SNS動画とは、YouTube・Instagram・TikTok・XなどのSNSに投稿して、見てもらう動画のことです。 スマホで見る人が多いため、画面いっぱいに映る縦型(9:16)の短い動画がよく使われます。 ただし、投稿できる長さや画面の形はSNSごとに違います。 たとえば、YouTubeショートは3分以内、Xはプレミアムに登録していないアカウントで140秒(2分20秒)までです。
この記事では、動画を投稿できる主なSNSの特徴とそれぞれに向いている動画、各社の公式情報で2026年10月15日に確かめた長さとサイズを表にまとめます。 動画の長さの決め方、一つの内容を複数のSNSに出すときの形の選び方、SNS向けの動画を作る手順も説明します。 最後に、NoLangでSNS向けの動画を作り、別の縦横比に変換する方法を、作例とともに紹介します。
SNS動画とは
SNS動画は、SNSのアプリやサイトで、ほかの人の投稿と一緒に流れてくる中で見られる動画です。 同じSNSでも、動画を載せる場所によって、よく使われる画面の形や長さが変わります。
| 載せる場所 | 主な例 | よく使われる画面の形 |
|---|---|---|
| 縦型の短い動画 | Instagramのリール、TikTok、YouTubeショート、Facebookのリール | 縦型(9:16) |
| 通常の動画・投稿 | YouTubeの動画、Xのポスト | 横型(16:9)、正方形(1:1) |
| ストーリーズ | Instagram・Facebookのストーリーズ。24時間で見られなくなる | 縦型(9:16) |
Facebookでは、2025年6月から、投稿する動画がすべてリールとして共有されるようになり、リールの長さや向きの制限がなくなりました。
SNS動画で意識する3つのこと
SNSの動画は、スマホで、次々に流れてくるほかの投稿と一緒に見られます。 そのため、テレビやWebサイト向けの動画とは違い、次の3つを意識して作ります。
- 縦型で、画面を広く使う。 Metaの広告向けのヘルプは、ほとんどの人がスマホを縦にして使うため、ストーリーズとリールには画面全体に表示される9:16をすすめ、フィードでは1:1と4:5に対応しているとしています。YouTubeも、ショートは9:16の縦型で撮るよう案内しています。
- 冒頭の数秒で、何の動画かを伝える。 YouTubeは、ショートでは最初の数秒で見る人の注意を引き、スクロールで飛ばされないようにすることをすすめています。Metaの広告向けの案内も、最初の3秒以内に注意を引き、伝えたいことを示すよう案内しています。
- 音と字幕の両方で伝える。 Metaによると、リールは音声がオンの状態で再生されるのが基本です。一方で、YouTubeヘルプは、字幕を付けると、聴覚に障がいのある方や外国の方など、より多くの人に動画を楽しんでもらえると案内しています。ナレーションや音楽を入れたうえで、話す内容を字幕にも入れておきます。
3つの案内の出典は、Metaビジネスヘルプセンターのアスペクト比のベストプラクティス、Meta for Businessのカスタム調整済みキャンペーンとリール広告、YouTube公式ブログのYour guide to getting started with YouTube Shorts(英語)、YouTubeヘルプの字幕を追加するです。
YouTubeとSNSの違い
総務省の「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」では、LINE・X・Facebook・Instagramを「ユーザー同士の交流やコミュニケーションを主な目的とするソーシャルメディア系サービス」とし、YouTubeやTikTokは「動画共有系」として、両方を合わせて利用率を調べています。 この記事では、動画を投稿して多くの人に見てもらう場所として、YouTubeとTikTokも含めてSNSと呼びます。
動画を投稿できる主なSNSと、向いている動画
動画を載せるSNSは、見てほしい人がよく使っているサービスから選びます。 総務省の調査では、主なSNSの利用率は年代によって次のように違います。
