業務マニュアルを作るときに最初に決めるのは、何のために、誰が読み、どの業務を書くかです。 ここが決まれば、書き方やレイアウトの工夫は後から足せます。
この記事では、まずマニュアルとは何かと、手順書・手引き・SOPとの違いを整理します。 次に、マニュアルを作るメリットとデメリット、誰がどの業務から作るかを説明し、業務マニュアルの作り方を7つのステップで紹介します。 書き方のコツは電話の取り次ぎを題材にした見本の文で示し、項目の型(テンプレート)と、電話・接客・現場の作業・経理・システムの操作の5つの見本を載せます。 後半では、作ったマニュアルが使われ続けるための運用と、作成ツール・AI・パワーポイントの使い方、手順を動画で伝える方法を紹介します。
マニュアルとは?手順書との違いとマニュアル化の意味
マニュアルとは
マニュアルとは、業務の目的と全体の流れ、手順、判断の基準をまとめ、誰が担当しても同じ品質で業務を進められるようにする文書です。 辞書では「機械・器具などの取り扱い説明書」と「行動や作業の定型・手順をまとめた小冊子類」の2つの意味が載っていて、この記事で扱うのは後者の、社内の業務のためのマニュアル(業務マニュアル、社内マニュアル)です。
マニュアルを作ることで得られる効果と、気をつけたいデメリットは、後の「マニュアルを作るメリットとデメリット」の章で説明します。
マニュアルと手順書の違い
マニュアルと手順書は、扱う範囲で分けるのが一般的です。 マニュアルは業務の目的・流れ・ルール・判断の基準まで含み、手順書はその中の特定の作業を、順番に沿って細かく書きます。 ただし決まった定義はなく、手順書のことをマニュアルと呼ぶ会社もあります。 社内で呼び方がそろっていないときは、作る文書が「業務を説明するものか、1つの作業の手順を書くものか」を先に決めておくと、内容が重なりません。
| 観点 | マニュアル | 手順書 |
|---|---|---|
| 扱う範囲 | 1つの業務(目的・流れ・ルール・判断の基準) | 業務の中の1つの作業 |
| 目的 | 業務の進め方と、なぜそうするかを理解してもらう | 誰が作業しても同じ結果になるようにする |
| 書く内容 | 手順に加え、理由、例外の対応、相談先 | 作業の手順を1つずつ |
| 読む場面 | 業務を担当し始めるとき、迷ったとき | 作業をしながら、その場で |
| 例 | 電話の取り次ぎマニュアル(受け方、つなぎ方、担当者が不在のときの対応) | 電話機で内線に転送する操作の手順書 |
電話機の操作のような細かい手順は手順書に分け、マニュアルからはその手順書を参照する形にすると、マニュアルが長くなりすぎません。
手引き・SOPなど、似た文書との違い
マニュアルと手順書のほかにも、よく似た文書があります。 それぞれ何を書く文書かで見分けると、次のように整理できます。
| 文書 | 何を書くか | マニュアルとの関係 |
|---|---|---|
| 手引き(手引書) | 物事を初めて行う人に、進め方や全体の流れを案内する | 辞書では「案内書」「入門書」とされ、マニュアルの類語。マニュアルと同じ意味で使う会社もある |
| SOP(標準作業手順書) | 決まった業務や作業の手順を、誰が行っても同じやり方で進められるように定めて書く | 手順書に当たる。SOPはStandard Operating Procedureの略 |
| 作業標準書 | 作業の条件や品質の基準(何を、どの基準で行うか) | マニュアルや手順書は、その基準を満たすためのやり方(どの順番で行うか)を書く |
| 取扱説明書 | 機械やソフトウェアなど、モノの使い方 | 業務の進め方は書かない |
| 規程 | 就業規則や経費規程など、守るべきルールそのもの | マニュアルは、規程に沿って業務を進めるやり方を書く |
手引書と手順書に決まった使い分けはありませんが、辞書の意味から整理すると、違いは扱う広さです。 手引書は、初めての人に業務や手続きの全体の進め方を案内し、手順書は、その中の1つの作業を順番どおりに細かく書きます。 手順書(SOP)の書き方と見本は、手順書の作り方で詳しく説明しています。
マニュアル化とは?標準化との違い
マニュアル化とは、業務のやり方を文書にまとめ、誰でも同じやり方で進められる状態にすることです。 よく似た言葉の標準化は、誰がやっても同じ結果になるように、やり方と基準そのものを決めることを指します。
やり方が人によって違うまま文書にすると、書いた人のやり方が載るだけになります。 先に関係者でやり方と基準をそろえ(標準化)、決まったやり方を文書にして共有する(マニュアル化)、という順で進めると、作ったマニュアルが現場とずれません。
マニュアル化に向くのは、手順が決まっていて繰り返し発生する業務、人によって結果がばらつく業務、担当者が替わる業務です。
マニュアルを作るメリットとデメリット
マニュアルは、作れば必ず役に立つわけではありません。 作ることで得られる効果と、作ったことで起きやすい問題を先に知っておくと、作り方と運用で問題を防げます。
