TikTokで収益化する方法はいくつかあり、動画の再生に応じて報酬を受け取れるのは「Creator Rewards Program」です。 この記事では、Creator Rewards Programに参加する条件と申し込みから最初の報酬を受け取るまでの流れ、報酬の対象になる動画の条件、審査に通らないときの原因と対処、報酬の決まり方を順に説明します。 1再生や1万再生でいくらになるかの計算例、1分未満の動画で使える収益化の方法、報酬にかかる税金も取り上げます。 条件と仕組みは、2026年10月18日時点のTikTokのヘルプセンター、クリエイターアカデミー、Creator Rewards Programの規約、コミュニティガイドラインで確かめた内容です。 TikTokは条件を変えることがあるため、申し込む前にTikTok Studioの表示も確かめてください。
後半では、AIで作った動画の扱いと、条件を満たす1分超の動画を作り続けるコツを、NoLangで作った縦型の解説動画の作例とあわせて紹介します。
TikTokで収益化する方法
TikTokには、作ったコンテンツに応じて報酬を受け取れる仕組みが複数あります。 TikTokのクリエイターアカデミーでは、次の方法が紹介されています。
| 方法 | 何に対して報酬が出るか |
|---|---|
| Creator Rewards Program | 1分を超える動画の有効視聴数と、視聴時間などの動画のパフォーマンス |
| TikTok One | ブランドのキャンペーンに参加して作る広告コンテンツ |
| TikTok Shop | 動画やLIVEで紹介した商品の販売(アフィリエイト収益) |
| サブスクリプション | ファンのサブスクリプション登録(登録者は限定動画などの特典を使える) |
| LIVEのギフト | LIVE配信中に視聴者から贈られるギフト |
| 動画ギフト | 投稿した動画のコメント欄から贈られるギフト |
| アーティストとのコラボ | 楽曲を紹介する動画キャンペーンでの動画のパフォーマンス |
| Effect House | 自分で作ったエフェクト |
どの方法を使えるかは、アカウントによって変わります。 参加資格は、TikTok Studioで確かめられます(TikTok Studioの機能は「TikTok Studioとは」で説明しています)。 Creator Rewards Programに参加している間も、ほかの収益化の機能は使えます。 ただし、TikTok Oneで作った動画は、Creator Rewards Programの報酬の対象になりません。
「TikTokの広告収入」を知りたい場合は、次の2つを分けて考えます。 動画の視聴に応じてTikTokから報酬が支払われるのは、Creator Rewards Programです。 ブランドの広告になる動画を作って報酬を得る方法には、キャンペーンに参加するTikTok Oneがあります。
YouTubeで動画の広告収益を受け取るには、YouTubeパートナープログラム(YPP)という別の制度に申し込みます。 条件はCreator Rewards Programと異なり、「YouTubeの収益化の条件」で説明しています。
ここからは、動画の視聴に応じて報酬が決まるCreator Rewards Programについて説明します。
Creator Rewards Programに参加する条件
Creator Rewards Programは、質の高いオリジナルの動画を投稿するクリエイターに、動画のパフォーマンスに応じて報酬を支払うプログラムです。 参加するには、次の条件をすべて満たす必要があります。
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 居住国 | 対象国(日本、米国、英国、ドイツ、韓国、フランス、メキシコ、ブラジル)に住み、その国で登録したアカウントであること |
| アカウントの種類 | 個人アカウントであること。ビジネスアカウント、政治・政府関連のアカウントは対象外 |
| 年齢 | 18歳以上。アカウントを作るときに入力した生年月日か、申し込みの手続きで確かめた生年月日で判断される |
| フォロワー | 1万人以上 |
| 動画視聴数 | 過去30日間の動画視聴数の合計が10万回以上 |
| アカウントの状態 | コミュニティガイドラインや利用規約に繰り返し違反していないこと。氏名や生年月日などのアカウント情報が本物であること |
