YouTubeのアルゴリズムとは、視聴者一人ひとりに合う動画を選んで、おすすめと検索結果に並べる仕組みのことです。 YouTubeは、この仕組みを、視聴者が見たい動画、見て満足する動画を見つけられるようにするためのものだと説明しています。 そのため、YouTubeのSEO対策でできることは、大きく分けて2つです。 タイトル・説明・サムネイルで動画の内容を正しく伝えることと、見た人が満足する動画を作ることです。
この記事では、2026年10月にYouTube公式の説明(How YouTube WorksとYouTubeヘルプ)で確かめた範囲で、おすすめと検索の仕組みを説明します。 そのうえで、SEO対策の全体像、動画の中身で取り組むこと、YouTubeアナリティクスで効果を確かめる方法を紹介します。 よく見かける数値の目安のうち、公式の説明にないものは、そのことがわかるように分けて書きます。
YouTubeのアルゴリズムとは
YouTubeで「アルゴリズム」と呼ばれているのは、主に、おすすめに表示する動画を選ぶ仕組みと、検索結果の順番を決める仕組みです。 YouTubeヘルプは、おすすめの仕組みを、視聴者に動画を宣伝するためではなく、視聴者がYouTubeにアクセスしたときに最適な動画を見つけられるようにするためのものだと説明しています。 動画の順位は、動画のパフォーマンスと、視聴者一人ひとりの情報(再生履歴や検索履歴など)をもとに決まります。
おすすめが表示される場所
How YouTube Worksは、おすすめが使われる主な場所として、トップページと[次の動画]の2か所を挙げています。 YouTubeヘルプでは、このほかにショート動画のプレーヤー、ショッピングや音楽などのページ、チャンネルページの一部も挙げられています。
| 場所 | 表示されるものと、主に使われる情報 |
|---|---|
| トップページ | YouTubeを開いたときに最初に表示される画面。登録チャンネルの動画、好みが似ている視聴者が見た動画、新しい動画が並ぶ。主に視聴者の再生履歴が使われる |
| [次の動画] | 動画を見ているときに横に表示され、次に見る可能性が高い動画から順に並ぶ。主にいま見ている動画が使われ、再生履歴でパーソナライズされることもある |
| ショート動画のフィード | ショート動画のプレーヤーで、続けて表示されるショート動画。視聴者が次に見たいと予想されるものが、視聴者ごとにパーソナライズされて並ぶ |
同じ動画でも、どこに表示されるかで、主に使われる情報が変わります。 トップページでは視聴者のこれまでの好みが、[次の動画]ではいま見ている動画とのつながりが手がかりになります。 ショート動画の作り方は、YouTubeショート動画の作り方で説明しています。 視聴者が新しい動画を応援するハイプと、そのランキングの仕組みは、YouTubeのハイプとは?で説明しています。
出典は、YouTube のアルゴリズムに基づくおすすめ機能(How YouTube Works)、YouTube のおすすめ動画の仕組み(YouTubeヘルプ)、YouTube のパフォーマンスに関するよくある質問(YouTubeヘルプ)です。
おすすめに使われる情報
YouTubeヘルプでは、おすすめに使う情報(YouTubeは「シグナル」と呼んでいます)として、次のものを挙げています。
- 再生履歴
- 検索履歴
- 登録チャンネル
- 高評価と低評価
- 「興味がない」のフィードバック
- 「チャンネルをおすすめに表示しない」のフィードバック
- 満足度に関するアンケート
おすすめの仕組みは絶えず変わっていて、800億件を超える情報から日々学習していると説明されています。 How YouTube Worksは、これらに加えて、チャンネルの評判と品質も考慮して、動画をいつ、どのように、誰に表示するかを判断するとしています。
動画の側では、おすすめとして表示されたときに、視聴者がどう反応したかが見られます。 YouTubeヘルプは、次の順に確かめていると説明しています。
- おすすめされた視聴者が、動画を見るか、無視するか、[興味なし]を押すか
- 見始めた視聴者が、続けて見るか(平均視聴時間と平均視聴率の両方を、ランキングを決める指標にしている)
- 高評価と視聴後のアンケートの結果から、視聴者が動画を楽しんだか
また、YouTubeのシステムは動画の種類に関知せず、特定の形式を優先することもないと書かれています。 クリックされたかだけでなく、見続けられたか、楽しまれたかまで確かめられます。