| SNS | 全年代 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| YouTube | 81.5% | 95.0% | 96.3% | 94.0% | 91.6% | 84.9% | 72.6% | 48.5% |
| 54.8% | 69.3% | 82.6% | 76.6% | 67.1% | 54.4% | 36.1% | 15.8% | |
| X(旧Twitter) | 44.7% | 56.4% | 73.4% | 67.7% | 57.0% | 40.2% | 24.8% | 10.8% |
| TikTok | 36.7% | 67.9% | 61.5% | 44.7% | 42.6% | 32.2% | 21.2% | 11.1% |
| 27.0% | 14.3% | 23.4% | 37.4% | 38.9% | 33.1% | 22.6% | 12.5% |
出典は、総務省情報通信政策研究所の令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書(2026年6月公表)の表5-1-1です。 2025年12月に、全国の13〜79歳の1,800人に聞いた結果で、利用率は「普段の生活で利用することがある」と答えた人の割合です。 同じ調査で、LINEの利用率は全年代で92.9%です。
YouTubeは10代から40代で9割を超え、70代でも半数近くが使っています。 Instagramは20代の利用率が最も高く、男性より女性の利用率が高いSNSです。 TikTokは年代が若いほど利用率が高く、10代では67.9%です。 Facebookは、30代と40代の利用率がほかの年代より高くなっています。
SNSごとの動画の載せ方と、向いている動画は次のとおりです。
| SNS | 動画を載せる主な場所 | 向いている動画 |
|---|---|---|
| YouTube | 通常の動画(パソコンでの標準は横型の16:9)、ショート(正方形か縦長で3分以内) | 使い方や解説など、じっくり見てもらう動画は通常の動画。短い見どころや紹介はショート |
| リール、ストーリーズ、写真や動画をまとめた投稿(カルーセル) | 商品・お店・場所の見た目が伝わる縦型の動画。期間限定のお知らせはストーリーズ | |
| TikTok | 動画の投稿 | 音や話し方を生かした、縦型の短い動画 |
| X | ポスト(文章と一緒に投稿) | お知らせや告知など、文章に添えて見せる短い動画 |
| リール、ストーリーズ | お知らせや活動の紹介など、つながりのある人に向けた動画 |
Instagramへの投稿の仕方はインスタの投稿の仕方、TikTokで再生を伸ばす方法はTikTokでバズる方法で説明しています。
LINEで動画を投稿できた「LINE VOOM」は、2026年9月30日に提供を終了しました。 代わりに、LINE公式アカウントに、テキスト・画像・動画を組み合わせて発信する「投稿」機能ができ、投稿はLINEアプリの「ホーム」タブに表示されます。 LINEヤフーのお知らせでは、認証済アカウントから2026年9月16日に順次提供が始まり、すべてのアカウントは2026年10月21日から使える予定です。
SNS別の動画の長さとサイズ
各SNSの公式のヘルプで2026年10月15日に確かめた、通常の投稿の長さとサイズは次のとおりです(Xのヘルプセンターは、2026年10月11日時点の内容)。 広告として配信する動画には、これとは別の仕様があります。 動画広告については、動画広告の記事で説明しています。
投稿できる長さ
| 載せる場所 | 投稿できる長さ | あわせて知っておきたいこと |
|---|---|---|
| YouTube(通常の動画) | 15分まで。アカウントの確認をすると15分を超える動画も投稿できる | ファイルは256GBか12時間の、どちらか小さいほうまで |
| YouTubeショート | 3分以内 | 正方形か縦長で3分以内の動画がショートになる |
| Instagramのリール | 最大20分 | 3分を超えるリールは、新しいオーディエンスにおすすめされない |
| Instagramのストーリーズ | 60秒以下で1つのクリップ | 60秒より長い動画は、複数のクリップに分かれる |