| 投稿 | 報酬の対象になるオリジナルの動画と、1分以上の動画を投稿していること |
過去30日間の10万回は、アカウントの動画視聴数の合計です。 後の節で説明する「おすすめフィードからの視聴数1,000回以上」は、参加後に動画ごとに報酬の対象となるための条件であり、参加条件の視聴数とは異なります。 条件の原文は、TikTokヘルプセンターのCreator Rewards Programのページで確かめられます。
申し込みから最初の報酬を受け取るまでの流れ
条件を満たしてから最初の報酬を受け取るまでは、次の順に進みます。
| 順番 | 時期の目安 | すること・起きること |
|---|---|---|
| 1. 申し込む | 条件を満たした後 | TikTok Studioの「Creator Rewards Program」から申し込む |
| 2. 返信を受け取る | 申し込みから約3日以内 | 参加の承認・不承認を知らせる返信が届く |
| 3. 支払い方法を登録する | 承認された後、最初の支払いまでに | 支払い方法(日本はPayoneerか銀行振込)を登録し、支払いアカウントの設定を済ませる。納税者情報の入力を求められる場合がある |
| 4. 動画を投稿する | 承認された後 | 1分を超えるオリジナルの動画を投稿する。承認前に投稿した動画は対象外 |
| 5. 報酬が発生する | 動画の有効視聴数が1,000回に達した時点から | 要件を満たす動画で、おすすめフィードの有効視聴数が1,000回に達すると報酬が発生し始める |
| 6. 推定報酬額を確かめる | 視聴数が集計されてから約1〜3日後 | Creator Rewards Programのダッシュボードに推定報酬額が表示される |
| 7. 報酬が計算される | 報酬を獲得した月の翌月 | その月の累積報酬額が計算される |
| 8. 支払われる | 計算された月の15日 | 最低支払額に達していれば、登録した支払いアカウントに送金される |
つまり、最初の報酬が支払われるのは、早くても承認後に投稿した動画で報酬が発生した月の翌月15日です(最低支払額に達している場合)。 例えば10月に獲得した報酬は、11月に計算され、最低支払額に達していれば11月15日に支払われます。 支払いの時期は、TikTokヘルプセンターの「報酬の仕組み」で確かめられます。
申し込みと審査
条件を満たしても、自動では参加できません。 申し込みは、TikTokアプリのTikTok Studioにある「Creator Rewards Program」から行います。 申し込むと、約3日以内にTikTokから返信が届きます。 承認されなかった場合は、30日以内に異議を申し立てるか、異議申し立ての期間が終わってから30日後に申し込み直せます。 承認されない主な原因は、後の節「審査に通らない・対象外になる原因と対処」にまとめています。
報酬を受け取るための登録と支払い
報酬を受け取るには、支払い方法を登録し、支払いアカウントの設定を済ませる必要があります。 設定では、納税者情報の入力を求められる場合があります。 日本に住むクリエイターは、支払い方法にPayoneerか銀行振込を選べます。
最低支払額は、資料によって書かれている額が異なります。 ヘルプセンターの「報酬の仕組み」では10米ドル(または現地通貨で相当する額)、Creator Rewards Programの規約(2025年4月版)では50米ドルとされています。 規約には、未払いの報酬が最低支払額に達しない場合、TikTokの判断で失効することがあるとも書かれています。
銀行振込では、支払いの処理に最大15日ほどかかり、金融機関の審査でさらに延びることがあります。 報酬の額は、決済処理の手数料や、規約とポリシーにもとづく調整によって変わります。 月の報酬額の確定値は、毎月15日に確かめられます。
報酬の対象になる動画の条件
参加が承認されると、TikTokが動画を審査し、条件を満たした動画に報酬を支払います。 クリエイターアカデミーが挙げる条件は次のとおりです。
- 長さが1分を超えている
- オリジナルで、質が高い
- 参加が承認された後に投稿した動画である
- おすすめフィードからの視聴数が1,000回以上ある
- デュエット、リミックス、フォトモードで作った動画ではない
- 広告、有料プロモーション、スポンサードコンテンツではない
- プログラムの規約、利用規約、コミュニティガイドライン、クリエイターの行動規範、著作権ポリシーを守っている
