層構成には、更新の面でも意味があります。価格改定や機能追加のたびに動画を作り直すのは、内製でも外注でも負担の大きい作業です。変わりやすい情報を資料側に寄せておけば、更新は資料の差し替えだけで済み、動画は長く使えます。この「更新コストをどちらが負うか」という観点は、次章の作り方選びにそのまま効いてきます。

動画化の優先順位はどうつける?

すべてを一度に作ろうとせず、効果が出る1本から始めるのが確実です。最初の1本は、次の3条件が重なるページを選んでください。

  • 使用頻度が高い:ほぼすべての商談で説明しているページほど、動画にした時間の回収が早くなります。
  • 説明が属人的:担当者によって話す内容や熱量が変わっているページは、動画にする効果が大きい部分です。
  • 更新頻度が低い:半年〜1年は内容が変わらないページを選ぶと、作り直しの手間が発生しません。
マーベリック君

仕分けができたら、いよいよ作り方だね。内製・外注・AIで、かかるお金も時間もぜんぜん違うよ。次で並べて比べてみよう!

営業資料を動画にする3つの方法と費用

営業資料を動画化する方法は何がある?

営業資料を動画にする方法は、自社で内製する・制作会社に外注する・AIで自動生成する、の3つです。どれが正解ということはなく、本数・更新頻度・求める見栄えで選び分けます。

比較条件をそろえるため、以下は「スライド15〜20枚の提案書を1本、尺1〜3分で動画化する」ケースを想定しています。金額は公開されている相場の目安であり、演出内容や依頼先によって変動します。

内製・外注・AIの比較(提案書1本あたり)
比較軸内製(PowerPoint録画)外注(制作会社)AI生成
費用外注費0円(担当者0.5〜2人日の社内工数。自社試算)10万〜150万円(演出内容による)無料〜月額数千円のプラン内
1本あたりの所要時間半日〜数日(録り直し次第)1〜2週間〜数か月数分〜数十分
更新コスト該当部分を録り直し差し替えのたびに追加費用と納期資料を差し替えて再生成
相手別の作り分け・量産本数分の録音時間が必要本数に比例して費用が増える設定を変えて何本でも作れる

① 自社で内製する場合は?

PowerPointだけで完結できるのが内製の強みです。王道は、[スライドショー]タブの「スライドショーの記録」で全スライドにナレーションを録音し、[ファイル]→[エクスポート]の「ビデオの作成」でMP4として書き出すルートです(手順の参考: 熊本学園大学 e-キャンパスセンター「PowerPointの資料から動画を作成する方法」、京都大学 CONNECT「PowerPoint・Keynote等にナレーションを付け、動画ファイルとして書き出す方法」)。

担当者本人の声で語る温度感を残したいときは、内製が最も適しています。一方で限界もはっきりしています。言い間違えるたびに録り直しが必要で、静かな収録環境も要ります。さらに、録音した担当者が異動・退職すると、声をそろえられず更新できなくなります。

② 制作会社に外注する場合の費用相場は?

外注費は演出の重さで3段階に分かれます。営業資料の動画化は最も軽い層に当たるため、スライドショー型に絞れば10万円台から、演出や撮影が入ると60万円を超えます。

  • スライドショー型:10万〜30万円/制作期間1〜2週間。既存資料を活かし、ナレーションと簡単な動きを付ける構成です(出典: ムビサク「アニメーション動画制作の費用相場」)。
  • ナレーション+モーション演出:30万〜60万円。図解のアニメーションやテロップ演出を作り込む構成で、サービス・商品紹介動画の中心帯にあたります(出典: Lumii「動画制作・映像制作の相場・料金表」)。
  • 撮影・キャラクターアニメ込み:60万〜150万円/制作期間1.5〜3か月。実写撮影やオリジナルアニメを伴う構成です(出典: ムビサク、Lumii)。

納期の幅も、費用と同じく演出の重さで決まります。既存資料を活かすスライドショー型なら1〜2週間ですが、モーション演出が加わると2〜4週間以上、撮影やオリジナルアニメを伴う構成では1か月を超えます。外注の納期目安に幅があるのは、この演出レベルの違いを一括りにしているためです。

注意したいのは、尺が伸びるほど費用も積み上がる点です。Lumiiの料金表では、同じサービス紹介動画でも1分なら30万〜40万円、3分では50万〜60万円が目安とされています。提案先ごとに内容を変えた動画を何本も用意する使い方とは、費用構造が噛み合いません。

③ AIで自動生成する場合は?