| TikTok(TikTok Studioでアップロード) | 30分以内 | ファイルは10GB未満、形式はMP4かWebM |
| X | プレミアムに登録していないアカウントは140秒(2分20秒)まで | 容量は512MBまで。プレミアムは1080pで4時間未満・16GBまで |
| Facebookのリール | 上限も下限もない | 2025年6月から、投稿する動画はすべてリールになった |
縦横比と解像度
| 載せる場所 | 縦横比 | 解像度など |
|---|---|---|
| YouTube(通常の動画) | パソコンでの標準は16:9 | 16:9なら1920×1080(1080p)、3840×2160(4K)など8段階 |
| YouTubeショート | 正方形か縦長 | アップロードできるのは1080pまで |
| Instagramのリール | 1.91:1〜9:16 | 720ピクセル以上、フレームレートは30fps以上 |
| TikTok(TikTok Studioでアップロード) | 広告向けの案内では縦型の9:16を推奨 | 720×1280以上 |
| X | 1:2.39〜2.39:1 | 32×32〜1920×1200(縦長は1200×1900まで)、フレームレートは40fpsまで |
| Facebookのリール | 向きの制限はない | 推奨は1080p、MP4、フレームレートは24〜60fps |
出典は次の公式ページです。
- YouTubeヘルプ:15 分を超える動画のアップロード、動画の解像度とアスペクト比、3 分間の YouTube ショートについて、YouTube ショートの作成を始める
- Instagramヘルプセンター:Instagramでリール動画を撮影する、Instagramリールのサイズとアスペクト比、Instagramストーリーズに写真や動画をシェアする
- TikTokサポート:TikTokのクリエイターツール(TikTok Studioでアップロードする動画の条件)、TikTok広告ヘルプ:パフォーマンス広告向けのクリエイティブベストプラクティス
- Xヘルプセンター:How to share and watch videos on X(英語)
- Metaビジネスヘルプセンター:Facebookリールについて、Facebookリールの要件
SNSごとの詳しい値と作り方は、インスタの動画の長さとサイズ、Xに投稿できる動画、YouTube動画のサイズの記事で説明しています。
動画の長さの決め方
SNSの多くは長い動画も投稿できますが、上限いっぱいの長さが見てもらいやすいわけではありません。 長さは、投稿できる上限の中で、公式の案内と動画の目的から決めます。
公式が長さについて案内していること
SNSの公式の案内で、長さに触れているものは次のとおりです。
- Instagramのリール: 最大20分まで撮影・編集できますが、3分を超えるリールは、新しいオーディエンスにはおすすめされません。
- YouTubeショート: 正方形か縦長で3分以内の動画がショートになります。YouTubeの公式ブログは、ショートは3分が上限なので、伝えたいことを早く伝えるよう案内しています。
- X: ヘルプセンターでは、プレミアムに登録していないアカウントが投稿できる動画は140秒(2分20秒)までです。
フォローしていない人にも届けたい縦型の動画は、3分以内に収めると、リールとショートの両方の条件に合います。 Xにも出すなら、140秒以内にします。
目的から長さを決める
| 目的 | 長さの考え方 | 向いている載せ場所 |
|---|---|---|
| 商品やお店を知ってもらう | 伝えることを一つに絞り、短くまとめる。冒頭の数秒で何の動画か伝える | リール、TikTok、ショート |
| お知らせ・告知 | 日時や場所など、必要なことが伝わる長さにする | Xのポスト、ストーリーズ |
| 使い方や考え方を詳しく伝える | 説明に必要な長さにする。章に分けて見たいところを探しやすくする | YouTubeの通常の動画 |
台本ができたら、声に出して読み、かかった時間を測ると、仕上がりの長さの見当がつきます。 長さを決めたら、その長さに収まるよう、伝える内容を絞り込みます。