マニュアルを作るメリット
- 仕事の質がそろう:誰が担当しても同じ手順と基準で進めるので、担当者による出来の違いやミスが減ります。お客様や社内の相手から見ても、対応がそろいます。
- 教える時間と引き継ぎの手間が減る:新しく担当する人は、マニュアルを読んでから作業を始められます。教える人は、マニュアルに書いていない質問や、つまずいた所の説明に時間を使えます。
- 特定の人しかできない仕事が減る:担当者が休んだり異動したりしても、ほかの人が代わりに進められます。担当者の頭の中にあった判断の基準も、会社に残ります。
- 業務の無駄や人による違いが見える:手順を書き出す途中で、人によってやり方が違う所や、なくてもよい確認が見つかります。やり方をそろえ、見直すきっかけになります。
マニュアルのデメリット(注意点)と防ぎ方
マニュアルのデメリットは、作り方と運用の決め方で防げます。
| 注意点 | 起きること | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 作るのに時間がかかる | ふだんの業務と並行するので、作りかけのまま止まる | 1つの業務から始め、項目の型を使う。最初から全部を書こうとせず、試してもらって直す前提で出す |
| 更新されずに古くなる | 実際のやり方と違う記述が残り、読まれなくなる | 直す担当と見直しの時期を決める |
| 書いてあることしかしなくなる | 書いていない場面で手が止まる。目的に合わない対応をそのまま続ける | 手順に理由を添え、判断に迷うときの基準と相談先を書く |
| 読まれない・探せない | 作っても開かれず、同じ質問が続く | 置き場所と探し方を決め、公開したことを知らせる |
| やり方の改善が止まる | マニュアルどおりが正解とされ、よりよいやり方が出ても取り入れられない | 改善の提案を受け付ける窓口を決め、取り入れたら改訂する |
作る手間を抑える進め方は「マニュアルは誰が作る?作る体制と始め方」、理由と判断の基準の書き方は「わかりやすいマニュアルの書き方」、マニュアルが古くなったり探せなくなったりするのを防ぐ決め方は「使われ続けるマニュアルにする運用」の章で説明します。
マニュアルは誰が作る?作る体制と始め方
作る人と役割
業務マニュアルは、その業務の担当者が1人で書くより、役割を分けて作るほうが抜けが減ります。 業務に慣れた人ほど、自分にとって当たり前の準備や判断を書き忘れるからです。
| 役割 | 向く人 | すること |
|---|---|---|
| 業務を知る担当者 | その業務をふだん行っている人(複数いれば全員) | 手順、例外、判断の基準を説明する。下書きの内容が実際の業務と合っているかを確かめる |
| まとめる人 | 文章をまとめるのが得意な人。その業務の担当でなくてもよい | 担当者に聞き取り、項目の型に沿って書く。用語をそろえ、締め切りを管理する |
| 試す読み手 | その業務を初めて担当する人や、経験の浅い人 | マニュアルだけを見て作業し、手が止まった所を伝える |
| 公開を決める人 | 部署の責任者 | 社内の決まりと合っているかを確かめて、公開を決める。作る時間を業務として割り当てる |
1人で作るか複数で作るかで迷ったら、まとめる人は1人に決め、内容は業務を知る人から集め、試す読み手は書いた人とは別の人にします。 まとめる人が1人なら、書き方がそろい、作業が止まったときに誰が進めるかもはっきりします。 小さな部署では担当者がまとめる人を兼ねてもかまいませんが、試す読み手は別の人に頼みます。
何から始めるか(どの業務から作るか)
マニュアル作成は、部署の業務を一覧にして、最初に作る1本を選ぶところから始めます。
- 1. 業務を書き出す:部署の業務を、毎日・毎週・毎月のものから年に1回のものまで一覧にします。担当者の名前も添えると、特定の人しかできない業務が分かります。
- 2. 優先する業務を選ぶ:マニュアル化に向く業務(手順が決まっていて繰り返し発生する業務など)の中から、下の表の基準に多く当てはまる業務から先に作ります。
- 3. 最初の1本を決める:優先する業務の中から、範囲が小さく、試してもらう読み手がすぐに見つかる業務を選びます。1本を作り終えると、項目の型や書き方のルールがそろい、2本目からは速く作れます。
| 基準 | 業務の例 |
|---|---|
| 回数が多い | 毎日の電話の取り次ぎ、毎月の請求書の確認 |
| 間違えたときの影響が大きい | お金の支払い、お客様からの申し出への対応 |
| 特定の人しかできない | 1人の担当者だけが手順を知っている月末の処理 |
| 担当が替わる予定がある | 異動・退職・新しい人の配属が決まっている業務 |
| 同じ質問を何度も受ける | 新しく入った人から毎回同じことを聞かれる手続き |
マニュアル作成の手順(7ステップ)
マニュアル作成は、次の7つのステップで進めます。 各ステップの最後に、この記事の後半に載せる見本(電話の取り次ぎマニュアル)を作ったときに何を決めたかを添えます。