出典は、YouTube のおすすめ動画の仕組み(YouTubeヘルプ)、検索と見つけやすさのヒント(YouTubeヘルプ)、YouTube のアルゴリズムに基づくおすすめ機能(How YouTube Works)です。
検索の順位で重視される3つの要素
YouTube検索の結果は、関連性、エンゲージメント、品質の3つを主な要素として並べられます。 3つの要素の重要度は、検索の種類によって変わります。
| 要素 | YouTubeヘルプの説明 |
|---|---|
| 関連性 | タイトル、タグ、説明、動画の内容が、検索された言葉にどれだけ一致するか |
| エンゲージメント | その言葉で見つかった動画が、総再生時間などでどれだけ見られているか。ほかの視聴者も、その検索に合う動画だと考えているか |
| 品質 | そのトピックについて、専門性、権威性、信頼性を備えたチャンネルか |
検索履歴や再生履歴を有効にしている視聴者には、それらの履歴も考慮されることがあります。 そのため、同じ言葉で検索しても、結果は人によって違います。 自分で検索したときの順位が、ほかの視聴者にもそのまま表示されているとは限りません。
YouTubeは、お金を受け取って検索結果の順位を上げることはなく、Googleが持つ動画を優遇することもないと説明しています。 出典はYouTube 検索の仕組み(YouTubeヘルプ)です。
公式に示されていない数値の目安
YouTubeの解説では、「視聴維持率は○%以上」「クリック率は○%が目安」「冒頭の○秒で決まる」といった数値がよく挙げられます。 2026年10月に確かめた範囲では、How YouTube WorksとYouTubeヘルプに、検索やおすすめの順位を決めるための視聴維持率やクリック率の合格ライン、冒頭の秒数の基準は示されていません。 こうした数値はYouTubeが示した基準ではないので、推測による目安として扱います。
近いものとして、YouTubeアナリティクスの視聴者維持率には「イントロ」という指標があります。 イントロは、最初の30秒が過ぎた後も動画を見続けた視聴者の割合です。 これはアナリティクスの指標で、YouTubeヘルプは30秒を順位の条件としては示していません。
数値は、ほかのチャンネルの目安と比べるより、自分の動画の中で比べると手がかりになります。 アナリティクスでは、視聴者維持率を、長さが同じくらいのほかのYouTube動画と比べた値や、同じくらいの長さの自分の最新10本と比べた値で見られます。 タグ、投稿の頻度、収益化、タイトルの変更、公開する時間帯についての公式の説明は、この記事の最後の「よくある質問」にまとめています。
「アルゴリズムが変わった」と感じたとき
視聴回数が急に減ると、「アルゴリズムが変わった」と感じることがあります。 YouTubeのおすすめの仕組みは絶えず変わっていますが、YouTubeヘルプは、視聴回数が減るときの理由として、視聴者や動画をとりまく変化を挙げています。 まずはそれらに当てはまるかを、アナリティクスで確かめます。 2026年8月24日からの視聴回数の数え方は、YouTubeの再生回数(視聴回数)はどう数える?で説明しています。
見られ方が変わる理由
YouTubeヘルプは、視聴者が動画にたどり着くかどうかを左右する外部の要因として、次の3つを挙げています。
| 要因 | 内容 |
|---|---|
| トピックへの関心 | そのトピックの動画に関心を持って見る人の数。トピックによって違い、時間がたつと変わる |
| 競合状況 | 視聴者が見る可能性のある、すべてのチャンネルの動画が順位付けされる。自分の動画の指標がよくても、ほかのチャンネルの動画のほうが成績がよければ、インプレッションが少なくなることがある |
| 季節性 | 視聴者が住む国の祝日や新学期など、生活の変化で視聴が増減する |
ホームとおすすめからの視聴が減る、よくある理由としては、次のものが挙げられています。
- 視聴者が、YouTubeでほかの動画やチャンネルを多く見ている
- 視聴者がYouTubeを使う時間が減っている
- 成績がよかった動画や話題になった動画があったが、それを見た視聴者が戻ってこなかった
- アップロードの頻度がいつもより少ない
- 動画で扱っているトピックの人気が下がっている