資料そのものを入力にできるため、原稿執筆も録音も省けるのがAI生成です。動画生成AI「NoLang(ノーラン)」の場合、無料プランでも動画を作って内容を確かめられます(無料プランの動画には透かしが入り、視聴・編集・ダウンロードは2週間以内に限られます)。透かしを外して継続的に使うなら、月額2,980円のStandardプラン以上が対象です。

価格改定や機能追加があっても、更新した資料をアップロードし直せば動画を作り直せます。この「作り直しが安い」という性質が、更新頻度の高い営業資料と相性のよい理由です。

同じ性質は、仕分けの章で触れたパーソナライズにもつながります。撮影と録音で内製する場合も外注する場合も、現実的に持てるのは全員共通の1本で、作り直すときもその1本を更新するのが限界です。AI生成なら、同じ資料から相手ごとに説明を変えた動画を1人1本ずつ作り分けられます。具体的な操作手順は次章で扱います。

結局どの方法を選べばいい?

条件で機械的に選んで構いません。1本だけ作れば十分で見栄えを最優先するなら外注、担当者本人の語り口を残したいなら内製、提案先ごとの作り分けや頻繁な更新があるならAI生成が合います。

もちろん併用もできます。会社紹介のように長く使う1本は外注で作り込み、提案先ごとに差し替える説明動画はAIで量産する、といった組み合わせが現実的な落としどころになります。

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マーベリック君

AI生成が向いてそうなら、あとは手を動かすだけ。次の章で、資料をアップロードしてから完成までの流れを見ていこう!

AIで営業資料を動画化する手順

NoLangで営業資料を動画化するには?

国産の動画生成AI「NoLang(ノーラン)」の「資料から生成」を使えば、提案書のPDFやPowerPoint(PPTX)をアップロードするだけで、ナレーション付きの動画を作成できます。AIで営業資料の動画を作成する流れは、次の5ステップです。

  1. 入力タイプ「資料から生成」を選ぶ

    ホーム画面の入力タイプから「資料から生成」を選びます。営業資料を起点にする場合は、このモードが出発点になります。

  2. 提案書をアップロード

    PDFまたはPowerPoint(PPTX)形式の資料をアップロードします。ファイルサイズの上限は400MBです。

  3. 生成モードを選ぶ

    「資料をプレゼンさせる」「資料を要約する」「資料を分析する」の3つから選びます。提案書をそのまま説明させるなら「資料をプレゼンさせる」、長い資料を短く届けたいなら要約時間を指定できる「資料を要約する」が向いています。

  4. 尺・言語・画面の向きを設定する

    動画の長さは約30秒〜約4-6分の7段階から選べます。出力言語は34言語に対応し、アスペクト比は16:9(横型)と9:16(縦型ショート)から指定します。

  5. プレビューを確認して書き出す

    生成された動画をプレビューで確認し、必要な箇所を編集してからダウンロードします。

どんな動画ができる?

実際にNoLangで作成した営業向けの動画を3本紹介します。1本目が本記事の主題である「手元の提案書をそのまま動画化した」例、残り2本は仕分けの章で動画化◎とした「提案サマリー」「導入事例」を動画にした例です。

まずは提案書の動画化。セキュリティサービスの提案書(PPTX)をアップロードし、アバター講師がページ順に説明していく構成です。ここまでの5ステップで出来上がるのが、ちょうどこのタイプの動画です。

次は「資料を要約する」の使い方に近い、課題→解決策→効果の流れを短くまとめた提案サマリーです。長い提案書を全部見せるのではなく、要点だけを1分以内で届けたい場面に向いています。

最後は導入事例です。数値実績をカードとグラフで見せる構成で、仕分けの表で「事例・お客様の声は動画化◎」とした判定の具体形です。

こんな動画を自分の資料で作ってみる

AIにきれいに読ませるには資料をどう直す?