参加する前に投稿した動画は、承認された後に再生されても報酬の対象になりません。 シリーズにリンクした動画や、削除した動画、非公開にした動画も対象外です。
オリジナルとみなされない動画
TikTokは、オリジナルのコンテンツを「自分の専門知識、才能、創造性を活かして自分で設計・撮影・制作したコンテンツ」と説明しています。 次のような動画は、オリジナルとはみなされません。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| デュエット・リミックス | ほかの動画と組み合わせて作った動画 |
| 複製 | ほかの人の動画をそのまま使った動画、ほかの人のウォーターマークが付いた動画 |
| わずかな変更 | ほかの人の動画に、速度の変更、フィルター、固定のテキスト、ステッカーを加えただけの動画 |
| 寄せ集め | ほかの人の動画や写真を集めただけで、新しいアイデアや自分の考えがない動画 |
| 単純な構成 | ループ再生する動画、1枚または複数の写真だけの動画、テキストを重ねただけの動画 |
| 楽曲 | 口パクの動画、著作権で保護された楽曲が1分以上流れる動画(音声が消されることがある) |
クリエイターアカデミーは、画面分割、意味のないリアクション、低品質の画像、スライド動画などを使った「低品質」のコンテンツも、対象外の例に挙げています。 プロフィールに個人や企業の連絡先を載せている場合も、広告とみなされて対象外になります。
審査に通らない・対象外になる原因と対処
申し込みが承認されない、動画が報酬の対象外になる、アカウントが参加資格を失う主な原因と、確かめる場所、対処をまとめます。
| 原因 | 確かめる場所 | 対処 |
|---|---|---|
| フォロワー・視聴数・年齢の条件を満たしていない | TikTok Studioの参加資格の表示 | 条件を満たしてから申し込む。承認されなかった場合は、期間を空けて申し込み直す |
| ビジネスアカウントで申し込んでいる | アカウントの種類 | 個人アカウントで申し込む |
| アカウント情報が本物でない、違反を繰り返している | アカウント情報、TikTokからの違反の通知 | 本物のアカウント情報(氏名、生年月日など)で利用する。違反の通知を確かめ、判定に納得できなければ通知から30日以内に異議を申し立てる。以後はコミュニティガイドラインと利用規約を守って投稿する |
| 承認前に投稿した動画に報酬が出ない | 動画の投稿日 | 承認後に新しく動画を投稿する |
| 動画が1分未満 | 動画の長さ | 1分を超える構成にして作り直す |
| オリジナルでない、低品質とみなされた | TikTokからのメッセージ、ダッシュボードの収益額の欄 | 自分で構成・制作した動画に見直す。判定に納得できなければ異議を申し立てる |
| 広告、有料プロモーション、スポンサードコンテンツ、シリーズにリンクした動画 | 動画の内容と設定 | 報酬の対象にしたい動画は、広告やシリーズと分けて投稿する |
| プロフィールに個人や企業の連絡先を載せている | プロフィール | 連絡先を外す |
| おすすめフィードからの視聴数が1,000回に届いていない | ダッシュボードの動画ごとの数値 | 1,000回に達するまで待つ。届かない動画は、冒頭や構成を見直して次の動画に生かす |
| 動画を削除した、非公開にした | 動画の公開設定 | 報酬の対象にしたい動画は公開のままにする |
対象外と判定されたとき
申し込みが承認されなかった場合の期限は、前の節「申し込みと審査」で説明したとおりです。 動画が対象外と判定された場合の異議申し立ての期限は、資料によって異なります。 クリエイターアカデミーは通知から80日以内、ヘルプセンターは通知から30日以内としているため、通知を受けたら30日以内に異議を申し立てましょう。 アカウントが対象外になった場合の期限は、どちらの資料でも通知から30日以内です。 異議申し立ては、対象外になった1件につき1回だけ送れます。
対象外になった動画が過去30日間に5本以上あると、アカウントが参加資格を失うことがあります。 クリエイターアカデミーは、違反の累積が5回に達したアカウントは参加資格を永久に失うとしています。
報酬の仕組み
Creator Rewards Programの報酬は、標準報酬と追加報酬を合わせた額です。 標準報酬は、有効視聴数とRPM(有効視聴数1,000回あたりの平均報酬額)で決まります。 RPMは1,000回あたりの額なので、標準報酬は次の式で考えられます。