目的と読み手を決める
マニュアルを読んだ人が何をできるようになればよいか(目的)と、誰がどこで読むか(読み手と場面)を決めます。 読み手が初めて担当する人か、ひととおり経験した人かで、書く細かさが変わります。 見本では、目的を「代表電話の用件を担当者へ正確につなぐ」、読み手を「初めて電話の当番に入るスタッフ」としました。
対象の業務と範囲を決める
業務の一覧から、作る業務を1つ選びます(選び方は前の章で説明しました)。 1本のマニュアルで扱う範囲は、どこで始まりどこで終わるかで決めます。 見本では「電話を取ってから、担当者につなぐか伝言を残すまで」を範囲にしました。
業務の流れと判断の基準を集める
業務を担当している人に聞き、実際の作業を見て、手順を順番に書き出します。 これまでのメモやメール、よく受ける質問も集めます。 このとき、「こんなときはどうするか」という例外と判断の基準を必ず聞きます。 担当者は当たり前のこととして処理しているので、聞かなければ出てきません。 見本では、担当者が不在のとき、保留が長くなりそうなとき、相手の名前が聞き取れないときの対応を聞き出しました。
目次を作る
本文を書く前に、章と見出しを並べた目次を作ります。 章は業務の順番か、業務の単位で分けます。 見出しは「伝言メモを残す」のように、読んだだけで何の作業か分かる形にします。
本文を書く
項目の型に沿って、目的、対象者、準備するもの、手順、判断に迷うとき、完了の確認、困ったとき(相談先)、関連資料の順に書きます。 書き方のルールは次の章で説明します。
読み手に試してもらって直す
対象の読み手に、マニュアルだけを見て実際に作業してもらいます。 読み手が手を止めたり、質問したり、読み違えたりした箇所を直します。 作った本人が読み返すだけでは、書き忘れた前提に気づけません。
運用のルールを決めて公開する
置き場所、公開したことの知らせ方、直す担当を決めてから公開します。 冒頭に最終更新日を書き、改訂履歴に日付と変更点を残します。 決め方は「使われ続けるマニュアルにする運用」の章で説明します。
わかりやすいマニュアルの書き方
読み手がマニュアルだけで作業を終えられるかどうかは、文の書き方で決まります。 見本の文を使って、書き方のルールを直す前と直した後で示します。
| ルール | 直す前 | 直した後 |
|---|---|---|
| 1つの番号に1つの動作を書く | 1. 電話に出て名乗り、用件を聞いて担当者に回す | 1. 受話器を取る 2. 名乗る 3. 用件を聞いて伝言メモに書く…と番号を分ける |
| 時間や回数は数字で書く | すぐに電話に出る | 呼び出し音が3回鳴るまでに受話器を取る |
| あいまいな言葉を基準に置き換える | 保留が長くなりそうなら | 保留が30秒を超えそうなら |
| 迷う場面の判断を書く | 担当者がいなければ伝言を預かる | 席を外している・ほかの電話に出ているときは、戻る予定の時刻を伝え、折り返しが必要かどうかと連絡先を聞いて伝言メモに書く |
| 終わりの状態を書く | (書いていない) | 伝言メモを残したときは、担当者が受け取ったことをチャットで確かめたら完了 |
| 用語と表記をそろえる | 内線表、内線リスト、電話帳が混ざっている | 「内線番号表」にそろえ、置き場所を「準備するもの」に書く |
| 理由を一言添える | 書いた内容を復唱する | 書いた内容を読み上げて確かめる(聞き間違えたまま取り次がないため) |
手順の文は、誰が読んでも同じ動作になるように、動作を表す言葉で終えます。 社内の略語や専門用語は、初めて出る所で言い換えるか、用語集にまとめます。 理由を添えるのは、手順どおりにいかない場面で、読み手が目的に沿って判断できるようにするためです。
見やすいマニュアルにするレイアウト
見やすいレイアウトは、読み手がどこで読むかで変わります。 印刷して作業台で見るのか、パソコンの画面で探しながら読むのか、作業しながら横目で見るのか、ステップ1で決めた読む場面に合わせてレイアウトを決めます。
| 決めること | 基準 |
|---|---|
| 見出し | 章・節・項目のように段を分け、見出しだけで内容が分かる文にする |
| 手順 | 番号付きの箇条書きにし、1つの番号に1つの動作を書く |
| 1ページ(1画面)の量 | 1つの作業が途中でページをまたがないようにする |
| 画像 | 手順のすぐ横か下に置き、操作する所を枠や番号で示す |
| 注意・禁止 | 囲みや記号で手順と見た目を分け、重要度ごとに表現をそろえる |
| 色 | 役割を決めて数を絞る(たとえば強調と注意の2色) |
| 分岐 | 「〜のとき」の場合分けが3つ以上なら、表かフローチャートにする |
| 文字の大きさ | 読む距離に合わせる。作業台に置いて読むなら、画面で読むときより大きくする |
色や装飾を増やすと、どこが大事なのか、かえって分からなくなります。 色ごとの意味を最初に決め、マニュアル全体で同じ使い方をします。