一つの内容を複数のSNSに出すとき
同じ内容の動画を複数のSNSに出すときは、まず動画の形を決め、その形で条件に収まるSNSを確かめます。 前の表の公式の値から、形ごとに載せられる主な場所をまとめると次のようになります。
| 動画の形 | 条件に収まる主な載せ場所 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 縦型(9:16) | Instagramのリール・ストーリーズ、TikTok、YouTubeショート、Facebookのリール、X | YouTubeでは3分を超えるとショートにならない。Xの縦長の上限は1200×1900なので、1080×1920ではなく720×1280で書き出す |
| 横型(16:9) | YouTubeの通常の動画、X、Facebookのリール、Instagramのリール | Instagramのリールに載せられる範囲(1.91:1〜9:16)には入るが、縦型の画面を広く使えるのは9:16 |
| 正方形(1:1)・縦長(4:5) | Instagramのリール、X、Facebookのリール、YouTube | YouTubeでは、正方形や縦長で3分以内ならショートになる |
縦型(9:16)で作ると、ショート動画を載せる主な場所にまとめて出せます。 YouTubeの通常の動画や、横長の画面で見せたい場所にも出すなら、横型(16:9)の版を別に用意します。
長さは、いちばん短い条件に合わせる
複数のSNSに同じ動画を出すなら、長さは投稿先の中でいちばん短い条件に合わせます。 たとえば、リール・TikTok・ショート・Xに同じ縦型の動画を出すなら、Xのプレミアムに登録していないアカウントの上限に合わせて140秒以内にすると、どの条件にも収まります。
大事な文字は、画面の端に置かない
縦型の動画では、画面の上や下、端に、SNSのアイコンやボタン、説明文などが重なることがあります。 MetaのInstagramリール広告のガイド(英語)は、リールの動画では、上から14%、下から35%、左右の端から6%の範囲に、文字やロゴなどの大事な要素を置かないようすすめています。 複数のSNSに出す動画は、字幕やタイトルを画面の中ほどに置くと、どのSNSでも隠れにくくなります。
形を変えるときは、切り抜くより作り直す
横型の動画を縦型にするとき、両端を切り抜くと、画面の端にあった文字や人が切れます。 文字や図が多い動画は、新しい形に合わせて配置を作り直すほうが、情報を損なわずに伝えられます。 比率の変え方は、動画の解像度とアスペクト比の記事でも説明しています。
SNS動画の作り方
SNS向けの動画は、次の6つの手順で作ります。
目的と、見てほしい人を決める
動画を見た人にしてほしいことを決めます。 商品やお店を知ってもらう、使い方を理解してもらう、問い合わせや来店につなげる、などです。 あわせて、見てほしい人の年代や関心を決めます。 目的と相手が決まると、選ぶSNSと動画の長さが決まります。
載せるSNSと、動画の形・長さを決める
見てほしい人がよく使うSNSを選び、そのSNSのどこに載せるか(リール、ショート、通常の動画など)を決めます。 載せる場所に合わせて、縦型・横型などの形と、長さの上限を確かめます。 複数のSNSに出すなら、どの形で作るかを先に決めておきます。
構成と台本を作る
冒頭の数秒で、何の動画かが分かるようにします。 伝えることは一つに絞り、最後に、見た人にしてほしいことを入れます。 話す内容は台本にまとめ、字幕に表示する文面と揃えておきます。
素材を用意して編集する
撮影した映像や写真、画像、BGMを用意し、台本の順に並べます。 話す内容は字幕にも入れ、音を出さずに見る人にも伝わるようにします。 縦型の動画では、画面の上下や端にSNSのボタンや説明文が重なるので、大事な文字はその範囲を避けて置きます。 スマホで編集するときのアプリの選び方は、動画編集アプリの選び方で説明しています。
投稿先に合わせて書き出す
ファイルの形式はMP4(映像はH.264、音声はAAC)にします。 解像度とフレームレートは、載せる場所の条件に合わせます。
投稿して、反応を見る