標準報酬 = 有効視聴数 ÷ 1,000 × RPM
報酬は、要件を満たす動画の有効視聴数が1,000回に達してから発生し始めます。
有効視聴数に数える視聴
有効視聴数は、動画の視聴のうち、条件を満たした視聴の回数です。
| 区分 | 視聴 |
|---|---|
| 数える | おすすめフィードで5秒以上見られた視聴(同じアカウントからの視聴は1回として数える)。クリエイターアカデミーは、検索から30秒以上見られた視聴と、Creator Rewards Programの対象国からの視聴も挙げている |
| 数えない | 5秒未満の視聴、「興味なし」を送ったユーザーの視聴、「よくないね」が付いた視聴、不正な視聴、有料の視聴、宣伝による視聴、人為的な視聴 |
RPMを左右する要素
RPMは動画ごとに一定ではなく、次の要素に基づいて決まります。
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 動画のパフォーマンス | 平均視聴時間と、最後まで見られた割合(完了率) |
| 検索の価値 | 検索ページでの視聴を含め、動画が生み出す検索トラフィックの量 |
| 場所 | クリエイターの拠点がある地域と、動画が視聴される地域 |
| 動画のエンゲージメント | 動画に反応した視聴者の数 |
| 広告の価値 | 視聴者がTikTokで広告を視聴した時間 |
追加報酬の基準
追加報酬は、質の高い1分超の動画への反応に応じて上乗せされる報酬です。 TikTokは、次の3つを基準に挙げています。
- 作り込まれている:細部まで丁寧に作られ、映像が鮮明で編集が洗練されている。画質は1080p以上
- 魅力的である:視聴者の感情に響き、アプリの内外で会話を生む
- 専門性がある:特定のテーマや専門知識を扱い、独自の視点で視聴者に価値を届ける
TikTokの収益はいくら?計算例で目安を出す
TikTokの収益がいくらになるかは、「1再生あたり何円」では答えられません。 TikTokは1再生あたりの単価もRPMの額も公表しておらず、RPM(有効視聴数1,000回あたりの平均報酬額)は前の節で挙げた要素によって動画ごとに変わるためです。 ここでは、標準報酬の式に仮のRPMを置いて、再生数と報酬の関係を計算してみます。
再生数ごとの計算例
次の表は、RPMを50円と100円に置いたときの標準報酬です。 50円と100円は計算のために置いた仮の値で、TikTokが示した額でも、実際の平均額を表すものでもありません。
| 有効視聴数 | RPMが50円の場合 | RPMが100円の場合 |
|---|---|---|
| 1,000回 | 50円 | 100円 |
| 1万回 | 500円 | 1,000円 |
| 10万回 | 5,000円 | 1万円 |
| 100万回 | 5万円 | 10万円 |
有効視聴数1回あたりにすると、RPMが50円なら0.05円、100円なら0.1円です。 表のとおり、同じ有効視聴数でもRPMが半分なら報酬も半分になります。 また、表の数字は有効視聴数で計算しています。 動画に表示される再生数には有効視聴数に含まれない視聴もあるため、「1万回再生された動画」でも、報酬の計算に使われる回数はそれより少なくなる場合があります。
月の目標額から必要な有効視聴数を逆算する
月に得たい額から、必要な有効視聴数を逆算することもできます。 式は「必要な有効視聴数 = 目標額 ÷ RPM × 1,000」です。
| 月の目標額 | RPMが50円の場合 | RPMが100円の場合 |
|---|---|---|
| 1万円 | 20万回 | 10万回 |
| 5万円 | 100万回 | 50万回 |
| 10万円 | 200万回 | 100万回 |
例えば月10万円を標準報酬だけで得るには、RPMが100円なら月に100万回、50円なら200万回の有効視聴数が必要になります。 実際の額は、追加報酬で増えることも、手数料や調整で変わることもあります。
自分のダッシュボードの数値で見積もる
自分の収入の見込みを立てるときは、仮の値ではなく、ダッシュボードの数値を使います。 ダッシュボードでは、推定報酬額と有効視聴数を確かめられます。 「推定報酬額 ÷ 有効視聴数 × 1,000」を計算すると、自分の動画で有効視聴数1,000回あたりにいくら得たか(追加報酬を含む)が分かります。 この値を上の式のRPMに当てはめると、次の動画の報酬の目安や、目標額に必要な有効視聴数を出せます。 RPMは動画によって変わるので、1本だけでなく複数の動画の値を見て判断しましょう。