マニュアルの目次・テンプレート・見本
目次の例
部署の業務をまとめたマニュアルは、最初に全体の地図を置き、業務ごとの章を並べ、最後に困ったときに見る章を置くと探しやすくなります。 総務部の業務マニュアルを例にした目次です。
総務部 業務マニュアル
1. はじめに(目的・対象者・使い方)
2. 業務の全体像(業務一覧・年間予定)
3. 電話・来客の対応
3-1 代表電話を取り次ぐ
3-2 伝言メモを残す
3-3 来客を受け付ける
4. 備品・郵便物の管理
4-1 備品を発注する
4-2 郵便物を仕分ける
5. 判断に迷うとき(よくある質問)
6. 用語集
7. 改訂履歴
WordやGoogleドキュメントで作る場合は、章と節に見出しのスタイルを設定しておくと、目次を自動で作れます。 見出しを書き換えたり章を足したりしても、目次を更新すれば反映されます。
1つの業務を書く項目の型(テンプレート・フォーマット)
目次の1つの節(たとえば「3-1 代表電話を取り次ぐ」)は、次の型で書きます。 コピーして、自社の業務に合わせて使えます。
(業務名)マニュアル
作成部署: 最終更新日:
1. 目的:この業務で何を達成するか
2. 対象者:誰が読むか、前提の知識
3. 準備するもの:道具・資料・システム
4. 手順:1つの番号に1つの動作
5. 判断に迷うとき:こんなとき→どうする
6. 完了の確認:何ができたら終わりか
7. 困ったとき:相談先と連絡の方法
8. 関連資料:手順書・様式・規程の場所
改訂履歴:日付と変更点
テンプレートは、項目を全部埋めることより、読み手が必要とする項目をそろえるために使います。 配布されているテンプレートを使う場合も、この型と見比べて、「判断に迷うとき」「完了の確認」「改訂履歴」に当たる欄があるかを確かめ、なければ足します。 WordやExcelでこの型のひな形を作り、マニュアルを作るたびに使い回す方法は、エクセルとワードでマニュアルを作成する方法で説明しています。
見本:電話の取り次ぎマニュアル
上の型で書いた見本です。 総務部の業務マニュアルの「3-1 代表電話を取り次ぐ」に当たります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作成・最終更新 | 総務部・2026年10月 |
| 目的 | 会社の代表電話を受け、相手の用件を担当者へ正確につなぐ。担当者が出られないときも、折り返しに必要な情報を漏れなく残す |
| 対象者 | 代表電話の当番に入る総務部のスタッフ(初めて当番に入る人を含む) |
| 準備するもの | 内線番号表(社内ポータルの「内線一覧」)、伝言メモの用紙、筆記用具 |
| 手順1 | 呼び出し音が3回鳴るまでに受話器を取る |
| 手順2 | 「お電話ありがとうございます。株式会社〇〇、総務部の(自分の名前)でございます」と名乗る |
| 手順3 | 相手の会社名・名前・用件を聞きながら、伝言メモに書く |
| 手順4 | 書いた内容を読み上げて、間違いがないかを相手に確かめる(聞き間違えたまま取り次がないため) |
| 手順5 | 「少々お待ちください」と伝えて、保留にする |
| 手順6 | 内線番号表で担当者の内線番号を確かめ、担当者を呼び出す |
| 手順7 | 担当者に相手の会社名・名前・用件を伝えてから、電話をつなぐ |
| 迷うとき:担当者が席を外している・ほかの電話に出ている | 戻る予定の時刻を相手に伝え、折り返しが必要かどうかと連絡先を聞く。伝言メモを担当者の机に置き、チャットでも知らせる |
| 迷うとき:保留が30秒を超えそう | いったん電話に戻り、「お待たせして申し訳ございません」と伝えて、折り返しを提案する |
| 迷うとき:相手の名前が聞き取れない | 「恐れ入りますが、もう一度お名前をお伺いできますか」と聞き直す。推測で書かない |
| 迷うとき:担当者が分からない | 用件を聞いてから保留にし、総務部のリーダーに相談する |
| 伝言メモに書くこと | 受けた日時、相手の会社名と名前、連絡先の電話番号、用件、折り返しの要否、受けた人の名前 |
| 完了の確認 | 担当者に電話をつないだら完了。伝言メモを残したときは、担当者が受け取ったことをチャットで確かめたら完了 |
| 困ったとき | 総務部リーダー(内線〇〇番)に相談する |
| 関連資料 | 電話機で内線に転送する操作の手順書(総務部の共有フォルダ) |
| 改訂履歴 | 2026年10月 初版 |
手順の欄には、1つの番号に1つの動作だけを書き、迷う場面は手順とは別の欄にまとめています。 読み手はふだんは手順だけを追い、いつもと違うことが起きたときに「迷うとき」の欄を見ればよい形です。
業務の種類ごとのマニュアルの見本
電話の取り次ぎのほかに、種類の違う4つの業務の見本を、同じ項目の型で書きました。 業務の種類によって、特に詳しく書く項目が変わります。
| 業務 | 見本 | 詳しく書く点 |
|---|---|---|
| 電話・来客の対応 | 電話の取り次ぎ(前の章) | 相手に話す言葉、待たせる時間の基準 |