タイトルや説明文を付けて投稿します。 YouTubeなら、YouTube Studioのアナリティクスで、動画ごとの視聴回数や平均視聴時間、視聴者維持率を確かめられます。 ほかのSNSでも再生数などの反応を見て、次の動画の冒頭や長さを見直します。
字幕の入れ方はテロップの入れ方の記事で詳しく説明しています。 ショートとリールの作り方は、YouTubeショート動画の作り方とインスタのリールの作り方の記事で説明しています。
NoLangでSNS向けの動画を作る
NoLangは、作りたい動画の内容を文章で伝えると、AIが構成・ナレーション・字幕などを付けて動画を作るサービスです。 SNS向けの動画は、作る前に縦横比と長さの目安を選び、できた動画をダウンロードするか、NoLangからそのままSNSに投稿します。 作った後に、別の縦横比の動画に変換することもできます。
縦横比と動画時間を選ぶ
ホームの入力欄の下で、縦横比と動画時間を選びます。 縦横比には、それぞれ向いている使い道が添えてあります。
- 縦型(9:16): SNSのショート動画
- 1:1: SNSのフィード投稿
- 4:5: Instagram
- 横型(16:9): YouTube・プレゼン
このほか、2:3・4:3・21:9や、要望や参照動画に合わせて決まる「おまかせ」も選べます。 動画時間(目安)は、「おまかせ」か、30秒・45秒・60秒・90秒・2分・3分・5分から選びます。
作りたい動画の内容を入力して生成する
入力欄に、作りたい動画の内容を書いて送ります。 資料(PDF・PPTX)や台本、画像、動画を添えて作ることもできます。
字幕を確かめ、解像度とフレームレートを選ぶ
動画のページの「編集」から編集画面を開き、字幕や台本を確かめます。 シーンごとに字幕の表示と非表示も切り替えられます。 「この内容で確定する」を押すと「動画の生成設定」が開き、解像度を「HD 短辺 720px」と「Full HD 短辺 1080px」から、FPSを「24fps」と「30fps」から選べます。 Instagramのリールに出す動画は30fpsを選び、「確定して再生成」を押します。
ダウンロードするか、SNSに投稿する
動画のページの「ダウンロード」を押すと、MP4のファイルで保存されます。 「投稿」を押すと、YouTube・Instagram・Threads・TikTok・Facebookから投稿先を選べます。 はじめはアカウントを連携し、タイトルや説明などを入れて投稿します。
別のSNS向けに、縦横比を変換する
動画のページの「その他」から「縦横比を変換」を選び、変換後の縦横比を選んで「変換する」を押します。 変換した動画は別の動画として作られ、元の動画も残ります。 縦型で作ったショート動画から、YouTubeやXに出す横型の動画を作るときに使えます。 変換した動画も、字幕や画像の位置を確かめてから書き出します。
解像度は短辺の画素数で選ぶため、縦型(9:16)ならHDで720×1280、Full HDで1080×1920になります。 縦型の動画をXに投稿するときは、Xの縦長の上限(1200×1900)に収まるHD(720×1280)で書き出します。 縦横比のメニューや生成設定の画面は、動画の解像度とアスペクト比の記事で画像付きで説明しています。
作例:日光の紅葉を紹介する縦型の動画
NoLangで作った、日光の紅葉の見どころを紹介するSNS向けの縦型(9:16)の動画です。 冒頭で「日光の紅葉は、山を下りてくる」と伝え、見頃が早い場所から順に5か所を紹介して、最後に見頃の一覧でまとめます。 話す内容は、字幕でも表示しています。
紅葉の見頃を5か所で紹介する縦型動画
観光地の秋の見どころを紹介する、SNS向けの縦型動画を作ってください。日光の紅葉を、見頃が早い場所から順に5か所紹介してください。
長さは59秒、解像度は1080×1920(Full HD)、フレームレートは30fpsです。 Instagramのリール、TikTok、YouTubeショート、Facebookのリールの条件に収まります。 Xに出すときは、縦長の上限(1200×1900)に収まるHD(720×1280)で書き出します。
この作例の映像は、実在の場所の景色をAIで作ったもので、画面に「※映像はイメージです」と表示しています。 SNSに投稿するときは、次の節で説明する各SNSのルールに沿って、AIで作った映像であることも表示します。