そのままアップロードしても動画にはなりますが、営業資料は数字と固有名詞の塊です。NoLangなら、AIが生成した動画をそのまま編集画面で直せます。AIがやりがちな固有名詞や数字の誤読も、該当箇所を選んで修正するだけです。編集画面は動画編集の経験がない人でも直感的に触れるつくりになっており、動画作成が初めてでもすぐに使いこなせます。

そのうえで、AIに読ませる前に資料を整えておくと、あとから直す箇所そのものを減らせます。次の6点を先に済ませておいてください。

  • 1枚あたりの情報量を絞る:1ページを30秒〜1分で語れる量に整えます。情報が詰まりすぎたページは早口になりがちです。
  • ノート欄に話し言葉を置く:スライドの箇条書きとは別に、実際に話す言い回しをノート欄へ書いておきます。
  • 図表だけのページに1行足す:グラフや図のみのページには、何を示す図なのかを説明する短いリード文を入れます。
  • 英字・数字の読みをそろえる:製品名やアルファベットの略語は、読み方をカタカナで併記しておきます。
  • 社名・製品名は読み方登録を使う:NoLangには固有名詞の読みをカタカナで登録できる「読み方登録」機能があります。頻出する自社名や製品名を最初に登録しておくと、以降の動画すべてに効きます。
  • 最新版に更新してから入れる:価格・日付・実績数値は、動画化の直前に最新の値へ差し替えます。

生成した動画は何をチェックすればいい?

営業資料の動画は、誤りがそのまま提案の信頼に響きます。書き出す前に、次の6点を必ず確認してください。

  • 金額・数値の読み上げ:価格や割合が正しく読まれているかを、資料の数字と突き合わせます。
  • 社名・製品名の読み:自社名・相手先名・英字の略語に誤読がないかを確認します。誤りがあれば読み方登録で直します。
  • 最新版の資料との一致:古いバージョンの資料をアップロードしていないかを確認します。
  • スライドと音声のずれ:話している内容と、画面に映っているページが対応しているかを見ます。
  • 尺が想定に収まっているか:送るフェーズの推奨尺(商談前なら60〜90秒)を超えていないかを確認します。
  • 社外秘ページの混入:社内向けの原価やメモが残ったページが含まれていないかを最後に確かめます。

修正が必要な箇所は、ブラウザ上のエディタで直せます。シーン一覧から該当箇所を選び、タイムラインの読み上げ台本レーンで文言を直して再生成すれば、最初から作り直す必要はありません。

マーベリック君

チェックまで終われば1本完成だね。でも、作っただけじゃ商談は動かないよ。最後に、いつ誰に送るかを決めよう!

動画化した営業資料を商談で使う運用フロー

動画化した営業資料はいつ送ればいい?

送るタイミングは3つあり、商談前・商談中・商談後で、動画に持たせる役割はそれぞれ異なります。同じ1本を使い回すのではなく、フェーズごとに渡すものを決めておくと機能します。

商談フェーズ別の送付運用
タイミング送る人送る内容期待する反応添える一文の例
商談前担当営業/インサイドセールス課題提起と提案の輪郭(60〜90秒)当日は具体論から始められる「事前に90秒だけご覧いただけますと、当日の議論を深められます」
商談中担当営業仕組み図・デモ(30秒〜2分)口頭説明では詰まる部分の理解「この部分は動画でご覧いただくのが早いので、再生します」
商談後担当営業(先方担当者が転送)提案全体の要約(1.5〜3分)同席していない決裁者へ届く「社内でご共有の際は、このURLをそのままお回しください」

商談前の送付はどう運用する?

事前送付は、送る文面まで型にしておくと定着します。「余裕があれば送る」という属人的な運用にすると、まず続きません。

  • アポ確定メールに同送する:日程確定の返信に必ず添える運用にすれば、送り忘れがなくなります。
  • 問い合わせの自動返信に載せる:関心が最も高い瞬間に、提案の中身をそのまま渡せます。
  • 尺を本文に明記する:「90秒でご覧いただけます」と書き添えるだけで、再生のハードルが下がります。
  • 資料と一緒に渡す:料金表や仕様一覧は動画に入れず、添付資料として並べて送ります。

商談後、決裁者にはどう展開してもらう?