| 接客 | 店頭での返品・交換の受付 | お客様に伝える言葉、受けてよい条件、責任者を呼ぶ場面 |
| 現場の作業 | 倉庫での入荷検品 | 照らし合わせる書類、数え方と傷の見方、安全上の注意、違いがあったときの置き場所と報告先 |
| 事務・経理 | 取引先からの請求書の確認 | 確かめる項目と基準、支払いを止める場面、問い合わせる相手 |
| システムの操作 | 申請システムでの休暇の申請 | 画面とボタンの名前(表示のとおり)、押す順番、入力する値、申請の期限 |
見本はどれも架空の会社・店・システムです。 受付の期限や締め日、連絡先は、自社の決まりに置き換えて使ってください。
見本:接客(店頭での返品・交換の受付)
雑貨店の店頭で、お客様から返品や交換の申し出を受けたときのマニュアルです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作成・最終更新 | 店舗運営部・2026年10月 |
| 目的 | 返品・交換の申し出に、店の決まりに沿って誰でも同じ対応をし、お金と在庫の記録を正しく残す |
| 対象者 | レジに入る店舗スタッフ(アルバイトを含む) |
| 準備するもの | 返品・交換の受付票(レジ下の引き出し) |
| 手順1 | 「返品(交換)でございますね。お品物とレシートを拝見いたします」と伝え、商品とレシートを受け取る |
| 手順2 | レシートの日付を見て、購入日から14日以内かを確かめる |
| 手順3 | 商品にタグが付いていて、使った跡や汚れがないかを確かめる |
| 手順4 | 返品(返金)にするか、交換にするかをお客様に聞く |
| 手順5 | 受付票に、日付、商品名、理由、返品か交換か(交換のときは渡す商品名も)を書く |
| 手順6 | 返品は、レジで返品の処理をして返金する。交換は、同じ商品を売り場から持ってきて、お客様に確かめてもらってから渡す |
| 手順7 | 受け取った商品に受付票の控えを付け、バックヤードの返品の箱に入れる |
| 迷うとき:レシートがない | 自分の判断で受けず、店長(不在のときは副店長)を呼ぶ |
| 迷うとき:購入日から15日以上たっている | 受付の期限を過ぎていることを伝える。不良品という申し出なら、店長を呼ぶ |
| 迷うとき:タグがない・使った跡がある | 返品・交換は受けられないことを伝える。不良品という申し出なら、期限内でも店長を呼ぶ |
| 迷うとき:お客様が強く不満を伝えている | 1人で対応を続けず、「責任者を呼んでまいります」と伝えて店長を呼ぶ |
| 完了の確認 | 返金か交換の品の受け渡しが済み、受け取った商品が返品の箱に入り、受付票の内容とレジの返品の記録が合っていれば完了 |
| 困ったとき | 店長(内線〇〇番) |
| 関連資料 | レジの返品の操作手順書(レジ横のファイル)、返品・交換の受付の決まり(店舗運営部の規程) |
| 改訂履歴 | 2026年10月 初版 |
見本:現場の作業(倉庫での入荷検品)
物流倉庫で、仕入れ先から届いた商品を受け取り、発注どおりかを確かめるマニュアルです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作成・最終更新 | 物流センター 入荷チーム・2026年10月 |
| 目的 | 届いた商品が発注どおり(品番・数量・状態)かを確かめ、違いをその日のうちに見つけて報告する |
| 対象者 | 入荷の担当に入る倉庫のスタッフ |
| 準備するもの | その日の入荷予定表、検品表、カッター、軍手 |
| 手順1 | 届いた箱の数を数え、運送会社の伝票と入荷予定表を見比べて、送り主と箱の数が合っているかを確かめる |
| 手順2 | 箱の外側に、へこみ・ぬれ・破れがないかを見る |
| 手順3 | 箱の数と外側に問題がなければ、伝票に受け取りのサインをする |
| 手順4 | 箱を開ける。カッターの刃は自分の体と反対の向きに動かし、中の商品を切らないように浅く入れる |
| 手順5 | 商品の品番を、入荷予定表と1品ずつ照らし合わせる |
| 手順6 | 品番ごとに数を数え、検品表に書く |
| 手順7 | 商品に傷・割れ・汚れがないかを見る |
| 手順8 | 検品表に自分の名前と時刻を書き、商品を入荷済みの棚に置く |
| 迷うとき:箱の数が伝票と違う | 伝票に受け取りのサインをする前に、運送会社のドライバーにその場で伝え、伝票に実際の数を書いてもらう |
| 迷うとき:箱の外側がへこんでいる・破れている・ぬれている | 開ける前に写真を撮り、入荷チームのリーダーに知らせてから開ける |
| 迷うとき:数量や品番が予定と違う・商品に傷がある | もう一度確かめる。それでも違えば、その商品を保留の棚に置き、検品表に違いや傷の内容を書いてリーダーに知らせる |
| 完了の確認 | 入荷予定表のすべての品番に検品表の記入があり、見つけた違いや傷をすべてリーダーに伝えてあれば完了 |