YouTubeヘルプは、動画の内容が同じでも、見る人や見方は変わることがあると説明しています。
減った原因を確かめる手順
YouTubeヘルプの説明をもとに、次の順で確かめます。
どこからの視聴が減ったかを見る
YouTubeアナリティクスの[リーチ]タブで、トラフィックソースごとの視聴を見ます。 ブラウジング機能(ホーム画面など)、関連動画、YouTube検索、ショート動画のどれが減ったかで、確かめることが変わります。 検索からの視聴が減ったなら検索される言葉とタイトル・説明を、ホームや関連動画からの視聴が減ったなら、おすすめに表示されたときの反応を見直すとよいでしょう。
最近の自分の変更を振り返る
トピック、編集のスタイル、サムネイルのデザイン、出演者、アップロードの頻度、動画の長さを変えていないかを振り返ります。 サムネイルを変えた後に減った場合は、インプレッションとクリック率を見て、新しいサムネイルがどう受け止められているかを確かめます。
トピックへの関心と季節の変化を確かめる
Googleトレンドで、扱っているトピックへの関心がどう変わったかを確かめます。 毎年同じ時期に減っていないかも見ます。
どの視聴者が減ったかを見る
[視聴者]タブで、新しい視聴者、ライトな視聴者、コアな視聴者のどれが減ったかを確かめます。 YouTubeヘルプは、新しい視聴者の減少は、幅広い視聴者を引きつける動画ではなくなったことを示すと説明しています。
変えるのは一度に少しずつにする
原因の見当がついたら、直すことを絞って試します。 YouTubeヘルプは、一度に多くを変えすぎないよう勧めています。 成績が上がっても下がっても、どの変更によるものかがわかるようにするためです。
出典は、検索と見つけやすさのヒント(YouTubeヘルプ)、YouTube のパフォーマンスに関するよくある質問(YouTubeヘルプ)、再生時間の減少を解決するためのヒント(YouTubeヘルプ)、YouTube 動画のリーチについて理解する(YouTubeヘルプ)です。
YouTube SEO対策の全体像
YouTube SEO(YouTubeのSEO対策)は、YouTubeの検索結果やおすすめで、動画を見つけてもらうための取り組みです。 仕組みで見たとおり、検索とおすすめでは、動画の内容が検索された言葉に合っているかと、視聴者が見て満足したかが見られています。 そのため、YouTube SEO対策は、動画の内容を正しく伝える情報を付けることと、見た人が満足する動画を作ることの2つに分かれます。 SEO以外の施策も含めて、YouTubeを会社の集客につなげる進め方は、YouTubeマーケティングとは?で説明しています。
YouTubeヘルプは、対処すべき点が多いときは、まずタイトル、説明、サムネイルに力を入れるよう勧めています。 動画を公開する前に、少なくともこの3つを整えます。
| 項目 | 取り組むこと |
|---|---|
| タイトル | 内容を正確に、簡潔に表す。最も重要な言葉を冒頭に置く。詳しくはこの記事の「タイトル・説明・サムネイルで内容を正しく伝える」 |
| 説明(概要欄) | 上部の数行に動画の内容と主な言葉を書く。動画ごとに書く。詳しくはYouTubeの概要欄の書き方 |
| サムネイル | 動画の内容と合った画像にする。詳しくはYouTubeのサムネイルの作り方 |
| タグとハッシュタグ | 動画に関係する言葉だけを付ける。詳しくはYouTubeのタグとハッシュタグの付け方 |
このほか、チャプター、字幕、終了画面は、視聴者が見たい部分を探したり、話している内容を文字で追ったり、見終わった後に次の動画へ進んだりするための設定です。 チャプターの付け方はこの記事の「区切りを見せて、見たい部分へ進めるようにする」で、字幕はYouTubeの字幕を自動生成する方法で、終了画面はYouTubeの終了画面の設定方法で説明しています。
出典は動画を最適化するためのヒント(YouTubeヘルプ)です。
検索される言葉を調べる
タイトルや説明を書く前に、動画を見てほしい人がどんな言葉で検索するかを調べます。 YouTubeヘルプでは、次の方法が紹介されています。
- 自分の動画を探すとしたら、検索バーにどんな言葉を入力するかを考える
- YouTubeアナリティクスの調査インサイトで、視聴者がYouTubeで何を検索しているかを調べる
- 公開した動画では、アナリティクスの「トラフィック ソース: YouTube 検索」で、視聴者が実際に使った検索語句を確かめ、説明に入っていない言葉があれば加える