フォロワー数で収入は決まるか
フォロワー数は、Creator Rewards Programに参加するための条件(1万人以上)であり、報酬の額を決めるものではありません。 参加した後の報酬は、フォロワー数ではなく、動画ごとの有効視聴数とRPMで決まります。 例えばフォロワーが1,000人の段階では、Creator Rewards Programの参加条件(1万人以上)を満たさないため、動画の再生に応じた報酬は受け取れません。
また、TikTokerの収入は、Creator Rewards Programの報酬だけで決まるものではありません。 TikTok Oneのブランドとのコラボ、TikTok Shopのアフィリエイト、LIVEのギフトなどの収入は、それぞれ異なる基準で金額が決まります。
1分未満の動画で収益化する方法
1分未満の動画は、Creator Rewards Programの報酬の対象になりません。 ヘルプセンターは対象の長さを「1分以上」、クリエイターアカデミーは「1分を超える」と書いているため、報酬の対象にしたい動画は、1分ちょうどではなく1分を超える長さで作りましょう。
1分未満の動画を中心に投稿する場合は、ほかの方法を使います。 次の方法は、公式の参加条件に動画の長さの条件がありません。
| 方法 | 主な参加条件 |
|---|---|
| LIVEのギフト | 18歳以上で、LIVEギフトを利用できる地域に住み、LIVEを配信する資格があること。LIVEを配信するにはフォロワー1,000人以上が必要(地域によって異なる場合がある) |
| 動画ギフト | 18歳以上、フォロワー1万人以上で、アカウントを作ってから30日以上たち、直近30日以内に動画を1本以上公開していること。個人アカウントであること |
| サブスクリプション | 18歳以上、フォロワー1万人以上で、過去1か月間の動画視聴数が10万回以上あること |
| TikTok Shopのアフィリエイト | 18歳以上、フォロワー1,000人以上で、クリエイターの行動規範に違反していないこと。活動を始める前に本人確認と年齢確認がある |
| TikTok One | 18歳以上、フォロワー1万人以上(地域によって異なる場合がある)で、過去30日以内の投稿の閲覧数が合計1,000回以上あり、3件以上の投稿を公開していること |
どの方法も、アカウントが良好な状態であることと、コミュニティガイドラインを守っていることが前提です。 動画ギフトは、デュエットやリミックス、広告やスポンサードコンテンツの動画では受け取れません。 条件の詳細は、方法ごとにTikTokのヘルプセンターとクリエイターアカデミーで確かめてください。
TikTokの報酬にかかる税金
Creator Rewards Programの報酬は、課税対象になる場合があります。 TikTokは、住んでいる地域の法律に基づく納税義務を把握して果たすのは本人の責任だとしており、税務について個別の助言はしていません。
日本では、給与を1か所から受けていて、その全部が源泉徴収の対象になっている会社員などは、給与所得と退職所得以外の所得の合計額が20万円を超えると、確定申告が必要です(国税庁 タックスアンサー No.1900)。 20万円を超えるかどうかは、受け取った報酬の額ではなく、収入から必要経費を差し引いた所得の金額で判断します。 給与を2か所以上から受けている人や、給与の年間収入が2,000万円を超える人などは、条件が異なります。 確定申告の期間は、原則として報酬を得た年の翌年2月16日から3月15日までです(国税庁 タックスアンサー No.2020)。 自分の場合に申告が必要か、どの所得として申告するかは、税務署や税理士に確かめてください。
AIで作った動画は収益化できるか
TikTokのコミュニティガイドラインは、生成AIのような新しいツールを使った創作を歓迎すると明記しています。 そのうえで、本物のように見える人物や場面を映した動画をAIで生成した場合や、大幅に編集した場合は、ラベルを付けるよう求めています。 ラベルのない動画は、削除や表示の制限を受けたり、TikTokがラベルを付けたりすることがあります。 ラベルを付けていても、社会的に重要な事柄について誤解を招く内容や、個人に害を与える内容は認められません。