| 困ったとき | 入荷チームのリーダー(内線〇〇番) |
| 関連資料 | 保留の棚の使い方の決まり、仕入れ先への連絡の手順書(入荷チームの共有フォルダ) |
| 改訂履歴 | 2026年10月 初版 |
見本:事務・経理(取引先からの請求書の確認)
経理部で、取引先から届いた請求書の内容を確かめ、支払いの準備に回すマニュアルです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作成・最終更新 | 経理部・2026年10月 |
| 目的 | 取引先からの請求書が発注と納品の内容に合っているかを確かめ、正しい金額を期日までに支払えるようにする |
| 対象者 | 支払いの準備を担当する経理部のスタッフ |
| 準備するもの | 請求書、発注書の控え、納品書、取引先の一覧(登録済みの振込先と電話番号) |
| 手順1 | 請求書の取引先が、取引先の一覧に登録されているかを確かめる |
| 手順2 | 請求書の品名・数量・単価を、発注書の控えと照らし合わせる |
| 手順3 | 請求書の数量が、納品書の数量と合っているかを確かめる |
| 手順4 | 品名ごとの金額(数量×単価)と合計金額、消費税の額が合っているかと、支払いの期日を確かめる |
| 手順5 | 振込先が、取引先の一覧に登録した口座と同じかを確かめる |
| 手順6 | 問題がなければ、請求書に確認した日と自分の名前を書き、支払いの予定表に入れる |
| 迷うとき:取引先の一覧にない | 支払いの予定表に入れず、経理部のリーダーに知らせる |
| 迷うとき:金額や数量が発注と違う | 支払いの予定表に入れず、発注した部署の担当者に確かめる。取引先への連絡は、発注した部署と相談してから行う |
| 迷うとき:振込先が登録と違う・振込先の変更の連絡が来た | メールや請求書に書かれた連絡先には問い合わせず、取引先の一覧に登録してある電話番号にかけて、取引先の担当者に確かめる。確かめるまで支払いの予定表に入れない |
| 迷うとき:支払いの期日まで3営業日を切っている | その日のうちに経理部のリーダーに知らせる |
| 完了の確認 | その日に届いた請求書が、すべて「支払いの予定表に入れた」か「確認中(理由と確かめている相手を書いたもの)」になっていれば完了 |
| 困ったとき | 経理部のリーダー(内線〇〇番) |
| 関連資料 | 支払いの決まり(経理規程)、取引先の登録と振込先の変更の手順書 |
| 改訂履歴 | 2026年10月 初版 |
見本:システムの操作(申請システムでの休暇の申請)
社内の申請システムで、休暇を取る日を申請するマニュアルです。 パソコンのブラウザで使う架空のシステムを例にしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作成・最終更新 | 人事部・2026年10月 |
| 目的 | 休暇を取る日を期限までに正しく申請し、上司の承認を受けて勤怠の記録に反映させる |
| 対象者 | 申請システムを使うすべての社員 |
| 準備するもの | パソコン、休む日と休暇の種類、休む間の業務の引き継ぎ先 |
| 手順1 | 申請システムにログインし、画面上部のメニューから[休暇申請]を押す |
| 手順2 | [休暇の種類]で、取る休暇を選ぶ |
| 手順3 | [取得日]に休む日を入れる。半日のときは[午前]か[午後]を選ぶ |
| 手順4 | [連絡事項]に、休む間の連絡先と業務の引き継ぎ先を書く |
| 手順5 | [申請する]を押す |
| 手順6 | [申請一覧]で、その申請の状態が「承認待ち」になったことを確かめる |
| 迷うとき:休む日まで5営業日を切っている | あらかじめ上司にチャットで休む日を伝えてから申請する |
| 迷うとき:体調不良で当日休む | 始業の前に上司に電話で連絡し、出社した日に申請する |
| 迷うとき:申請が差し戻された | 差し戻しのコメントを読み、直してからもう一度申請する |
| 完了の確認 | 上司が承認し、申請の状態が「承認済み」になれば完了 |
| 困ったとき | 人事部の勤怠担当(社内チャットの人事の窓口) |
| 関連資料 | 就業規則の休暇の項目、休暇の種類の一覧(社内ポータル) |
| 改訂履歴 | 2026年10月 初版 |
システムの操作のマニュアルでは、実際には手順ごとに画面の画像を置き、押す所を枠で囲みます。 画面とボタンの名前は画面の表示のとおりに書き、システムの表示が変わったら、マニュアルも同じ日に直します。
使われ続けるマニュアルにする運用
マニュアルが読まれなくなるのは、置き場所が分からない、内容が古い、作ったことが知られていない、といった理由からです。 公開する前に次のことを決めておくと、作ったマニュアルが使われ続けます。
| 決めること | 決め方の例 |
|---|---|
| 置き場所 | 共有フォルダや社内Wikiなど、1か所に決める。紙で使う現場は作業する場所にも置き、元のファイルの場所を紙に書いておく |