- Googleトレンドで、扱うトピックへの関心が時期によってどう変わるかを確かめる
調べた言葉の中から、動画を表す1〜2語の主な言葉を決めます。 YouTubeヘルプは、この主な言葉を、説明とタイトルの両方で目立つように使うよう勧めています。
出典は、動画の説明に関するヒント(YouTubeヘルプ)、サムネイルとタイトルに関するヒント(YouTubeヘルプ)、YouTube 動画のリーチについて理解する(YouTubeヘルプ)、再生時間の減少を解決するためのヒント(YouTubeヘルプ)です。
タイトル・説明・サムネイルで内容を正しく伝える
タイトルは、動画の内容を正確に表すものにします。 YouTubeヘルプは、内容と違うタイトルだと視聴者が途中で見るのをやめ、動画の見つけやすさに影響する場合があると説明しています。 視聴者にはタイトルの一部しか見えないこともあるので、簡潔にし、最も重要な言葉を冒頭に置きます。 シリーズの回の番号やブランド名は、後ろのほうに入れます。
YouTubeヘルプは、タイトルを2種類に分けています。 内容をはっきり示して、似た動画を探している視聴者に届ける「検索可能なタイトル」と、特定のトピックを探していない視聴者の好奇心に訴える「興味を引くタイトル」です。 検索から見てほしい動画なら、検索される言葉が入った、検索可能なタイトルにします。 どちらにするかは、動画を誰が見て、どこで見つけるかを考えて決めます。
説明は、YouTubeのアルゴリズムと視聴者に、動画の内容を伝えるものです。 説明の上部の数行が最初に目に留まるので、ここに動画の内容を書きます。 検索で見つけてもらいやすく、似た動画と区別できるように、動画ごとに独自の説明を付けます。 書き方と入れる項目は、YouTubeの概要欄の書き方で説明しています。
サムネイルは、タイトルと組み合わせて、動画の内容と魅力を伝える画像にします。 タイトルやサムネイルで期待したことと動画の中身が違うと、見始めた視聴者が離れてしまいます。 サイズと作り方は、YouTubeのサムネイルの作り方で説明しています。
してはいけないこと
YouTubeのスパムに関するポリシーでは、視聴者を欺いたり、プラットフォームを操作したりするコンテンツ、メタデータ、行為が禁止されています。 SEO対策のつもりでも、次のことはしないでください。
| 避けること | YouTubeヘルプの説明 |
|---|---|
| 内容と違うタイトル・サムネイル・説明 | 視聴者を欺くタイトル、サムネイル、説明、画像で、謳い文句と違う内容の動画をクリックさせる行為は、悪質なクリックベイトとして禁止されている |
| タグや言葉の詰め込み | 説明にタグを過度に追加すると、スパム、欺瞞行為、詐欺に関するポリシーに違反する。説明的なタグや、何度も繰り返す文を説明欄に並べることも禁止されている |
| 関係のないハッシュタグ | 動画と直接関係のないハッシュタグは追加しない。1つの動画に60個を超えるハッシュタグを付けると、すべてのハッシュタグが無効になる |
| 高評価・視聴回数などの水増し | botや報酬を使って、高評価、視聴回数、チャンネル登録者数を人為的に増やすことは禁止されている。視聴者に高評価、コメント、チャンネル登録をお願いすることは問題ない |
| ほとんど同じ動画の大量投稿 | AIなどの自動化ツールで、似た動画を少しだけ変えて大量に投稿する行為は禁止されている。新しい作成ツールを試すことや、1つの動画からいくつかのバリエーションを投稿すること自体は問題ない |
違反すると、コンテンツの削除や違反警告を受けることがあり、90日以内に違反警告を3回受けると、チャンネルが停止される場合があります。 同じ型の動画を続けて作るときの注意は、YouTube動画の作り方の「同じ型で続けて作るときは、毎回の中身を変える」で説明しています。
出典は、スパムに関するポリシー(YouTubeヘルプ)、YouTube 動画にタグを追加する(YouTubeヘルプ)、ハッシュタグを使用してプレイリストや動画を探す(YouTubeヘルプ)です。
動画の中身で取り組むこと
おすすめでは、見始めた視聴者が続けて見るか、楽しんだかも見られています。 タイトルや説明で見つけてもらっても、動画の中身が期待と違えば、見るのをやめる人が増えます。 ここでは、YouTubeヘルプの説明をもとに、動画を作る段階で取り組めることを3つ紹介します。