SNSに動画を載せるときに気をつけること
SNSに載せた動画は、多くの人に見られ、共有されます。 投稿する前に、次の4つを確かめます。
音楽・画像・映像の権利を確かめる
自分で撮影・作成していない音楽や画像、映像を使うときは、その素材を動画に使ってよいか、利用の条件を確かめます。 人が写っている場合は、その人に投稿してよいか許可を得ておきます。 動画の素材と著作権については、動画の著作権の記事で詳しく説明しています。
映り込みで、場所や個人が分からないようにする
自宅の周りの景色、郵便物、車のナンバー、パソコンの画面など、場所や個人が分かるものが映っていないかを確かめます。 撮影した映像を使うときは、ほかの人の顔や名前が映っていないかも見ておきます。
人に頼んで投稿してもらう動画は、広告であることを示す
2023年10月1日から、広告であることを隠す「ステルスマーケティング」は景品表示法違反になりました。 企業がインフルエンサーなどに頼んで、その人のSNSで自社の商品やサービスの動画を投稿してもらう場合は、広告であることが分かるように表示します。 規制の対象は、依頼した企業(広告主)です。 企業が自社のSNSのアカウントで投稿する動画は、企業の発信であることが明らかなので、この規制の対象になりません。
消費者庁のQ&Aは、動画の冒頭に「広告」と表示するだけでは、途中から見た人が見逃すおそれがあるとして、画面に常に「広告」と表示するなど、動画全体を通して広告であることが分かるようにするのが望ましいとしています。 詳しくは、消費者庁のステルスマーケティングの案内とQ&Aで確かめられます。
AIで作ったリアルな映像は、SNSのルールに沿って表示する
YouTube・TikTok・Instagram・Facebookは、AIで作った、または大きく加工した本物のような映像を投稿するときに、そのことを表示するよう求めています(2026年10月15日に各社のページで確認)。
| SNS | 表示が必要な動画 | 表示のしかた |
|---|---|---|
| YouTube | 実在の人物が言っていないことを言ったように見せる、実際の出来事や場所の映像を改変する、現実にないシーンをリアルに作る、動画の中心になる音楽をAIで作る | アップロードのときに、YouTube Studioの「属性」の「AI の使用」で「はい」を選ぶ |
| TikTok | 本物のように見えるシーンや人物を、AIで作るか大きく編集した動画 | キャプション・スタンプ・透かしで示すか、AI生成コンテンツ(AIGC)のラベルを使う |
| Instagram・Facebook | 本物のような映像や、本物らしく聞こえる音声を、デジタルで作るか加工した動画 | 投稿するときに、Metaの開示とラベルの機能を使う |
YouTubeとTikTokは、色の調整やトリミングのような小さな編集や、現実にない内容・アニメのような絵の表現は、表示しなくてよいとしています。
出典は、YouTubeヘルプの生成 AI コンテンツの使用に関する開示、TikTokのコミュニティガイドライン(誠実さと信憑性)、MetaのニュースルームのLabeling AI-Generated Images on Facebook, Instagram and Threads(英語)です。
YouTubeヘルプは、表示が必要な例として、旅行の紹介動画に、AIで作った実在の場所の映像を加える場合を挙げています。 実在の観光地やお店を紹介する動画に、AIで作ったリアルな映像を使うときは、投稿するSNSのルールに沿って表示します。 表示しても、YouTubeでは視聴者が制限されたり、収益化に影響したりすることはないと案内されています。
企業がSNSで発信するときの注意は、バイラル動画の記事でも説明しています。
会社のSNSアカウントで発信を続けるなら、投稿する動画をNoLangで作る方法もあります。 介護業界向けの身元保証サービスを運営する株式会社パートクローズは、NoLangで作った動画を、YouTubeやTikTokなど4つのSNSで発信しています(導入事例)。 会社での使い方はお問い合わせから相談でき、詳しい資料は下のボタンから請求できます。
資料をダウンロード