| 探し方 | ファイル名と見出しを「部署名_業務名」のようにそろえる。部署のマニュアルの一覧(目次のページ)を作り、各マニュアルへのリンクを並べる |
| 周知 | 公開したときと直したときに、何が変わったかを1〜2行で知らせる。新しく入った人には、最初の日に置き場所と一覧を案内する |
| 更新の担当 | マニュアルごとに1人決め、冒頭に名前を書く。手順の変更に気づいた人が担当に知らせる窓口(チャットの場所など)も決める |
| 見直しの時期 | 手順やシステム、社内の決まりを変える計画に「マニュアルの改訂」を組み込み、変わる日に新しい版を出す。定期の見直し日は、更新担当の予定表に入れる |
| 読まれているかの確かめ方 | 同じ質問が続いていないか、新しく担当した人がマニュアルだけで作業できたか、現場のやり方と記述が合っているかを見る |
| 古い版の扱い | 表紙に版と改訂日を書く。古い版は「旧版」の場所へ移し、印刷して配った版は回収して差し替える |
読まれているかは、閲覧の記録が取れるツールがなくても確かめられます。 たとえば、担当者がよく受ける質問を1か月ほど書き留めておきます。 答えがマニュアルにあるのに聞かれている質問は、置き場所か見出しを見直し、答えがマニュアルにない質問は、マニュアルに書き足します。
マニュアル作成ツールの選び方
ツールは、誰が更新するか、どこで読むか、どう探すかの3つで選びます。 主な種類と向くマニュアルは次のとおりです。
| 種類 | 向くマニュアル | 気をつけること |
|---|---|---|
| 文書作成ソフト(Word、Googleドキュメント) | 文章で説明する業務マニュアル。印刷やPDFで配るもの | 画像を多く入れると、配置の調整に手間がかかる |
| 表計算ソフト(Excel、Googleスプレッドシート) | チェックリスト、項目の一覧、入力する値が決まっている手順 | 長い文章は読みにくい。印刷する範囲を確かめる |
| プレゼンテーションソフト(PowerPoint、Googleスライド) | 画面の操作や作業の流れを、1枚に1つの手順で見せるもの | 文章の多い内容や、ページ数の多いマニュアルは探しにくい |
| マニュアル作成ツール(マニュアル作成用のクラウドサービス) | 画像付きの手順を多く作り、更新と閲覧をまとめて管理したいとき | 費用はいくらか、読む人全員がアカウントを持って見られるかを確かめる |
| 社内Wiki・ナレッジ共有ツール | 部署をまたいで検索し、頻繁に書き足すもの | 書き方と置き場所のルールがないと散らかる |
選ぶときは、次の順で考えると決めやすくなります。
- 誰が更新するか:現場の担当者が自分で直すなら、ふだん使っているツールで、共同で編集できるものが向きます。たとえばGoogleドキュメントは、複数の人が同時に編集でき、変更履歴から前の版に戻せます。
- どこで読むか:印刷して作業台で見るなら、WordやPowerPointで作ってPDFで配ります。パソコンで探しながら読むなら、検索できる置き場所に置きます。
- どう探すか:マニュアルの本数が増えるなら、キーワードで検索でき、マニュアル同士をリンクでたどれるツールが向きます。
- 今ある資料:WordやPowerPointの手順書がすでにあるなら、まずそれを項目の型にそろえて使い、足りない所を書き足します。
専用のツールは、導入の前に、更新する人と読む人の両方に実際の業務で使ってもらい、使い続けられるかを確かめます。
AIでマニュアルを作る方法
文章を作るAI(生成AI)を使うと、担当者から聞いたメモや、作業しながら説明した音声を文字にしたものから、マニュアルの構成と下書きを短い時間で作れます。 ただし、手順そのものと判断の基準は、業務を知っている人から集める必要があります。 AIは、集めた材料を項目の型にそろえて文章にする役と考えると、使い分けがはっきりします。
- 1. 材料を集める:担当者に聞いた内容のメモ、作業を説明した音声を文字にしたもの、これまでの資料を用意します。
- 2. 構成と下書きを頼む:項目の型と書き方のルールをプロンプトに書いて、下書きを作ってもらいます。
- 3. 人が事実を確かめる:作業の順番、数字、固有名詞、判断の基準を、担当者が実際の業務と照らします。
- 4. 読み手に試してもらう:作成の手順のステップ6と同じように、読み手に使ってもらって直します。
下書きを頼むプロンプトの入力例です。
あなたは総務部で業務マニュアルを作る担当者です。
次のメモをもとに、
電話の取り次ぎマニュアルの下書きを作ってください。
・読み手:初めて代表電話の当番に入るスタッフ
・項目:目的、対象者、準備するもの、手順、
判断に迷うとき、完了の確認、困ったとき、関連資料
・手順は1つの番号に1つの動作にし、
「〜する」で終える
・時間や回数は数字で書く
・メモにないことは足さず、
足りない情報は最後に質問として挙げる
【メモ】
(担当者に聞いた内容を貼る)