最初の30秒で、タイトルとサムネイルの約束に応える
YouTubeヘルプは、視聴者維持率の「イントロ」(最初の30秒が過ぎた後も見続けた割合)が高い場合、最初の30秒の内容が、タイトルやサムネイルを見て視聴者が持った期待と一致していると解釈できると説明しています。 イントロを高める方法として挙げられているのは、タイトルやサムネイルを動画の内容に合ったものにすることと、最初の30秒を変えてさまざまなスタイルを試すことです。 イントロやトップ モーメントは、60秒以上で視聴回数が100回以上の動画で、該当する部分が見つかったときに表示されます。
動画を作るときは、冒頭で、タイトルに書いた疑問にこの動画が答えることを示します。 たとえば、「〇〇のやり方」というタイトルなら、冒頭で、どんな方法をいくつ紹介するのか、見終わると何ができるようになるのかを伝えます。 前置きやあいさつが長いと、最初の30秒の内容が、タイトルを見て期待したこととずれやすくなります。
また、YouTubeヘルプは、視聴者がほとんど離れなかった部分(トップ モーメント)が動画の後半にある場合、魅力的な内容をもっと早く紹介することを検討するよう勧めています。 公開した後は、視聴者維持率のグラフで、見るのをやめた人が多い場面を確かめて、次の動画の構成に生かします。
出典は視聴者維持率を左右する重要なシーンを測定する(YouTubeヘルプ)です。
内容に合った長さにする
YouTubeの見つけやすさのシステムは、絶対的な総再生時間と相対的な総再生時間を指標にして、視聴者のエンゲージメントを判断しています。 YouTubeヘルプによると、大まかには、短い動画では相対的な総再生時間(動画のどれだけの割合が見られたか)が、長い動画では絶対的な総再生時間(何分見られたか)が重要です。 そのうえで、内容に応じて適切な長さの動画を作るよう勧めています。
動画を作るときは、先に伝えることを決め、それを伝えるのに必要な場面だけで構成します。 長くするために話を足したり、伝えることを削って短くしたりせず、内容から長さを決めます。 公開した後は、視聴者維持率で、視聴者が楽しんで見ている時間を確かめ、次の動画の長さや構成を調整します。
出典はYouTube のパフォーマンスに関するよくある質問(YouTubeヘルプ)です。
区切りを見せて、見たい部分へ進めるようにする
説明に時刻と見出しを書くと、動画がチャプターに分かれ、視聴者は見たい部分を見つけやすくなります。 YouTubeヘルプが示すチャプターの条件は、次のとおりです。
- 最初の時刻を00:00にする
- 3つ以上の時刻を、早い順に並べる
- 1つのチャプターの長さを10秒以上にする
チャプターを付けやすくするには、台本の段階で、話題ごとに区切って構成します。 「手順1」「手順2」のように、区切りごとに見出しを決めておくと、そのまま説明のチャプターに使えます。 説明への書き方は、YouTubeの概要欄の書き方の「チャプター(タイムスタンプ)」で説明しています。 チャプターが表示される条件と、表示されないときの確認点は、YouTubeのチャプター(目次)の付け方で説明しています。
出典は動画のチャプター(YouTubeヘルプ)です。
NoLangで作った作例
次のテンプレートは、NoLangで作った、電気ケトルの水あかをクエン酸で落とす方法を解説する動画です。 「電気ケトルの水あかを落としたい」という疑問に答える、約2分18秒の横長の動画です。
電気ケトルの水あか、クエン酸でスッキリ落とす5ステップ
電気ケトルの水あかをクエン酸で落とす方法を、5つの手順で解説する動画を作ってください。
最初の約13秒で、汚れた底と、こすらずにきれいになった様子を見せてから、「使うのはクエン酸だけ」「5ステップで解説」と、この動画でわかることを示しています。 続けて「最後に危ないNGも紹介」と予告し、最後まで見る理由も伝えています。
本編は、水あかの正体、クイズ、用意するもの、5つの手順、仕上がり、やってはいけないこと、まとめの順に区切っています。 場面の長さは内容によって違い、いちばん長いのは5つの手順の場面(約38秒)です。 手順の場面では、画面の左上に「STEP 1」から「STEP 5」までを表示しています。 この区切りをもとに、説明に次のようなチャプターを書けます。
00:00 水あかはクエン酸だけで落とせる
00:12 水あかの正体
00:28 クイズ:重曹とクエン酸、効くのはどっち?