Creator Rewards Programでは、どの方法で作った動画にも、オリジナルで質が高いという同じ要件が求められます。 テキストを重ねただけの動画、写真だけの動画、スライド動画などは、AIを使ったかどうかにかかわらず対象外の例に当たります。 AIで台本や映像を作る場合も、何を伝えるか、どの順番で見せるかを自分で決め、自分の知識や視点が伝わる動画にしましょう。 報酬の対象になるかは、TikTokが動画ごとに審査して決めます。
条件を満たす動画を作り続けるコツ
クリエイターアカデミーは、1分を超える動画の作り方や、追加報酬を得やすい動画について、次のような点を挙げています。
| 観点 | TikTokの説明 | 動画づくりでやること |
|---|---|---|
| 長さ | 報酬の対象は1分を超える動画 | 伝えるポイントを複数に分けて、1分を超える構成にする |
| 冒頭 | 最初の5秒間に「つかみ」を入れる | 冒頭で問いや結論を示す |
| 構成 | 冒頭で質問を投げかけ、動画を通して答える | 台本を「問い・答え・まとめ」の順に組む |
| 台本 | 重要なポイントを事前に台本に起こす | 撮影や生成の前に台本を書く |
| 専門性 | 特定のテーマや専門分野に焦点を当てる | 自分が詳しいテーマを続けて扱う |
| 画質 | 1080p以上で作る | 書き出した動画の解像度を確かめる |
| 音 | 1分以上の動画には、ライセンス付きの音楽か、自分が著作権を持つオリジナルの音声を使う | BGMとナレーションの権利を確かめる |
| 分析 | インサイトで動画の離脱ポイントを確かめる | 離脱が多い箇所を見直し、次の動画の構成に反映する |
投稿を続けるには、動画の構成の型を決め、題材と伝えるポイントだけを入れ替える方法が向いています。 台本の型が決まっていれば、毎回の準備は題材選びと内容の確認に集中できます。
NoLangで1分を超える縦型の解説動画を作る
NoLangでは、作りたい動画を文章で伝えると、AIが台本を書き、ナレーション、字幕、画像を組み合わせた動画を作ります。 自分で書いた台本をそのまま使う場合は、ホームの「台本から作成」から入力します。 入力欄の下で縦横比に「縦型(9:16)」を選び、「動画時間(目安)」で「90秒」や「2分」を選ぶと、1分を超える長さを目安にした縦型の動画を作れます。 完成した動画は、長さが1分を超えているかを確かめてから投稿しましょう。
下の作例は、NoLangで作った、旅行の荷物を減らす荷造りのコツを紹介する約70秒の縦型の解説動画です。 閉まらないスーツケースの場面と「コツは5つ」という予告で始まり、コツを1つずつ番号付きで説明して、最後に5つを一覧でまとめます。 テンプレートを使うと、この構成のまま、題材と伝えるポイントを自分のテーマに置き換えて作れます。
旅行の荷造りのコツ5選
旅行の荷物を減らす荷造りのコツを5つ紹介する、1分を超える縦型の解説動画にしてください。 服の色をそろえる、服は日数分持たない、かさばる物は着ていく、詰め方を変える、「念のため」は置いていく、の順に説明し、最後に5つをまとめてください。
1080pで書き出す場合は、エディターで「この内容で確定する」を押し、「動画の生成設定」で解像度を「Full HD 短辺 1080px」にして再生成します。 縦型の動画は、1080×1920で書き出されます。
投稿する前に、字幕とナレーションを最後まで確かめます。 また、作例の写真と映像のように、本物のように見える人物や場面をAIで作った動画は、投稿するときにラベルを付けましょう。 縦型動画の台本の作り方と、字幕や音の確かめ方は、YouTubeショート動画の作り方でも説明しています。
会社のTikTokアカウントで、商品の使い方やサービスの紹介を縦型の動画で発信する場合も、NoLangなら台本から動画を作れます。 社内での使い方は、お問い合わせから相談できます。
資料をダウンロードまとめ
TikTokで動画の再生から報酬を得るには、Creator Rewards Programの参加条件を満たして申し込み、承認後に1分を超えるオリジナルの動画を投稿する必要があります。 報酬は、承認後に投稿した動画で報酬が発生した月の翌月に計算され、最低支払額に達していれば15日に支払われます。 金額は有効視聴数とRPMで決まり、TikTokは単価を公表していないため、ダッシュボードの数値から自分の1,000回あたりの額を出して見込みを立てましょう。 審査に通らないときや動画が対象外になったときは、原因を確かめて直し、期限内に異議申し立てや申し込み直しをします。 まずは自分のアカウントが参加条件にどこまで届いているかを確かめ、得意なテーマで1分を超える動画を作り続けるところから始めましょう。