高価格帯の取引には平均18.3人が関与するという調査結果があるとおり(ワンマーケティング「BtoB購買プロセス白書2025」)、商談に同席した担当者は、そのあと社内で何度も同じ説明を繰り返すことになります。この社内再説明の負荷を肩代わりするのが、商談後に渡す動画の役割です。

そのため、転送されることを前提に設計します。冒頭15秒で提案の結論を言い切ること、尺を1.5〜3分に抑えること、URLひとつで再生できる形にしておくこと。この3点を満たしていれば、担当者は説明を足さずにそのまま回せます。

そのURLは、配布先に合わせて自社で用意します。社外に渡す場合は、書き出したMP4を普段使っている配信手段——MAツール、動画配信サービス、共有ストレージなど——に置き、そこで発行されるリンクを共有するのが一般的です。社内で回すだけなら、NoLangの組織内共有を使えば、同じ組織のメンバーが動画を閲覧・編集・ダウンロードできます。どの手段を使うかで、次に述べる視聴の確認手段も変わります。

送った動画が見られたかは確認できる?

視聴の有無をデータで追いたい場合は、MAツールや動画配信サービス側の計測機能を使うのが一般的です。動画そのものではなく、配信と計測を担うツール側の役割だと整理しておくと、必要な仕組みを選びやすくなります。

計測基盤がまだない段階でも、確認の手立てはあります。事前送付への返信内容、商談冒頭で相手が動画の内容に触れるかどうか、当日のアジェンダが説明から議論へ進んでいるか。こうした運用上のシグナルからでも、届いたかどうかはおおむね判断できます。

1本作ったあとはどう横展開する?

1本目が回り始めたら、同じ資料からの派生で広げるのが最短です。提案先の業種に合わせて事例部分だけ差し替える、海外商談向けに34言語から必要な言語で書き出す、要点だけを縦型ショートにして展示会やSNSで使う、といった展開ができます。

営業動画には、営業資料の動画化のほかにも、会社・サービス紹介、提案説明、導入事例、集客ショートといった型があります。営業プロセス全体でどの型をどう使い分けるかは、営業動画の作り方ガイドで5種類を比較しています。サービスそのものの価値訴求へ広げるならサービス紹介動画の作り方、モノの特長を売る動画なら商品紹介動画の作り方もあわせてご覧ください。

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よくある質問

営業資料を動画にするときによく寄せられる、対応ファイル形式・費用・尺・更新のしかた・多言語対応についての質問をまとめました。

よくある質問

営業資料の動画化に対応しているファイル形式は?
NoLangの「資料から生成」では、PDFとPowerPoint(PPTX)形式の資料に対応しており、アップロード上限は400MBです。営業部門が普段使っている提案書のファイルを、そのまま動画化の入力に使えます。なお、PDFはページ数の上限があり、超過した場合はエラーが表示されます。
営業資料の動画作成にはどれくらい費用がかかりますか?
制作会社に外注する場合、既存資料を活かしたスライドショー型で10万〜30万円、ナレーションとモーション演出を作り込むと30万〜60万円、実写撮影やキャラクターアニメを伴うと60万〜150万円が目安です。自社での内製は担当者の人件費のみ、AI生成なら無料プランから試せて、透かしを外す場合は月額2,980円のStandardプラン以上が対象になります。
営業資料の動画は何分くらいが適切ですか?
商談前の事前共有なら60〜90秒、商談中の補足なら30秒〜2分、商談後に決裁者へ回す要約なら1.5〜3分が目安です。1,300万本超の動画を分析したWistiaのレポートでは1分未満の動画が平均52%のエンゲージメント率を保ち、説明・教育系は1〜5分が適正帯とされています。
価格や機能が変わったら動画は作り直しですか?
資料を最新版に更新してアップロードし直せば、同じ設定で動画を再生成できます。1か所だけの修正であれば、ブラウザ上のエディタでシーンを選び、読み上げ台本を書き換えて再生成するだけで済みます。更新が頻繁な料金表や仕様一覧は動画に入れず、資料側に残しておくと作り直し自体が発生しません。
海外の商談相手にも同じ資料を使えますか?
NoLangは34言語での動画出力に対応しているため、同じ提案書から必要な言語の動画を用意できます。翻訳した資料を作り直して録音し直す手間がなくなるので、海外拠点や外資系企業への提案でも同じ内容を届けられます。
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