00:40 用意するものと5つの手順
01:33 やってはいけないこと
01:58 まとめ
用意するもの(約7秒)と仕上がり(約8秒)は10秒に満たないので、手順と合わせて1つのチャプターにまとめています。 「このテンプレートで作る」から、同じ構成で、5つの手順で説明できる題材の解説動画を作れます。
企画から台本、素材、投稿前の確認まで、YouTube動画を作る流れはYouTube動画の作り方で説明しています。
効果を確かめる:YouTubeアナリティクスで見る指標
対策の効果は、YouTubeアナリティクスで確かめます。 主に見る指標と、それぞれでわかることは次のとおりです。
| 指標 | わかること |
|---|---|
| インプレッション | サムネイルが視聴者に表示された回数。サムネイルの50%以上が1秒以上画面に表示されたときに数えられる |
| インプレッションのクリック率 | サムネイルを見た視聴者が、動画を見た割合 |
| トラフィックソース | 視聴者がどこから動画にたどり着いたか(ブラウジング機能、関連動画、YouTube検索など) |
| YouTube検索の検索語句 | 検索から来た視聴者が使った言葉。[リーチ]タブの「トラフィック ソース: YouTube 検索」で見られる |
| 平均視聴時間・平均視聴率 | 1回の視聴で、平均してどれだけの時間、動画のどれだけの割合が見られたか |
| 視聴者維持率 | 動画のどの部分で見るのをやめたか、どの部分が繰り返し見られたか。「イントロ」で最初の30秒の後も見続けた割合がわかる |
どの段階でつまずいているかを切り分ける
動画が表示されてから見終わるまでの順に、指標を見てどの段階でつまずいているかを切り分けると、直すところを決めやすくなります。
- 表示されているか:インプレッションとトラフィックソースを見ます。検索からの表示が少なければ、検索される言葉と、タイトル・説明の言葉が合っているかを見直します。
- 選ばれているか:インプレッションのクリック率を見ます。タイトルとサムネイルが、動画の内容と見る人の知りたいことを伝えているかを見直します。
- 見続けられているか:平均視聴時間と視聴者維持率を見ます。冒頭がタイトルの約束に応えているか、長さと構成が内容に合っているかを見直します。
YouTubeヘルプは、タイトルとサムネイルの効果を、公開後の最初の24時間のホームとおすすめでのクリック率で確かめる方法を紹介しています。 インプレッションが平均より多い動画で、この数値を見ます。 直すときは、どの変更が結果に表れたかがわかるように、一度に変えることを絞ります。
出典は、YouTube のサムネイルのインプレッションと総再生時間を確認する(YouTubeヘルプ)、YouTube 動画のリーチについて理解する(YouTubeヘルプ)、サムネイルとタイトルに関するヒント(YouTubeヘルプ)です。
NoLangで動画を作り、YouTubeに投稿する
NoLangでは、作りたい動画の内容を入力すると、ナレーションと字幕の入った動画ができます。
完成した動画は、NoLangの動画のページの[投稿]から、YouTubeへ直接アップロードできます。 投稿画面では、タイトル、説明、タグ、カテゴリー、サムネイル、公開設定、予約投稿を指定できます。 「検索される言葉を調べる」で決めた主な言葉を、タイトルと説明の冒頭に入れて投稿します。 投稿の手順は、YouTubeに動画をアップロードする方法の「NoLangからYouTubeへ直接投稿する」で説明しています。
会社のYouTubeチャンネルで発信を続けるなら、投稿する動画をNoLangで作る方法もあります。 SAPの専門情報メディアのSAPラボでは、記事の内容を台本にした解説動画をNoLangで作り、YouTubeに投稿しています(導入事例)。 会社での使い方はお問い合わせから相談でき、詳しい資料は下のボタンから請求できます。
資料をダウンロード