書き方のルールまでプロンプトに入れておくと、下書きを直す手間が減ります。 「メモにないことは足さない」と書くのは、AIが一般的な手順で抜けを埋めてしまうのを防ぐためです。
AIの下書きで、人が確かめることは次のとおりです。
- 作業の順番と抜け:担当者が実際の作業と照らし、抜けている動作や、順番の入れ替わりがないかを見ます。
- 数字と固有名詞:時間、回数、期限、部署名、内線番号、システムの画面の名前が、社内の実際と合っているかを見ます。
- 判断の基準:例外の対応が実際の運用と同じかを見ます。AIが補った一般的な対応が混ざっていれば、消すか担当者に確かめます。
- 入力した情報の扱い:社外秘の情報や個人情報をAIに入れてよいかは、社内の決まりと、使うAIサービスの規約に従います。
パワーポイントでマニュアルを作る場合
パワーポイントは、画面の操作や作業の流れを、1枚に1つの手順で見せるマニュアルに向きます。 画像をスライドの上の好きな位置に置けるので、画面の画像に番号を付けて説明する形が作りやすいからです。 文章が中心の説明はWordなどの文書作成ソフト、チェックリストや項目の一覧はExcelのほうが、書く側も読む側も扱いやすくなります。 ツールの種類ごとの向き不向きは、前の章の表にまとめています。
パワーポイントで作るときは、次の4つを押さえます。
- スライドのサイズを最初に決める:印刷して配るならA4、画面で見るなら16:9にします。サイズは[デザイン]タブの[スライドのサイズ]で選べ、ユーザー設定ではA4などの用紙サイズや縦向きも選べます。内容を作った後に変えると拡大・縮小の調整が要るので、作り始める前に決めます。
- スライド マスターで書式をそろえる:[表示]タブの[スライド マスター]で、見出しの書式やロゴなど共通の要素を設定しておくと、すべてのスライドに反映されます。個々のスライドを作る前に設定します。
- 1枚に1つの手順にする:画面の画像を貼り、操作する所に番号と枠を付け、同じ番号を説明の文にも振ります。
- PDFにして配る:[ファイル]→[エクスポート]→[PDF/XPS ドキュメントの作成]でPDFにすると、書式とレイアウトが固定され、PowerPointがない人も同じ見た目で読めます。
パワーポイントで作ったマニュアルは、動画にもできます。 PowerPointの機能で動画にする方法は、パワーポイントを動画にする方法で説明しています。 手順の文章をもとにスライドを作るところから始めたいときは、NoLangのスライド生成で、PowerPointで編集できるスライドのファイル(.pptx)を作ることもできます(スライド作成AI)。
手順を動画で伝える
作業の順番や画面の動き、手の動かし方は、文章と画像よりも動画のほうが伝わりやすい内容です。 用語や設定の値のように探して確かめる情報は文書のマニュアル、順番をなぞる手順は動画、と役割を分けて組み合わせることもできます。 動画マニュアルの種類や作り方、文書との使い分けは、動画マニュアルの作り方で詳しく説明しています。 1つの作業を、見た人が最後までやり終えられるように見せる動画は、ハウツー動画の作り方で説明しています。 また、新人研修のように仕事の進め方や知識を教える動画は、手順を確かめるための動画マニュアルとは作り方が変わるので、研修動画の作り方で別に説明しています。
見本のマニュアルを動画にした例
上の見本(電話の取り次ぎマニュアル)をもとに、NoLangで作った手順動画です。 見本の目的、準備するもの、7つの手順、判断に迷うとき4件、伝言メモに書くこと、完了の確認、相談先を、見本と同じ順に見せています。 手順の場面では、画面の上に今どのステップかを示し、通話の台詞を吹き出しで表示しています。
電話の取り次ぎマニュアル(総務部)
電話の取り次ぎマニュアルを、新人スタッフ向けの手順動画にして。目的、準備するもの、7つの手順、判断に迷うとき、伝言メモに書くこと、完了の確認、相談先の順に説明して。
「このテンプレートで作る」を押すと、NoLangのホームが開き、この動画がお手本としてセットされます。 入力欄に作りたい業務の手順を書いて、動画を生成します。
手元のマニュアル(PDF・PowerPoint)から作る
すでにPDFやPowerPointのマニュアルがある場合は、NoLangのホームで「資料から作成」を選びます。 開いた画面の「資料をアップロード」「テンプレートを選択」「指示を入力して動画生成」の3つのステップに沿って、マニュアルのファイルを置き、テンプレートを選び、作りたい動画の指示を入力して生成します。
資料から動画を作る機能の詳しい説明と作例は、資料を動画にするAIで紹介しています。
部署で業務マニュアルを整えている会社なら、手元のマニュアル(PDF・PowerPoint)から手順の動画を作り、新しく入った人や異動してきた人に同じ説明を届けられます。 NoLangの法人向けの資料は下のボタンからダウンロードでき、導入の相談はお問い合わせで受け付けています。
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